中国輸入代行におすすめの業者5選!利用するメリットや選び方も解説

中国輸入は、少ない資金から始められる話題のビジネスです。

しかし、言語や文化の違いから、輸出入のトラブルが不安という方もいるでしょう。

そこで活用したいサービスが、「中国輸入代行サービス・業者」です。

本記事では中国輸入代行サービスについて紹介します。

おすすめの業者やメリットも詳しく解説しているので、導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

中国輸入代行サービスとは?

中国輸入代行サービスとは、中国から商品を仕入れるために必要な手続きを代行してくれる業者です。

輸入者の代わりに以下のような業務をしてくれます。

  • 条件に合わせて商品をリサーチ
  • 現地の中国人セラーとの交渉
  • 発送前の検品業務
  • 輸出入にかかわる通関業務

これらの業務を個人で対応するには、専門的な知識とノウハウが必要になります。

輸入代行サービスなら複雑な業務をすべて請け負ってくれるため、中国輸入ビジネスが初めての方でも安心して利用できるでしょう。

関連記事:越境ECの発送代行サービスとは?メリット・デメリットや選び方を解説

輸入代行サービスの仕組みと利用方法

輸入代行サービスを利用する基本的な流れを紹介します。

  1. 仕入れたい商品を探して代行業者に依頼
  2. 代行業者に商品代金と手数料を支払う
  3. 代行業者が中国のセラーに手続きして商品を発注
  4. 発注商品を現地で受け取り検品をおこなう
  5. 日本へ向けて発送
  6. 通関手続きをおこない輸入者の元へ納品

輸入者は、仕入れたい商品を業者に伝えて料金を支払えば、中国現地での発注や検品、発送作業まで代行してもらえます。

また業者によっては、複数梱包やトラブル対応など、幅広くサービスを展開しています。

ただし、通関時に生じる関税は、輸入者に支払いが課せられるため注意してください。

中国輸入代行サービスの必要性

個人で中国輸入ビジネスをおこなうのは、予想以上に大変です。

言葉の壁はもちろん、文化の違いによるトラブルも頻繁に起こります。

代行業者を介さず中国ECサイトのセラーと取引する場合は、トラブルにも自力で対応しなければなりません。

商品リサーチや輸入手続きなどの業務もあるなかで、対応に時間を奪われてしまうのは非効率といえるでしょう。

しかし輸入代行業者を利用すれば、仕入れから輸入手続き、トラブル対応まで一連の業務を委託できます。

空いたリソースを商品販売の準備に回して、業務の効率化も図れます。

中国に信頼できる業者や販売ルートを持っていない限りは、代行業者が必要不可欠となるでしょう。

中国輸入代行サービスを利用するメリット

代行サービスに頼らず、自力で進めていきたい方もいるでしょう。

しかし中国輸入では、言語や文化の違いによるトラブルが生じやすいため、個人で対応するには限界があります。

そのため、中国輸入ビジネスを効率よくおこなうのであれば、代行サービスの利用がおすすめ。

ここでは、代行サービスを利用するメリットを6つ紹介します。

  1. ECサイト以外の商品もリサーチ可能
  2. 配送コストを安く抑えられる
  3. 輸入前に中国で検品してくれる
  4. 中国語のスキルがなくても取引できる
  5. 通関業務を代行してもらえる

代行サービスの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

1.ECサイト以外の商品もリサーチ可能

中国輸入の代表的な仕入先は、タオバオ(淘宝)やアリババ(1688.com)などのECサイトです。

しかし、リサーチの対象がECサイトしかない場合、同じような商品しか出てこないケースも考えられます。

一方、代行サービスを利用すれば、タオバオやアリババはもちろん、中国にあるすべての工場から、希望に沿った商品のリサーチが可能になります。

2.配送コストを安く抑えられる

代行業者によっては、大手航空会社と業務提携を結んで、特別料金で輸入配送するところもあります。

個人で仕入れる場合は、通常料金で輸入する必要がありますが、代行業者を利用すれば、配送コストを安く抑えられます。

3.輸入前に中国で検品してくれる

中国からの輸入品には、パーツ不足や数量違いなどの不良品が多いといわれています。

これは、日本と中国の文化の違いや、返品基準の認識が異なることが原因です。

輸入された後で商品の不良が発覚しても、必ず返品できるとは限りません。

輸入期間中に通販の返品期限が終了していたり、多額の返送料がかかったりして、思うように返品できない可能性もあります。

しかし輸入代行サービスは、現地での検品にも対応してくれるため、商品が不良品のまま輸入されるのを防止できます。

4.中国語のスキルがなくても取引できる

ECサイトを利用した場合でも、在庫確認や価格交渉で、中国語でのコミュニケーションが求められます。

簡単な文章であれば、自動翻訳機能を利用することで対応可能です。

しかし、輸入交渉では中国語のネット用語が頻繁に使われるため、翻訳機能だけで賄うのは困難です。

また、不良品や商品未着などのトラブルがあった場合は、中国人セラーと直接やり取りする必要があります。

代行サービスは中国人セラーと直接やり取りが可能なため、輸入者に言語スキルがなくても安心です。

5.通関業務を代行してもらえる

中国から商品を輸入する際には、通関処理が必要です。

しかし、関税の計算や通関書類の作成は複雑で、慣れていない方は多くの時間を要します。

また、輸入した商品が税関検査で引っかかると、商品を押収されてしまいます。

しかし代行サービスを利用すれば、複雑な通関業務もすべて一任できます。

手続きに慣れているため、トラブルが起きてもスムーズに対応してくれるでしょう。

中国輸入代行サービスを選ぶポイント

続いては輸入代行サービス選びのポイントについて解説します。

  • 輸入実績が豊富にあるか
  • 料金体系が明確か
  • トラブルに対応してくれるか

輸入ビジネスが初めての方でも業者選びで失敗しないよう、詳しく解説していきます。

1.輸入実績が豊富にあるか

実績が豊富な代行サービスは、独自のノウハウが確立されているため、輸入者に対して的確なアドバイスをしてくれます。

たとえば、輸出入が規制されている商品の見極めが難しい場合も、これまでの経験を踏まえたうえで正しくサポート。

輸入実績は、ホームページやSNSなどで公開されているので、サービスを選ぶ際は事前に確認しましょう。

関連記事:海外発送できる代行サービス7社を比較!選び方のポイントとは

2.料金体系が明確か

料金体系があいまいな業者を利用すると、説明のない費用を請求されるなどのトラブルが起こる可能性があります。

代行サービスを選ぶ際は、ホームページに料金の内訳が明確に公開されているところを選びましょう。

3.トラブルに対応してくれるか

中国から商品を輸入する際は不良品や未着、在庫切れなどのトラブルが度々起こります。

そのようなトラブルが起こった際に、現地のセラーと返品や返金の交渉をしてくれるサービスを選びましょう。

返品・返金に対応しているかは、ホームページや利用規約で確認できます。

おすすめの中国輸入代行サービス5選

中国輸入代行サービスは数多くあり、業者によって対応の幅や配送料、手数料が異なります。

ここからは、中国輸入をスムーズに進めてくれる、おすすめの輸入代行サービスを5社紹介します。

  • タオバオ直行便
  • タオバオ新幹線
  • ひなか
  • イーウーマート
  • 淘太郎

それぞれの特徴も解説しているので、ぜひ参考にしてください。

THE直行便(タオバオ直行便)│発注量が多い企業におすすめ

THE直行便(タオバオ直行便)は、日本における中国輸入代行サービスの最大手です。

月間輸出貨物点数は1,500万点超え。

日本や韓国、アメリカなど50か国への発送実績もあります。

リサーチから交渉、検品、納品まですべての業務を代行してくれるため、輸入手続きを業者に丸投げしたい方におすすめです。

また、BASEやAmazonとAPI連携できるシステムも展開しているため、受注情報や在庫データを一元管理したい場合にも最適でしょう。

発注量が多く、輸入におけるすべての業務を任せたい場合に適しています。

【THE直行便の料金プラン】

月額料金1,980円~
買付手数料無料
代行手数料無料~
参考元:THE直行便

タオバオ新幹線│BASEショップ連携システムを保有

タオバオ新幹線の大きな特徴は、BASEショップ連携システムを保有していることです。

BASEで売れた商品をそのまま中国から仕入れて、日本のエンドユーザーまで届けます。

また、公式サイトでは、タオバオやアリババに掲載されている商品を検索できます。

ネットショッピング感覚で買い付けをおこなえるのも魅力の一つ。

中国と日本に事務所があり、日本語オペレーターによるサポートが受けられるので、中国語のスキルがなくても安心でしょう。

【タオバオ新幹線の料金プラン】

月額料金無料~
買付代行手数料11,000円未満:500円
11,000円以上:商品代金の5%
参考元:タオバオ新幹線

ひなか:料金体系がシンプル

ひなかは、中国に事務所を構える輸入代行サービス。

タオバオやアリババ、ジンドンなどのECサイト商品の仕入れを代行してくれます。

料金体系がシンプルでわかりやすいのが特徴です。

コストを抑えて輸入ビジネスをおこないたい方や、小ロットでの仕入れを希望している方に適しています。

【ひなかの料金プラン】

月額料金ホームページに記載なし
代行手数料10,000円未満:500円
10,000円以上:商品代金の5%
参考元:ひなか

イーウーマート:Amazonで販売したい企業に最適

イーウーマートは、Amazonで商品を販売したい方に適した代行サービス。

Amazon FBAとイーウーマート FBA納品代行サービスを利用すると、仕入れるだけで自動的に販売してくれます。

輸入販売を自動化できるため、効率重視の方には魅力的でしょう。

ただし、有料会員制のため、発注数量が少ない、小ロットを希望する輸入者には不向きです。

【イーウーマートの料金プラン】

月額料金初回1か月目:無料
2か月目以降:21,670円
代行手数料0%
参考元:イーウーマート

淘太郎:日本で唯一の公式代理店

淘太郎(タオタロウ)は大量発注に適した代行サービスです。

義烏(イーウー)市場サイトの日本で唯一の公式代理店のため、大規模な商品の取り扱いに慣れています。

通常納品はもちろん、FBA直送や船便コンテナにも対応しています。

また、大量ロットを発注した企業の商品検品を提携会社に委託することで、より厳格な体制を整えています。

【淘太郎の料金プラン】

月額料金無料または30,000円
代行手数料無料会員:商品代金の5%
月額会員:30,000円 / 月
参考元:淘太郎

代行サービスを利用せず輸入する方法

「代行サービスを利用するコストが惜しい。初心者だからまずは試しで始めたい」

このような場合は代行サービスを介さず、個人で輸入するとよいでしょう。

代行サービスを利用せず商品を輸入する方法は2種類あります。

  • ネット購入
  • 現地購入

代行サービスを利用せず個人で輸入したい方は、ぜひ参考にしてください。

ネット購入

個人事業主として中国輸入ビジネスをしている多くの人は、中国のECサイトを経由して商品を仕入れています。

代表的なECサイトは、以下の4つです。

  • 淘宝網(タオバオ)
  • 1688.com(アリババ)
  • 一淘网(イータオ)
  • AliExpress(アリエクスプレス)

日本にいながら仕入れができるので、コストを抑えたい個人事業主におすすめの方法です。

ただし、ECサイトによっては海外発送不可だったり、中国の銀行口座を持っていないと購入できなかったりします。

利用する前に、日本への輸入は可能か確認しましょう。

現地購入

現地に出向いて直接商品を仕入れる方法もあります。

ECサイトで仕入れをおこなう際、実物の確認まではできないません。そのため、自分のイメージと違う商品が届くこともあります。

その点、現地購入商品は実際に自分の目で見て確かめることができます。

ただし、中国人セラーとの交渉が必要になる場面も出てきます。

中国語のスキルがない方には難易度が高いでしょう。

まとめ:中国輸入ビジネスは代行業者の利用がおすすめ

中国輸入ビジネスでは、言語や文化の違いから、さまざまな問題が起こります。

個人で直接取引をする場合は、トラブルにも自力で対応しなければなりません。

しかし、代行業者を利用すれば仕入れや輸入手続き、不良品対応まですべての業務を任せることができます。

中国輸入ビジネスを効率よくおこないたいのであれば、代行業者の利用を検討するとよいでしょう。

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