自宅や事務所に手軽にWi-Fi環境を整えたいけれど、「工事不要のホームルーターで本当に快適に使えるのか」「料金や速度はどうなのか」と迷っている方もいるでしょう。この記事では、NTTドコモのホームルーター「home 5G」を中心に、料金・端末の性能・注意点、光回線「ドコモ光」や公衆Wi-Fi「d Wi-Fi」との違いを、2026年10月時点のドコモ公式サイトの情報をもとに解説します。
- ドコモのホームルーター「home 5G」の料金と初期費用
- 専用端末「HR02」の性能
- 契約前に知っておきたい注意点と、光回線との選び方
NTTドコモのWi-Fiとは?主なサービス
ドコモのWi-Fi関連サービスは、使う場所によって次の3つに分かれます。
| サービス | 使う場所 | 特徴 |
|---|---|---|
| home 5G | 自宅・事務所(登録した住所) | 工事不要。コンセントに挿すだけで使えるホームルーター |
| ドコモ光 | 自宅・事務所 | 光回線。開通工事が必要だが、通信が安定しやすい |
| d Wi-Fi | 外出先(カフェ・駅など) | dポイントクラブ会員が無料で使える公衆Wi-Fi |
このうち「工事不要」で自宅のインターネット環境を整えられるのが、ホームルーターのhome 5Gです。以下では、home 5Gを中心に解説します。
home 5Gの料金と初期費用
| 項目 | 内容(税込) |
|---|---|
| 月額料金(home 5G プラン) | 5,280円 |
| データ量 | 無制限(混雑時などは速度が遅くなることがあります) |
| 専用端末(HR02) | 「月々サポート」の適用で実質負担金0円(49か月継続利用の場合) |
| 契約事務手数料 | ドコモオンラインショップは無料、ドコモショップ・量販店などは4,950円 |
| その他 | ブロードバンドユニバーサルサービス料が別途かかります |
端末代金は別途かかりますが、「月々サポート」によって購入翌月から最大48か月間、月額料金から割り引かれます。月々サポートはhome 5G プランを解約すると終了するため、短期間で解約すると端末代金の残りを負担することになる点に注意しましょう。
home 5G セット割
home 5Gの契約者と同じ「ファミリー割引」グループ内で、対象のスマホ料金プランを契約している家族全員の月額料金が、1回線ごとに割り引かれます。「ドコモ MAX」「ドコモ ポイ活 MAX」「ドコモ ポイ活 20」「ドコモ mini」は永年1,210円、「eximo」「eximo ポイ活」「irumo(3/6/9GB)」は永年1,100円の割引です(いずれも税込。「irumo(0.5GB)」「ahamo」は対象外)。家族でドコモを使っている場合は、通信費全体を抑えやすくなります。
このほか、他社のホームルーターからの乗り換えで他社の解約金をdポイント(期間・用途限定、最大22,000ポイント)で還元する特典や、ドコモオンラインショップでの購入でdポイントがもらえる特典が用意されています。特典の内容や期間は変わるため、申し込み前に公式サイトで最新の情報を確認してください。
専用端末「HR02」の性能
home 5Gで使う専用端末は、シャープ製の「HR02」(2023年3月発売)です。主な性能は次のとおりです。
| 項目 | HR02の性能 |
|---|---|
| 5G(NSA) | 最大受信4.2Gbps/最大送信218Mbps |
| 4G(LTE) | 最大受信1.7Gbps/最大送信131.3Mbps |
| Wi-Fi | Wi-Fi 6対応。Wi-Fi EasyMesh対応 |
| 同時接続 | Wi-Fi 64台、有線LAN 2台 |
5Gの速度が出るのは5Gエリア内に限られます。5Gエリア外では4Gでの接続になるため、申し込み前に設置する住所が5Gエリアかどうかを、ドコモのサービスエリアマップで確認しておきましょう。
home 5Gのメリット
- 工事不要ですぐ使える:端末が届いたらコンセントに挿すだけで使えます。開通工事の日程調整や立ち会いが不要です
- 賃貸でも導入しやすい:壁に穴を開けるなどの工事がないため、工事の許可が取りにくい物件でも導入しやすくなります
- データ量は無制限:動画の視聴やオンライン会議など、データ量を気にせず使えます
- ドコモのスマホとセットで割引:対象プランなら「home 5G セット割」でスマホの料金が割り引かれます
契約前に知っておきたい注意点
- 登録した住所でしか使えない:契約時に登録した設置場所の住所以外では使えません。引っ越す場合は住所変更の手続きが必要です
- 混雑時や大量利用時は遅くなることがある:利用が集中する時間帯や、当日を含む直近3日間のデータ利用量が特に多い場合は、通信が遅くなることがあります
- 光回線より速度が安定しにくい:電波で通信するため、設置場所や周囲の環境によって速度が変わります。窓際など電波の入りやすい場所に置くのがおすすめです
- 短期間の解約は端末代金に注意:月々サポートが終了すると、端末代金の残りを支払う必要があります
光回線「ドコモ光」との違いと選び方
自宅や事務所のインターネットを、ホームルーターにするか光回線にするかで迷う方も多いでしょう。違いは次のとおりです。
| 比較項目 | home 5G | ドコモ光 |
|---|---|---|
| 開通工事 | 不要 | 必要(建物の設備によって異なる) |
| 速度の安定性 | 設置場所や時間帯で変わりやすい | 安定しやすい |
| 引っ越し | 住所変更の手続きで移せる | 移転工事が必要な場合がある |
| スマホとのセット割 | home 5G セット割(スマホ1回線ごとに最大1,210円/月) | ドコモ光セット割(スマホ1回線ごとに最大1,210円/月) |
すぐに使いたい、工事ができない、引っ越しが多い、という場合はhome 5Gが向いています。一方、複数人で常時オンライン会議をする、大容量のデータを頻繁に送受信するなど、通信の安定性を重視する場合は光回線が向いています。なお、ドコモ光の定期契約プランは、更新期間以外に解約すると解約金(戸建タイプ5,500円、マンションタイプ4,180円。いずれも税込)がかかります。
外出先で使える「d Wi-Fi」
「d Wi-Fi」は、ドコモが提供する公衆Wi-Fiサービスです。dポイントクラブ会員であれば無料で利用を申し込め、全国のカフェやコンビニ、駅などのスポットで使えます。ドコモの回線を契約している場合は、SIM認証で自動的に接続することもできます。公衆Wi-Fiを使う際は、暗号化されたSSIDを選び、重要な情報のやり取りは避けるなど、セキュリティにも注意しましょう。
home 5Gの申し込みから利用開始までの流れ
- エリアを確認する:ドコモの公式サイトで、設置する住所が提供エリアかどうかを確認します
- 申し込む:ドコモオンラインショップ(契約事務手数料が無料)か、ドコモショップ・量販店で申し込みます
- 設置する:届いたHR02を設置場所に置き、電源をコンセントにつなぎます(UIMカードの取り付けなどは同梱の案内に従います)
- 接続する:スマホやパソコンのWi-Fi設定で、本体に記載されたSSIDとパスワードを入力すれば利用開始です
事務所・会社で使う場合
home 5Gには法人向けの申し込み窓口もあります。小規模な事務所や店舗、仮設の拠点などで、工事なしですぐにインターネット環境を用意したい場合に便利です。ただし、接続する端末が多い、通信の安定性が業務に直結する、といった場合は、光回線や法人向けの回線サービスとあわせて比較することをおすすめします。法人向けの回線や携帯電話は、複数の業者から見積もりを取ると、自社に合ったプランや料金を比べやすくなります。
まとめ:ドコモのホームルーターは「工事不要ですぐ使いたい」人に向いている
ドコモのホームルーター「home 5G」は、月額5,280円(税込)でデータ量無制限、コンセントに挿すだけで使えるのが大きな魅力です。ドコモのスマホを使っていればセット割も受けられます。一方で、登録した住所でしか使えないことや、混雑時に速度が落ちることがある点は、契約前に理解しておきましょう。通信の安定性を重視するなら光回線も含めて比較し、ご自身の使い方に合ったサービスを選んでください。
※料金・特典・端末の情報は2026年10月19日時点のNTTドコモ公式サイトにもとづきます。最新の内容は公式サイトでご確認ください。
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