ドコモ法人契約のメリットとデメリット!必要書類や手順も解説

会社の連絡手段に法人用の携帯電話は欠かせません。

法人携帯を導入するメリットは、経費計上や法人専用のサービスを契約できることです。

しかし現在では、大手通信会社から格安SIMまで数多くの事業者からサービスが提供されており。各社の料金やサービスの比較、契約手続きを調べるのが億劫になっている方も多いでしょう。

そこでこの記事では、ドコモ法人契約のメリットやデメリット必要書類などを詳しく紹介しています。

法人携帯の導入を検討している方に役立つ内容を解説しておりますので、ぜひ参考にしてください。

ドコモ法人契約とは?個人プランとの違い

法人契約とは、会社名義や法人名義で携帯回線を契約し、従業員が業務用に利用できる形態を指します。個人契約では利用者個人の名義となるため、経費計上や請求の一括管理、通話定額のグループ適用といった法人特有のメリットが得にくい点が異なります。

また、法人向け割引やセキュリティ管理ツールなど、法人名義でないと利用できない専用サービスも数多く存在するため、ビジネス利用に特化した使い方が可能になるのが特徴です。

ドコモ法人契約の料金体系は3つで構成される

ドコモ法人契約の料金体系は、下記3つの要素で構成されています。

  • 基本料金と呼ばれる「料金プラン」
  • 契約者の利用状況に応じた「割引・特典」
  • 使い方に合わせてカスタマイズ可能な「オプション・サービス」

それぞれ具体的な内容を解説します。

料金プラン

料金プランの中身は、「通話の基本料金」と「データ通信料金」の2つ。

現在、ドコモで提供している料金プランは、通話の基本料金とデータ通信料金がセットになった一体型です。

従来は、無料通話分が付属した通話の基本料金と、自身が使うデータ容量からプランを選択する形でした。しかし、LINEなどデータ通信の仕組みを活用した通話が主流となった背景から、一体型が提供されるようになりました。

続いて、プランの詳細を紹介します。

5Gギガホプレミア/ギガホプレミア・5Gギガライト/ギガライト

ドコモでメインで扱っている料金プランが次の通り。

  • 5Gギガホプレミア/ギガホプレミア
  • 5Gギガライト/ギガライト

ギガホ、ギガライトの頭に「5G」が付いているプランは、通信速度の5Gに対応した商品のみ契約できるプランです。

ギガホプレミア/ギガホプレミア、5Gギガライト/ギガライトを総じて「ギガプラン」と呼びます。

また、ギガプランであれば誰でもテザリングが無料でできるため、パソコンを外で使う方におすすめです。

5Gギガホプレミア/ギガホプレミア

5Gギガホプレミアの基本情報は以下の通りです。

無制限3GB
月額料金7,315円5,665円
みんなドコモ割1,100円割引1,100円割引
ビジネスメンバーズ割187円割引187円割引
合計6,028円4,378円
社内通話無料(国内通話)
その他の国内通話:22円/30秒
SMS送受信:1回あたり3.3円〜
国内SMS:1回あたり50円〜

5Gギガホプレミアムの特徴はデータ容量無制限で利用できること。

テザリングも無料なので、パソコンを持ち出して頻繁に使う方におすすめです。

ギガホプレミアの基本情報は以下の通りです。

60GB3GB
月額料金7,205円5,555円
みんなドコモ割‐1,100円-1,100円
ビジネスメンバーズ割-187円-187円
合計5,738円4,268円
社内通話無料(国内通話)
その他の国内通話:22円/30秒
SMS送受信:1回あたり3.3円〜

※上記は全て税込

ギガホプレミアの特徴は、データ容量60GBまで利用できること、容量超過しても1Mbpsでデータ通信可能なことの2つ。テキストベースの送受信は問題なくできます。

5Gギガライト/ギガライト

5Gギガライト/ギガライトの基本情報は以下の通りです。

利用可能データ量月額料金
<ステップ4>~7GB6,765円
<ステップ3>~5GB5,665円
<ステップ2>~3GB4,565円
<ステップ1>~1GB3,465円
社内通話無料(国内通話)
その他の国内通話:22円/30秒
SMS送受信:1回あたり3.3円〜
国内SMS:1回あたり50円〜

※上記は全て税込

5Gギガライト/ギガライトはご自身の利用したデータ量に合わせた金額が請求されます。容量が大きくなるほど割高になるため、データ使用量が少ない方におすすめです。

はじめてスマホプラン(既存で法人契約を持っている方向け)

はじめてスマホプランとは、ドコモのFOMA契約者か他社で3G回線の商品を契約している方が、ドコモの5GまたはXiに対応した商品を契約した場合に対象となるプランです。

ドコモ・他社問わず法人契約でガラケーを使われている方が、ドコモのスマホを購入すれば契約できます。

はじめてスマホプランの基本情報は以下の通りです。

1GB
月額料金1,815円
はじめてスマホ割550円割引
ビジネスメンバーズ割187円割引
合計1,078円(13ヶ月以降:1,628円)
社内通話無料(国内通話)
そのほかの国内通話(5分以内):無料
そのほかの国内通話(5分以上):22円/30秒
SMS送受信:1回あたり3.3円~
国内SMS」1回あたり50円〜

はじめてスマホプランは、現在ガラケーを持っている方が初めてスマートフォンを利用される方向けで、利用可能なデータ容量も1GBと少なめです。

容量が少ない分、メールの送受信以外での利用は難しいでしょう。しかし、5分以内の通話が無料なので、頻繁に通話をする方におすすめです。

ケータイプラン(フィーチャーフォン向け)

ケータイプランは、フィーチャーフォン(ガラケー)専用のプランです。

ケータイプランの基本情報は以下の通りです。

データ容量100MB
月額料金1,507円
ビジネスメンバーズ割187円割引
合計1,320円
社内通話無料(国内通話)
その他の国内通話:22円/30秒
SMS送受信:1回あたり3.3円~
国内SMS:1回あたり50円~

スマートフォンのように外でネット検索や勤怠管理アプリなどを使わない、電話利用が中心の方におすすめです。

関連記事:法人携帯でガラケーを契約するメリット・デメリットを解説

5Gデータプラス/データプラス

5Gデータプラス/データプラスはギガプランを契約している場合、月額1,100円(税込)でデータ通信専用で契約が可能となるサービスです。

通話利用ができる料金プランのペア回線として契約するため、データプラスのみの契約はできません。

細分化された料金プラン

ドコモには大容量プランだけでなく、通話が中心のガラケー向け「ケータイプラン」や、3G回線から初めてスマホに切り替える場合に適した「はじめてスマホプラン」、タブレットやルーター用の「データプラス」など細分化したプランがあります。

利用スタイルに合わせて最適なプランを選ぶことで、コスト削減と利便性を両立しやすくなります。

割引・特典

割引・特典は、契約者の利用条件を満たしている場合に受けられるサービス。詳細は以下の通りです。

割引内容条件
ビジネスメンバーズ割187円割引ビジネスメンバーズに登録
ビジネス通話割引グループ内の通話料金定額同一法人名義内のグループに所属
みんなドコモ割2回線:550円割引
3回線以上:1,100円割引
同一法人名義のスマホを2つ以上契約
はじめてスマホ割最大12ヶ月550円割引はじめてスマホプラン申し込み

サービスにより申込要否が分かれているため、それぞれの内容を説明します。

ビジネスメンバーズ割(法人契約専用)

ビジネスメンバーズとは、法人契約される方なら誰でも加入できる会員プログラム。入会金・年会費は無料です。

加入するとポイントが貯まるようになり、契約回線やドコモが指定する対象サービスの料金に充当できます。

なお、ビジネスメンバーズに入れば自動的に特典が適用され、毎月187円の割引が受けられます。

ビジネス通話割引(法人契約専用)

ビジネス通話割引は、同一法人名義で契約された回線同士の通話料金が24時間無料、もしくは定額で利用できる割引サービスです。

回線数ごとの基本情報は以下の通りです。

契約回線数(1グループあたり)2〜3031〜100101〜1,000
定額料(1回線あたり)無料525円734円
グループ内の国内通話・電子メールは24時間定額
グループ外は10%〜30%割引

ビジネス通話割引は入って損のないサービスのため、複数回線の契約を考えている方におすすめです。

特典は法人名義のスマートフォンを契約する度に該当のグループへ申し込みが必要です。

みんなドコモ割

みんなドコモ割は、ギガプランを契約した回線数が2つ以上ある場合に適用される割引サービスです。

契約回線数1回線2回線3回線
割引額0550円1,100円

複数の回線を申し込みされた場合、自動で適用されます。

はじめてスマホ割

はじめてスマホ割は、料金プランの「はじめてスマホプラン」を契約した方に自動で適用されるサービスです。

最大12ヶ月間、月額料金が550円(税込)割引になります。

はじめてスマホプランは1,815円(税込)ですが、はじめてスマホ割が自動で適用されるため、契約から12ヶ月は1,265円(税込)で利用できます。

その他の法人向け割引・オプション

・ビジネスメンバーズ割
 法人向けの「ビジネスメンバーズ」に入会すると、月額料金から187円割引を受けられます。

・副回線サービス
 1台のスマホにプライベート用・業務用など2つの番号を持てるサービスで、法人利用では固定電話代わりに活用するケースもあります。

・ビジネス通話割引(社員間通話無料)
 同一法人名義の回線同士で24時間通話料が無料or大幅割引になるサービス。複数回線を契約するなら必須級です。

オプション・サービス

オプション・サービスは契約者の利用に合わせてカスタマイズできるサービス。詳細は以下の通りです。

  • ギガプラン上限設定オプション
  • 5G SA
  • ビジネスdアカウント
  • 法人サポート向けサービス

それぞれのサービスを詳しく説明します。

ギガプラン上限設定オプション

ギガプラン上限設定オプションは、5Gギガライト/ギガライトに加入する方は好きなタイミングで速度制限(最大128kbps)をかけられるサービスです。

例えば、ギガライトは最大7GBまで利用できます、しかし料金を抑えたい方は3GBのタイミングで速度制限をかけることで料金の高騰を防げます。

無料で申し込めるため、使いすぎたくない方は事前に申請するとよいでしょう。

5G SA

5G SAは、通常の5G通信よりも高速・大容量のデータ通信を可能にしたサービスです。

通常はベストエフォートで通信されており、人混みなどで通信の送受信数が多くなると、通信速度が低下します。

その点、このサービスを使えば人混みでも高速通信を維持できるため、都内など人が密集するエリアで活動する方におすすめです。

ビジネスdアカウント

ビジネスdアカウントとはドコモが提供する法人向けの共通IDサービスです。
従業員が利用する複数の回線や各種クラウドサービスを一括で管理しやすくなり、セキュリティも強化できます。たとえば2段階認証やパスワードレス設定を導入可能なため、不正アクセスや情報漏えいリスクを低減できます。

また、ビジネスdアカウントを用いることでドコモビジネスメンバーズ割などの会員向け特典が適用されたり、ビジネスで利用するクラウド系のオプションをスムーズに追加・管理できるのもメリットです。

契約者単位で発行され、共有のIDで各種サービスなどが利用できます。

幅広いサービスが揃っておりますので、詳細は公式サイトをご覧ください。

法人向け端末管理サービス

社用スマホのセキュリティを強化したい場合、「あんしんマネージャー」や「あんしんマネージャーNEXT」が便利です。管理者が遠隔で端末ロックしたり、利用可能な機能・アプリを制限できるため、紛失や盗難時の情報漏えいリスクを軽減できます。

また、24時間365日ドコモが代行でロックや遠隔初期化を行う「ビジネス端末レスキュー」もあるため、特にセキュリティを重視する企業におすすめです。

法人サポート向けサービス

ドコモはITツールやAIやIoTのサービスまで、顧客の要望に幅広く対応できるようなサービスが揃っています。

スマホやタブレットの利用だけでなく、業務のサポートもお願いしたい方におすすめです。■サービス・ソリューション

ドコモ法人契約で通信コストを削減するポイント

ドコモの法人契約では、「プランの最適化」「法人向け割引の活用」「長期契約・複数回線契約」の三本柱で通信コストを大幅に圧縮できます。まず、データ使用量や通話時間を分析し、 ギガホ/ギガライト など必要容量に合ったプランへ見直すことでムダを防ぎます。さらに、ビジネスメンバーズ割(187円/回線)やみんなドコモ割(最大1,100円/回線)を併用すれば、1回線あたり毎月1,000円以上の固定費削減も可能です。複数年契約と回線集約を同時に行うと、初期費用ゼロで導入できるケースも多く、キャッシュアウトを最小化しながら導入できます。

ドコモで法人契約する5つのメリット

ここまでドコモが提供するサービスについて紹介しました。

次にドコモで法人契約をするメリットについて解説します。

  • 山間地帯でも繋がる高品質な通信
  • 法人の人員規模に合わせた選べるシンプルな料金プラン
  • ドコモ独自のクラウドサービスが無料で利用可能
  • 安心・安全なセキュリティ対策
  • 充実の商品ラインナップ

それぞれ詳しく見ていきましょう。

山間地帯でも繋がる高品質な通信

ドコモは元々、国が担っていた通信サービスを民主化した経緯があるため、基本的に全国どこでも使える環境が整っています。

特に山や海、川などの自然が多いエリアでも電話が繋がりやすいことが、ドコモ回線の強みの1つです。

法人の人員規模に合わせた選べるシンプルな料金プラン

ドコモは高額の大容量プラン、低〜中容量でデータ利用量に合わせて支払うプランの2つで構成されています。

オフィス勤務のため基本は通話がメインの方は5Gギガライト/ギガライトを。外での作業が多い営業職の方はギガホプレミアムを契約するなど、働き方に合わせて選べます。

また、各契約数ごとにプランを選べることはもちろん、ギガプランを選べばどのプランでも全員ドコモ割の対象になります。

そのため回線を3つ以上契約すれば、それぞれから1,100円ずつ値引きが受けられることがポイントです。

ドコモ独自のクラウドサービスが無料で利用可能

法人契約をすれば、独自のクラウドサービス「ドコモクラウド」が利用できます。

ドコモの管理サーバー内にデータを保管できるため、万が一スマートフォンを無くしたり、壊したりしても安心です。

ドコモクラウドは5GBまで無料。追加料金を支払えば110円で10GB、275円で25GB、440円で50GBまで増やすことができます。

安心・安全なセキュリティ対策

ドコモでは、ネットやメールのウィルス対策から管理する端末を一括管理できる「あんしんマネージャーNEXT」、災害時従業員の安全が確認できる「安否確認機能」などが提供されています。

【提供されるセキィティサービス一覧】

  • あんしんマネージャーNEXT:管理者が機能制限など法人端末を一括管理
  • アクセス制限サービス:不必要なサイトへアクセス制限できる
  • 紛失故障サポート:紛失や故障時に端末の修理費用全額または一部免除
  • 迷惑メール対策:サーバー上で迷惑メールが届かないよう制御
  • ウィルス対策:ウィルス検知時にお知らせ、ウェブ利用時に警告のアナウンス
  • 緊急速報メール機能:スマートフォンに地震などの緊急速報のメール受信
  • 災害用安否確認機能:管理者に安否確認メールの送信機能

充実の商品ラインナップ

ドコモはiPhone・Androidともに取り扱っています。

また、ハイエンド・スタンダードモデルに細分化されており、使い方に合わせて端末を選べます。

スマートフォンが他社より豊富に用意されています。

富士通社が販売するアローズのスタンダードモデル、サムスンが販売するギャラクシーのウルトラシリーズはドコモのみで取り扱っています。

法人向け機種の例


・カメラレス端末:セキュリティが厳重な現場や機密情報を取り扱う業務で便利
・タフネススマートフォン:耐衝撃・防塵防水性能が高く、屋外や作業現場向き
・ビジネス向けスマホ (arrows、Galaxyシリーズ など):大画面やペン操作対応、独自の生体認証機能など
・5G対応ハイスペック機種:データ通信量が多い業務、動画会議やAR/VRなど活用したい企業向け

これら端末はいずれも法人名義で購入することで、リース契約や一括管理がしやすくなり、端末故障時の修理対応やサポートも法人窓口経由でスムーズに進められます。

法人に特化した法人携帯の用意もある

ドコモは法人に特化したスマートフォンも用意しています。

法人契約の場合、業務に必要な機能だけ搭載した携帯を求められることがあります。

そのため、法人携帯にはカメラレスのフィーチャーフォン、壊れづらく頑丈さを売りにしているスマートフォンも用意しています。

幅広いラインナップがあるため、どのように活用したいかをしっかり検討した上で選びたいですね。

法人携帯の活用方法

法人携帯は単に社用スマートフォンとして通話やメールを行うだけでなく、業務効率化やコスト削減に役立つ様々な活用方法があります。

業務効率化の実現

法人携帯にグループウェアやチャットツールを導入することで、外出先からでも社内のスケジュールを共有・更新でき、リアルタイムなコミュニケーションが可能になります。

また、各種クラウドストレージと連携させることで、社外から資料へアクセスできるため、営業活動やテレワークの効率も格段に向上します。

支払い処理の簡素化

経費精算や交通費の精算をアプリ化し、法人携帯で完結できるようにすれば、精算処理の手間や紙ベースの資料作成を大幅に削減可能です。

クラウド会計サービスと連携させておけば、従業員が撮影した領収書画像を自動で取り込み、経理担当者の処理負荷を軽減できます。

セキュリティ対策の強化

あんしんマネージャーNEXTのようなMDMサービスを活用することで、万一の紛失・盗難時の遠隔ロックや機能制限が行え、機密情報の漏えいリスクを低減します。

業務に不要なアプリやサイトへのアクセスを制限できる機能もあるため、情報漏えい対策やウィルス感染防止に役立ちます。

業務効率化に役立つドコモの機能・サービス

ドコモ法人スマホを活用すると、「業務専用アプリ連携」「リモートワーク強化」「高度なセキュリティ統合」の三方面で業務効率が飛躍的に向上します。たとえば社内グループウェアやSFAアプリをクラウド経由で連携させれば、外出先からでも案件・在庫・勤怠をリアルタイムに共有可能です。また、遠隔ロックやアプリ制限を備えるあんしんマネージャーNEXTを併用すれば、情報漏えいリスクを抑えつつ端末運用を自動化できます。これらは追加費用が少なく導入でき、現場・管理部門双方の工数削減に直結します。​​

ドコモで法人契約するデメリット

続いて、ドコモ法人契約のデメリットについてお伝えします。ドコモ法人契約は、必要書類が多いことがデメリットです。

下記にて詳しく解説します。

法人契約は必要書類が多い

法人契約をする際、必要書類が4つあります。

特に法人を証明する書類、法人と個人の関係性を証明する書類の両方必要なので、注意しましょう。

【必要書類】

  1. 法人を証明する書類
  2. 個人を証明する書類.運転免許証などの個人を証明する書類
  3. 法人と個人の関係性を証明する書類
  4. 毎月の料金支払いをするもの

まず、個人と法人が存在することを証明する書類を提示。

そして、個人と法人の関係性を示す書類を見せることで両者の繋がりが明らかになり契約ができます。

続いて、それぞれのパターンで必要書類を見ていきます。

新規契約、乗り換え時に必要な書類(未契約または他社利用中

法人を証明する書類
(いずれか1点)
登記簿謄本・印鑑証明
個人を証明する書類
(いずれか1点)
運転免許証・マイナンバーカード
法人と個人の関係性を証明する書類社員証・名刺・代表者からの委任状(必要があれば)
MNP予約番号
(乗り換え時)
MNP予約番号
支払い方法クレジットカード・キャッシュカード・預金通帳および印鑑

新規契約時は4つの書類で契約できますが、他社から乗り換える場合は契約と同時に「MNP予約番号」が必要です。

MNP予約番号は、契約している通信会社のコールセンターもしくは窓口で発行できます。

機種変更時に必要な書類(ドコモ契約中)

法人を証明する書類
(いずれか1点)
登記簿謄本・印鑑証明
個人を証明する書類
(いずれか1点)
運転免許証・マイナンバーカード
法人と個人の関係性を証明する書類社員証・名刺・代表者からの委任状(必要があれば)
利用中の携帯電話携帯電話本体
支払い方法クレジットカード・キャッシュカード・預金通帳および印鑑

機種変更時は4つの書類に加えて、「利用中の携帯電話」が必要です。

機種変更前の端末とUIMカードも必要なので、注意しましょう。

解約時に必要な書類(ドコモを契約中

法人を証明する書類
(いずれか1点)
登記簿謄本・印鑑証明
個人を証明する書類
(いずれか1点)
運転免許証・マイナンバーカード
法人からの委任を証明する書類代表者方の委任状(必要があれば)
UIMカード利用中のUIMカード・ドコモeSIMカード

解約の際は法人と個人を証明する書類とUIMカードで手続きできます。

特に解約する携帯のUIMカードを持っていき忘れやすいので注意しましょう。

会社の代表以外が契約する場合、委任状が必要

会社の代表以外が契約する際は委任状が必要です。

法人は代表者が作ったものであり、意向なしでは契約ができません。

代表者が忙しい場合は、総務部門など端末を管理している部署の委任状があれば契約できます

代理人に依頼際は、事前に書類を確認しておきましょう。

その他の注意点

・ahamoプランは利用不可
ドコモの格安オンラインプラン「ahamo」は法人名義で契約できません。ビジネスで通信コストをさらに抑えたい場合、別の格安SIMや大容量プランのシェアなどを検討する必要があります。

・dポイントクラブの法人名義利用が非対応
個人のdアカウントで貯められるdポイントとは別に、法人としてポイントを集約できないケースがあるため、ポイントの扱いは注意が必要です。

・個人事業主は「法人契約」扱いが不可
法人登記がない個人事業主の場合、実質的には個人名義契約となるため、法人専用の割引や一部機能を使えないことがあります。

ドコモ法人契約の申し込み方法

ドコモ法人契約を行う際は、以下3ステップで手続きするのが一般的です。

1.必要書類の準備
・登記簿謄本または印鑑証明
・代表者や担当者の本人確認書類(運転免許証等)
・社員証や名刺(代表者以外が契約する場合、委任状も必要)

2.窓口へ申し込み
・ドコモショップの法人窓口
・ドコモビジネスコネクトセンター
・代理店・オンラインショップなど

3.開通・利用開始
・SIMカードや端末の受け取り後、実際に回線を開通し動作確認を行う

書類不備があると受け付けてもらえないケースもあるため、事前に必要書類をしっかり確認し、余裕を持って手続きすることが重要です。

その他の手続き

・機種変更
 現在利用中のドコモ法人携帯を機種変更する場合、代表者または委任を受けた担当者が「登記簿謄本・印鑑証明」「本人確認書類」「UIMカード」などを用意すれば手続き可能です。

・解約
 回線を解約する際にも、本人確認書類やUIMカードが必要です。MNPで他社へ移行する場合は「MNP予約番号」をあらかじめ取得しておきましょう。

・SIMロック解除
 社用端末を他社回線で再利用したい場合、端末購入日から一定期間が経過していればSIMロック解除申請が行えます。

契約前に確認しておきたい4つのチェックポイント

お申し込み前に次の4項目を整理しておくと、プラン選定がスムーズになり、後からの手戻りも防げます。

1.機種の選定 – 社用スマホかガラケーか、タブレットやルーターを含めるかを決定

2.プラン/オプションの選定 – データ容量・通話定額の要否、MDMや副回線など追加機能の要否を確認

3.月額シミュレーション – 契約回線数・割引適用後の支払総額を事前に試算

4.キャンペーン確認 – 端末割引やキャッシュバックなど期間限定特典の有無をチェック

これらを社内で共有してから見積もりを取ることで、費用最適化と導入スピードを同時に実現できます。

ドコモオンラインショップ法人契約時の注意点

オンラインショップは24時間契約でき、事務手数料も無料ですが、**「ビジネスシェアパック・2台目プラス契約中は手続き不可」「分割払い・下取りプログラムが利用できない」**などの制約があります。新規・MNPの際はあらかじめこれらのオプションを解除し、必要書類をアップロード出来る状態で手続きを進めましょう。複数回線を一括で申し込む場合は、法人営業担当に連絡し書類チェックを事前に受けるとスムーズです。

契約後の手続き

法人携帯は契約後も、業務拡大や端末の老朽化などに応じて様々な手続きが発生します。

ここでは、ドコモ法人契約の主な手続きを3つ紹介します。

機種変更の手順

ドコモ法人携帯を契約中に機種変更を行う場合は、代表者または委任を受けた担当者がドコモショップやドコモビジネスオンラインショップなどで手続きを行います。

機種変更時は「現在使用中の端末・UIMカード」「法人を証明する書類」「社員証や名刺」など複数の書類が必要となる点に注意しましょう。

他社からの乗り換え(MNP)

他社からの乗り換え(MNP)では、現在利用中の携帯電話会社でMNP予約番号を取得し、それを用いてドコモへ申込む流れです。法人契約でも、回線を引き継いで電話番号を変更せずに

乗り換えられるため、取引先へ改めて周知する手間が省けます。ただし、他社の解約違約金が発生する場合もあるため、契約中のプランや期間の確認が重要です。

解約時に必要な書類と注意点

法人携帯を解約する際には、利用中のUIMカードや端末、本社の法人証明書類、委任状(代表者以外が手続きする場合)などが必要となります。

解約月の料金精算や割引の終了タイミングなど細かな点も確認し、スムーズに手続きを行いましょう。

他キャリアとの比較で分かるドコモの優位性

au・ソフトバンクと比較すると、ドコモは 全国人口カバー率第一位のエリア品質に加え、ビジネスメンバーズポイントを端末費用やクラウドサービスに充当できる独自優待を備えています。また、セキュリティ系オプションのラインナップも豊富で、「MDM・回線停止・端末レスキュー」をワンストップで提供している点は他キャリアにはない強みです。コストだけでなく、長期運用の安心感と全国均質の回線品質を重視する企業には、ドコモが総合的に最適な選択肢となります。​​

まとめ:ドコモ法人契約はプランやサービスが充実

ドコモ法人契約は、使い方に合わせた料金プランが選べ、回線数に応じた割引を受けられるため、比較的リーズナブルな料金で契約が可能です。

また、セキュリティ対策や通信の繋がりやすさ、ドコモ独自サービスを提供しており法人携帯の利用だけでなくITツールやAIやIoTのサービスまで幅広くサポートを受けられます。

一方、契約に際して必要書類が多いため事前に確認しておくことをおすすめします。