Y!mobileで法人契約するメリット・デメリット！手順や必要書類も紹介

法人契約で格安SIMを検討されているなら、ソフトバンクのサブブランドであるY!mobileがおすすめです。

Y!mobileは格安SIMの中でも料金が安く、ソフトバンクの通信回線を利用できるため通信品質も高い点が魅力です。

この記事ではY!mobileで法人契約するメリット・デメリット、手順について詳しく紹介します。

Y!mobileと他の格安SIMの違いが知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

Y!mobileは法人契約が可能！

Y!mobileは法人契約可能です。

商業登記をしていない個人事業主でも、所得税青色申告決算書を提出していればみなし法人として契約できます。

一方、PTAや地域会などの法人格を持たない任意団体の場合、契約できませんので注意しましょう。

法人契約は個人契約と割引サービスや申し込み方法、窓口など異なる点がありますのでこれから解説していきます。

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Y!mobileにおける法人契約の料金プラン

スマートフォン用の料金プランは、音声の基本料金とデータ通信料金がセットになった一体型。

プランは利用可能なデータ量に応じて3つに分かれています。

法人契約でも個人契約の料金プランと内容は変わりません。

法人と個人で異なる点は割引サービスです。法人契約の場合、2回線以上契約すると割引が適用され、それぞれの回線から770円値引きされます。

割引の適用条件はシンプルプランのいずれかを契約し、同一請求先にまとめるだけです。

なお、インターネットや電気のセット割は法人にありません。

シンプルプランS

シンプルプランSの基本情報は以下の通りです。

データ量が3GBと少なめですが、メール中心なら問題なく使用可能です。

また、使用しなかったデータ量は翌月に繰り越せるため、3GBで足りない月があっても安心して使えます。

シンプルプランM

シンプルプランMの基本情報は以下の通りです。

データ量が15GBまで増えた中容量プランです。

クラウドでの書類の管理・ダウンロードしたり、出先でテザリングを使用したりする程度であれば問題ない容量です。

シンプルプランL

シンプルプランLの基本情報は以下の通りです。

データ量が25GBの大容量プランです。パソコンを頻繁に使用する方や、テザリング中にWeb会議があっても対応可能な容量です。

ベーシックケータイプランSS

ガラケーのみが契約可能なプラン。

音声の基本料金とデータ通信料金が分かれているため、通話だけ利用したい場合は音声のみ契約できます。

通信接続料金のベーシックパックとパケット定額サービスを契約すれば、メールなどデータ通信を使用可能です。

【ベーシックパック】

【パケット定額サービス】

パケット定額サービスはデータ通信した分だけ課金されます。

110MB利用した時点で4,950円になるため、それほど使わない方には割高です。

ガラケーでデータ通信を頻繁に使用する場合、用途に合わせてシンプルプランとどちらが適しているか比較しましょう。

Pocket Wi-Fi2

モバイルWi-Fiルーター専用のプランです。

ルーターの契約のため、データ通信料金のみ契約します。

データ量が7GBと少なく、超過すれば通信速度が128kbpsまで低下します。

パソコンを使用する方には物足りない容量です。

しかし、アドバンスオプションを753円支払えば、データ量を無制限に変更できます。

データ通信が多い方は、合わせて契約することをおすすめします。

なお、3日間で10GB以上使用した場合、通信速度制限がかけられる可能性があるので注意しましょう。

Ymobileの法人契約で選べる通話オプション

Y!mobileは、どの通信会社にかけても通話料が定額になるオプションがあります。

ビジネス利用なら通話は必須のため、どの程度通話するかによりオプションを一緒に契約しておきたいですね。

だれとでも定額

だれとでも定額の詳細は以下の通りです。

だれとでも定額は、無料通話時間が10分に制限されています。

しかし、大手通信会社は5分であることを考えると良心的な設計です。

スーパーだれとでも定額（S）

スーパーだれとでも定額（S）の詳細は以下の通りです。

スーパーだれとでも定額（S）は、無料通話時間が無制限のオプションです。

大手通信会社のかけ放題オプションと比較しても最安値で利用できます。

スーパーだれとでも定額

スーパーだれとでも定額詳細は以下の通りです。

スマートフォンの通話定額オプションと比較して月額料金が安いです。

通話中心の方は、ガラケーとかけ放題オプションを組み合わせることで費用を抑えられます。

Y!mobileで法人契約する4つのメリット

Y!mobileを検討するなら料金だけでなく、会社の特徴を知っておきましょう。

まずメリットをご紹介します。

1. ソフトバンク回線と同じ通信品質
2. 2回線以上契約すれば全回線770円割引
3. シンプルプランM/Lならデータ超過後も1Mbpsで通信可能
4. 使わなかったデータ量は翌月繰越が可能

他の格安SIMと異なる点も多いため、それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.ソフトバンク回線と同じ通信品質

Y!mobileはソフトバンクと同じ通信回線が利用できます。

格安SIMとして認知されていますが、ソフトバンクのサブブランドのため、MVNO（仮想移動体通信事業者）ではありません。

一般的な格安SIMは、大手通信会社の通信回線を借りてサービスを提供しています。

そのため、通信制限をかけられることがありますが、Y!mobileであればその心配はありません。

2.2回線以上契約すれば全回線770円割引

Y!mobileは2回線以上契約すれば全回線770円割引されます。

法人契約割引の条件は同一請求先にまとめるだけなので、Y!mobileを検討するなら2つ以上の回線契約がおすすめです。

3.シンプルプランM/Lならデータ超過後も1Mbpsで通信が可能

シンプルプランM/Lなら指定のデータ量を超過しても最大1Mbpsで通信できます。

データ超過後の1Mbpsの速度は、大手通信会社でも50GB以上の大容量プランでなければ提供されていません。

テキストメールの送受信、Webサイトの閲覧であれば問題なくできます。

4.使わなかったデータ量は翌月繰越が可能

Y!mobileは当月使わなかったデータ量を翌月に繰り越せます。

ただし、繰り越したデータ量は翌月末で消失してしまうため、2ヶ月連続でデータ量が少ないと使いきれない可能性があります。

その場合はプランを見直すことをおすすめします。

Y!mobileで法人契約する4つのデメリット

Y!mobileのデメリットについて紹介します。

1. 無制限の料金プランがない
2. 販売中の機種のモデルが古い
3. 留守番電話の再生は通信料が発生
4. オンライン申し込みの場合商品受け取りまで2〜3週間かかる

用途によりY!mobileが適さないこともあります。詳しく見ていきましょう。

1.無制限の料金プランがない

Y!mobileに無制限プランはなく、データ量は小〜中容量がメイン。

なぜなら、Y!mobileはソフトバンクのサブブランドとして提供されており、大容量プランを検討する法人はソフトバンクで契約をしてほしいためです。

そのため、動画の編集作業や画像を多く使った容量の大きい資料を送受信する方には、おすすめできません。

2.ハイエンドモデルの機種が古い

Y!mobileで法人契約できる機種は、10万円以上のハイエンドモデルと10万円未満のミドルモデルに分かれています。

メインはミドルモデルを取り扱っており、毎年新しい機種が追加されています。

一方、ハイエンドモデルはiPhone12のみであり、2年前に発売されたものです。

高機能を搭載した機種を使いたい方は、別で購入する必要があります。

3.留守番電話の再生は通話料が発生

留守番電話サービスを利用するのは無料ですが、再生には通話料が発生します。

通話料は一般の料金と変わらず30秒あたり22円です。また、通話定額オプションに加入していても料金が発生するので注意しましょう。

4.オンライン申し込みの場合商品受け取りまでに2〜3週間かかる

オンライン申し込みをした場合、商品を受け取るまで2〜3週間かかります。

すぐ使い始めたい方は、ショップ窓口で申し込むことをおすすめします。

ただし、契約数により在庫が足りない可能性もあるので、事前に確認してから伺いましょう。

Y!mobileで契約する手順とポイント

ここでは、Y!mobileで法人契約する手順についてポイントと合わせて解説します。

• 申し込みに必要なものを準備する
• ショップまたはオンラインストアで申し込む
• 支払い方法は3種類

一定の条件で書類の一部が提出不要になるなど、Y!mobileだけのポイントがありますので見ていきましょう。

申し込みに必要なものを準備する

法人契約をするために、必要書類を準備しましょう。

契約に必要な書類は以下の通りです。

Y!mobileの法人契約は10回線以内であれば、申込書が不要です。

大手通信会社の場合、申込書は必須なので手間が削減されます。

ショップまたはオンラインストアで申し込む

Y!mobileの法人契約は、ショップまたはオンラインストアから申し込みます。

それぞれのメリット・デメリットは以下を参照ください。

支払い方法は3種類

Y!mobileの支払い方法は請求書、クレジットカード、口座振替の3つから選択できます。

請求書の発行には220円の手数料が必要なので、クレジットカードか口座振替がおすすめです。

まとめ：Ymobileの法人契約は用途に合わせたプランを選べる！

Y!mobileの法人契約は、スマートフォンなら小〜中容量のデータ量に応じた3つの料金プランを提供しています。

ガラケーやモバイルWi-Fiルーター専用のプランもあり、用途に合わせた選択が可能です。

また、格安SIMでありながら通信品質はよく、さらに利用できなかったデータは翌月に繰り越しできるなど、低価格でありながら質にもこだわっています。

一方、機種はミドルモデルがメインであり、最新のハイエンドモデルを使いたければ自身で用意しなければなりません。

さらに、無制限プランがない、留守番電話の再生時に通話料がかかるなど注意点もあります。

高性能な機種で、通話もデータ通信もフル活用したい法人には少し物足りないかもしれません。

Y!mobileで法人携帯を検討されている方は、自社の用途を明確にしておきましょう。