送料が一番安い発送方法は?運送会社の料金を比較!小さな荷物におすすめの送り方も紹介

「送料が一番安い発送方法を知りたい」とお考えではありませんか?

商品を送るときは、少しでも送料を抑えたいですよね。

そこで今回はヤマト運輸・日本郵便・佐川急便の送料を比較しました。

送りたいサイズ別に比較しているので、品物に合った配送方法が選べます。

本記事を参考に、商品に合った発送方法を探してみましょう。

ヤマト運輸・日本郵便・佐川急便の送料比較

ヤマト運輸・日本郵便・佐川急便の送料※1をそれぞれサイズごとに比較しました。

荷物サイズの数字は縦・横・高さの合計で表されます。(例:60サイズ=合計60cm)

サイズヤマト運輸日本郵便
(25kgまで)
佐川急便
601,040円
(2kgまで)
970円880円
(2kgまで)
801,260円
(5kgまで)
1,200円1,155円
(5kgまで)
1001,500円
(10 kg まで)
1,440円1,496円
(10kgまで)
1201,720円
(15kgまで)
1,690円− 
1401,960円
(20kgまで)
1,950円1,958円
(20kgまで)
1602,180円
(25kgまで)
2,160円2,178円
(30kgまで)
1東京発・大阪着の場合

一番安い運送会社は荷物のサイズによって異なります。

例えば60サイズでもっとも安いのは佐川急便ですが、100サイズなら日本郵便が最安です。

ただし、日本郵便のゆうパックは重さの制限が一律25kgなため、重い荷物を送る際に適しています。

ヤマト運輸の宅配便送料

ヤマト運輸は宅配利用の国内シェア率が高い運送会社です。コンビニや営業所で送れるほか、集荷にも対応しています。宅配便の送料は以下の通り。

サイズ送料
60サイズ
(2kgまで)
1,040円
80サイズ
(5kgまで)
1,260円
100サイズ
(10kgまで)
1,500円
120サイズ
(15kgまで)
1,720円
140サイズ
(20kgまで)
1,960円
160サイズ
(25kgまで)
2,180円
180サイズ
(30kgまで)
2,510円
200サイズ
(30kgまで)
2,950円
東京発・大阪着の場合

3辺の合計サイズにかかわらず、重さがオーバーしている場合はサイズがひとつ大きくなるため、注意しましょう。

日本郵便(ゆうパック)の送料

日本郵便の宅配便は「ゆうパック」の名称が使われています。

郵便局窓口もしくは、ゆうパックの取り扱いがあるコンビニエンスストアで発送可能。

ゆうパックの料金比較表は以下の通りです。

サイズ送料
60サイズ970円
80サイズ1,200円
100サイズ1,440円
120サイズ1,690円
140サイズ1,950円
160サイズ2,160円
170サイズ2,530円
東京発・大阪着の場合

重さが25kgを超える荷物は「重量ゆうパック」が適用され、基本送料に510円〜520円の料金が上乗せされます。

佐川急便の宅配便送料

佐川急便での発送方法は、営業所への持ち込みか自宅、もしくは事務所への集荷の2択です。

ヤマト運輸と同様、3辺の合計サイズにかかわらず、重さがオーバーする場合はサイズがひとつ大きくなります。

サイズ送料
60サイズ
(2kgまで)
880円
80サイズ
(5kgまで)
1,155円
100サイズ
(10kgまで)
1,496円
140サイズ
(20kgまで)
1,958円
160サイズ
(30kgまで)
2,178円
170サイズ
(50kgまで)
3,135円
180サイズ
(50kgまで)
3,410円
200サイズ
(50㎏まで)
4,180円
220サイズ
(50kgまで)
4,895円
240サイズ
(50kgまで)
6,380円
260サイズ
(50kgまで)
7,065円
東京発・大阪着の場合

冷凍・冷蔵便の送料比較

ヤマト運輸・日本郵便・佐川急便のクール便送料の比較表は以下の通りです。

ただし、日本郵便は冷凍には対応していません。

サイズヤマト運輸日本郵便佐川急便
60サイズ1,260円
(2kgまで)
1,195円
(25㎏まで)
1,155円
(2kgまで)
80サイズ1,480円
(5㎏まで)
1,560円
(25㎏まで)
1,480円
(5㎏まで)
100サイズ1,830円
(10㎏まで)
2,115円
(25㎏まで)
1,936円
(10kgまで)
120サイズ2,380円
(15kgまで)
2,365円
(25㎏まで)
− 
140サイズ− 3,280円(25㎏まで)2,673円
(20kgまで)

また、クール便もサイズごとに一番安い運送会社が異なります。

60サイズだと佐川急便が最安値ですが、100サイズではヤマト運輸のほうが安くなります。

ただし、重量によって最安値は変わるため注意が必要です。

重量別の送料比較

次に、重量別の送料を比較してみましょう。
(25kg以下は各サイズの送料に準ずる)

重量ヤマト運輸日本郵便佐川急便
25kg以上30kg以下2,762円各サイズの送料+510円〜520円2,178円
30kg以上宅配便は取り扱いなし
※らくらく家財便で100㎏まで対応可
(1,760円~19,525円)



取り扱いなし
170サイズ:3,135円180サイズ:3,410円200サイズ:4,180円220サイズ:4,895円240サイズ:6,380円260サイズ:7,865円※50㎏まで

25㎏以上30㎏以下の条件では、ヤマト運輸よりも佐川急便のほうが料金を抑えられます。

日本郵便はサイズごとに条件が異なるので、送りたいサイズを確認して選びましょう。

30㎏以上の宅急便を取り扱う運送会社は佐川急便のみ。

ただし、ヤマト運輸でらくらく家財便が利用でき、重い家具や家電の発送が可能です。

荷物のサイズに応じてランク付けされており、以下のホームページから簡単に料金を算出できます。

大型家具家電の輸送|らくらく料金検索

小型の荷物を送るときにおすすめのサービス

宅配便や冷蔵便の送料を比較しましたが、小さな荷物を送るのに適したサービスがあります。荷物に合ったサービスを選ぶことで料金を抑えられるでしょう。

小型の荷物を送る時におすすめのサービスは以下の通りです。

【小型の荷物におすすめのサービス(価格順)】

ミニレター63円
定形郵便84円・94円
定形外郵便120円〜580円
飛脚メール便(法人のみ)168円〜 325円
ゆうメール180円
クリックポスト185円
ゆうパケット250円
ネコポス385円以内
レターパックライト370円
レターパックプラス520円
宅急便コンパクト730円

サービスごとに、さらに詳しく見てみましょう。

1.ミニレター(日本郵便)

ミニレターは郵便書簡とも呼ばれており、25gまでなら63円で郵送できる商品です。

63円切手が貼られた封筒と便箋が一体型になっているため、 定形郵便よりもお得に利用できます。

ただし、自分でのり付けして組み立てる必要がある点や、25 gを超えると定形郵便よりも高くなる点には注意しましょう。

2.定形郵便(日本郵便)

定形郵便はサイズ指定がある郵送方法です。

サイズと料金は以下の通り。

サイズ送料
12cm×23.5cm
25g以内 厚さ1cm以内
84円
12cm×23.5cm
50g以内 厚さ1cm以内
94円

チケットやカード、金券などの薄くて軽いものが適しています。

ただし追跡番号が無いため 万が一、郵便事故に遭った際は補償を受けられません。

大切な荷物を送る際は、問い合わせ番号や追跡番号のあるサービスを選びましょう。

3.定形外郵便(日本郵便)

定形外郵便は、定形郵便よりも大きな品物が送れるサービスです。

定形郵便と同様に保障や追跡番号はありませんが、安くて手軽に商品を発送できます。

ただし縦34cm・横25cm・厚さ3cmまでと制限があります。

サイズ送料
サイズ送料
50g以内120円
100g以内140円
150g以内210円
250g以内250円
500g以内390円
1kg以内580円

厚さ3㎝を超えるものは別の発送方法を選びましょう。

4.飛脚メール便/飛脚ゆうメール便(佐川急便)

飛脚メール便/飛脚ゆうメール便は法人向けの郵送サービスで、送る側と受け取る側の両方が法人の場合のみに適用されます。

3辺の合計70cm以内・最長辺40cm以内・厚さ2cm以内・重量1kg以内でポストに入るサイズの荷物が対象。料金は以下の通りです。

【飛脚メール便】

サイズ送料
300g以内168円
600g以内220円
1kg以内325円

飛脚ゆうメール便は送る側が法人、受け取る側は法人もしくは個人に適用されます。

対象は縦34cm・横25cm・厚さ3cm・重量3kg以内の荷物です。

【飛脚ゆうメール便】

サイズ送料
200g以内115円
500g以内168円
1kg以内299円
2kg以内330円
3kg以内456円

6.ゆうメール(日本郵便)

ゆうメールは重さ1kg以内、縦34cm×横25cm×厚さ3cm以内の品物が対象の郵送サービスです。冊子や書籍、CDやDVDなどの電磁的記録媒体が送れます。料金は以下の通り。

サイズ送料
150g以内180円
250g以内215円
500g以内310円
1kg以内360円

ただし、追跡サービスや補償はついていないため、注意しましょう。

7.クリックポスト(日本郵便)

クリックポストは日本全国一律185円で利用できるサービスです。

縦34cm・ 横25cm・厚さ3cm・重さ1kg以内のものが発送可能。追跡サービスも利用できるため、商品を送る際も安心です。

ただし、クリックポストを利用するにはYahoo!JAPANのID、もしくはAmazonアカウントの取得が必要です。支払い方法はyahoo!ウォレットまたはAmazon Payのクレジットカード払いが指定されています。

利用するために準備は必要ですが、少しの衣料品や書籍なら185円で送れるお得な発送方法です。

8.ゆうパケット

ゆうパケットは1kg以内の荷物なら、厚さに応じて全国一律運賃で発送できる方法です。

サイズは縦・横・厚さ(3cm以内)の合計が60cmまで。つまり、60サイズ相当の荷物が送れます。料金は以下の通り。 

サイズ送料
厚さ1cm以内250円
厚さ2cm以内310円
厚さ3cm以内360円

厚さに応じた3段階の料金設定なので、遠方への発送でも運賃は高くなりません。そのため、薄くて軽い荷物に適しています。

なお、追跡サービスは利用できますが、補償は受けられません。

9.ネコポス(ヤマト運輸)

ネコポスは全国一律料金で、上限金額385円で荷物が送れるサービスです。

サイズは縦31.2cm・横22.8cm・厚さは2.5cm以内・重さは1kgまで。

メルカリやラクマなどの一部のフリマサイト利用で厚さ3cmまで対応可能です。

全国翌日配達してもらえるので、スピーディに商品を発送できます。

ネコポスの荷物が紛失・破損した場合には、最大3000円まで補償してもらえます。

10.レターパックプラス/レターパックライト(日本郵便)

レターパックは所定の封筒を購入して、宛先などの必要事項を記入後に投函もしくは郵便局から送付できる商品です。レターパックライトとレターパックプラスの2種類。

4kg以内の品物を送付できます。それぞれの詳細は以下の通り。

種類料金暑さ
レターパックライト※1370円3cmまで
レターパックプラス※2520円3cm以上でもOK
※1:郵便受けに投函
※2:受領印や署名後に直接手渡し

レターパックプラスは荷物を手渡しするため、安心して商品を発送できます。

11.宅急便コンパクト(ヤマト運輸)

宅急便コンパクトは、専用BOX・専用伝票で宅配便よりも小さな荷物を発送できるサービスです。次の2種類のボックスから選べます。

種類サイズ
宅急便コンパクト薄型専用BOX縦24.8cm×横34cm
宅急便コンパクト専用BOX縦20cm ×横25cm ×高さ5cm

専用BOX70円+配送料660円で、合計730円で利用できます。

専用BOXは3辺合計が50cm、薄型は合計58.8cmと、60サイズよりも少し小ぶりなサイズ感です。60サイズで荷物を送るよりもお得に発送できるでしょう。

荷物の紛失や破損時には30,000円まで補償が受けられます。

配送サービスのオプション比較

紹介した配送サービスのオプションを比較すると、以下のようになります。

発送方法追跡サービス補償速達
ミニレター
定型郵便
定形外郵便
飛脚メール便(法人のみ)
ゆうメール
クリックポスト
ゆうパケット
ネコポス
レターパックライト
レターパックプラス
宅急便コンパクト

大事な荷物を送る際は、追跡サービスや補償が受けられるサービスを選びましょう。

関連記事:速達を今日出したらいつ届く?郵便物を当日配達する方法

配送サービスをお得に利用する際のポイント3つ

最適な発送方法を選ぶ以外にも、配送サービスをお得に利用するためのポイントがあります。

次の3つのポイントを意識してみましょう。

  • 商品の特徴に合った配送サービスを選ぶ
  • 割引サービスを利用して料金を抑える
  • 大口取引の場合は運送会社と特約を締結する

ここから、それぞれのポイントを解説します。

1.商品の特徴に合った配送サービスを選ぶ

送料を抑えるためには、荷物の量や内容に応じて配送サービスを選ぶことが肝心です。

荷物に合った配送サービスを選べば、コストを削減できるでしょう。

配送方法によって対応できるサイズや重さが細かく決められているため、運送会社を使い分けるのがおすすめです。

2.割引サービスを利用して料金を抑える

よりお得に商品を発送するために、運送会社の割引サービスを利用しましょう。

例えば、ヤマト運輸や佐川急便では「持ち込み割引」のサービスがあり、直接荷物を持ち込むことで割引が受けられます。

また日本郵便では、専用アプリを利用してクレジットカード決済を使うことで、ゆうパック基本運賃よりも180円割安になります。

このように、各社それぞれお得に発送できるサービスが用意されています。

3.大口取引の場合は運送会社と特約を締結する

商品や荷物をたくさん送る場合は、運送会社と特約を締結すると費用を削減できます。

特約とは、利用者と運送会社が条件を定めて契約を結ぶことです。

ECやネットオークションの運営者など、毎月大量の荷物を発送する人に適しています。

ただし、100個以上の大口でしか受け付けできない場合や、法人のみしか適用されないケースがあります。

毎月発送する商品数が多いなら、一度運送会社の担当者に確認を取ってみましょう。

まとめ:複数の運送業者を比較してお得なサービスを選ぼう

荷物のサイズや重さによって、一番安い発送方法は異なります。

どのようなサービスがあるのかを熟知しておくことで、最適な送り方を選択できるようになります。

また安さだけでなく、商品に合わせた発送方法を選び、受け取る人に満足してもらえる届け方にこだわることも大切です。

記事内容を参考に、荷物の最適な送り方を探してみてください。