法人携帯で最も使われている機種は?選ばれる理由まで徹底調査!(BtoBマッチングサイト『一括.jp』調べ)

法人携帯の導入にあたり、多くの機種が提供されていますが、実際に最も選ばれている機種はどれなのでしょうか?

そこで今回、厳選業者を紹介するBtoBマッチングメディア「一括.jp(https://emeao.jp/ikkatsu-column/rakuten/ )」は、法人携帯の導入・運用経験がある企業担当者150名を対象にアンケート調査を実施しました。本調査では、実際に導入されている機種の人気傾向、機種選定時の決め手などを多角的に調べています。

本記事では、2025年6月17日に実施したアンケート結果をもとに、法人携帯のリアルな導入・運用状況やその背景を分かりやすく解説します。法人携帯の新規導入や既存運用の改善を検討している企業担当者の皆様は、ぜひ参考にしてください。

▼ 調査概要

調査1:現在、あなたの会社で導入している法人携帯の機種は何ですか?

調査2:その機種を選んだ主な理由を教えてください。

調査3:今後も同じ機種を継続して使用したいと考えていますか?

調査結果1:あなたの会社で利用している法人携帯の機種はなんですか?

  • 今回の調査では、法人携帯として「iPhone(Apple)」を利用している企業が全体の44.0%と最も多く、業務用端末として広く選ばれていることがわかりました。
  • 次いで、「AQUOS(シャープ)」が12.7%、「Xperia(ソニー)」と「ガラケー」がそれぞれ9.3%、「Galaxy(サムスン)」が5.3%という結果でした。
  • また、「わからない」と回答した企業も11.4%、「その他」も8.0%存在し、主要メーカー以外の端末や、管理担当者が機種を把握していないケースも一定数あることが明らかになりました。

調査結果2:その機種を選んでいる主な理由は何ですか?※複数選択可(注1)

(注1) 本設問は複数選択式ですが、選択肢は2つまでに制限しています。これにより、その機種を選んでいる主な理由をより明確に把握できるようにしています。
  • 法人携帯の機種選定理由として最も多かったのは「会社指定・推奨の機種だから」で、全体の56.7%(85人)がこの項目を選んでいます。多くの企業で、組織として一括管理しやすい機種や運用ルールに従って選定している実態がうかがえます。
  • 次に多かったのは「操作が簡単・使いやすい」で27.3%(41人)でした。また、「コストが安い」(14.7%、22人)、「耐久性・壊れにくさ」(10.0%、15人)、「バッテリーが長持ちする」(9.3%、14人)といった項目も一定数を占めており、導入・運用コストや日常業務での安定した利用、長時間の業務にも対応できる機種を選ぶ傾向も見て取れます。
  • そのほか、「セキュリティ対策や安全性に優れているから」(6.0%、9人)、「業務アプリや社内システムとの相性が良い」(4.0%、6人)といった回答も見られ、一部の企業では情報漏洩リスク対策やITインフラとの連携を意識した選定も行われているようです。
  • 「その他」は0.7%(1人)にとどまり、ごく少数ながら個別事情で機種を選んでいるケースもあることがわかりました。

調査結果3:今後も同じ機種を継続して使用したいですか?

  • 「積極的に継続したい」と答えた人は25.3%(38人)、「できれば継続したい」と回答した人が30.0%(45人)となり、全体の半数以上が現在使用している機種を今後も継続して利用したい意向を示しました。
  • 「どちらともいえない」は40.0%(60人)で、中立的な意見が最も多い結果となっています。
  • 一方、「あまり継続したくない」は3.3%(5人)、「別の機種に変更したい」は1.4%(2人)にとどまり、現状に大きな不満を感じている利用者は少数派であることがわかります。

まとめ:法人携帯選定の決め手は「会社の管理」と「使いやすさ」

  • 今回のアンケート調査から、法人携帯市場で「iPhone(Apple)」が最も多くの企業に選ばれていることが明らかになりました。全体の44.0%という圧倒的な支持は、他のメーカーや従来型携帯(ガラケー)を大きく上回っています。
  • その理由について見てみると、「会社指定・推奨の機種だから」という回答が56.7%と過半数を占めており、多くの企業で一括管理や統一運用が優先されている実態が浮き彫りになりました。加えて、「操作が簡単・使いやすい」という実用性を重視する声も27.3%を占めており、現場でのスムーズな運用や従業員の負担軽減が重要なポイントとなっていることがうかがえます。
  • さらに、「コストが安い」「耐久性がある」「バッテリーが長持ちする」など、日々の業務での安定運用やトータルコストの観点も機種選定において無視できない要素となっています。セキュリティ対策や業務システムとの相性といった細かな要望も一部で見られ、企業ごとに求める価値基準が多様化している現状も感じ取れます。
  • また、今後も同じ機種を継続したいという回答が半数を超えている一方で、「どちらともいえない」と中立的な姿勢の担当者も多いことから、業務環境や働き方の変化によって最適な端末選びが見直される可能性も示唆されます。
  • 今後の法人携帯の選定においては会社全体の管理体制やコスト意識、現場での利便性をどう両立させるかがより重要なテーマとなるでしょう。時代やニーズの変化を敏感にキャッチし自社にとって本当に最適な一台を見極める姿勢が、企業の生産性向上や従業員満足度の向上に直結していくはずです。
  • これから法人携帯の導入や見直しを検討している企業担当者の方は、今回の調査結果を参考に、「管理のしやすさ」「使いやすさ」「コスト」「安全性」など自社の課題や目標に合わせて最適な選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。企業の働き方改革が加速する今こそ、現場の声とデータを活かした“賢い法人携帯選び”が求められています。

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