法人携帯はiPhoneがおすすめ!特徴・機種・プランを徹底解説

社員に支給するスマートフォンをiPhoneかAndroidのどちらにすべきか、お悩みではありませんか?従業員すべてに影響のある選択なので、失敗は避けたいですよね。

iPhoneかAndroidか、どちらが正解というものではありません。従業員のITリテラシーや管理体制によって、適切な選択は変わります。

スムーズなスマホ導入を実現したいなら、iPhoneがおすすめです。iPhonehは使いやすく、安全性が高いことで知られており、導入時のトラブルリスクを最小限に抑えられます。そのため、多くの企業がiPhoneを採用しています。

この記事ではiPhonのメリット・デメリット・特徴があるのか、どのような会社に向いているのか解説します。

さらに、iPhone機種やキャリアのプランについても紹介。本記事を参考にして、間違いないスマホ導入につなげていただけると幸いです。

目次 非表示

法人スマホレンタルとは?

企業が短期・中期プロジェクトや季節要員の確保を行う際、端末購入の代替策として近年注目されているのが「法人スマホレンタル」です。購入やリースと異なり資産計上が不要で、契約期間を柔軟に設定できるため、会計処理・運用管理の負担を大幅に軽減できます。

法人スマホレンタルのメリット

・短期間だとコストを抑えられる
端末代を一括で負担せずに済むため、1日〜数か月の利用では購入よりも割安になります。 ​

・会計処理が簡易
 レンタル料は賃貸料としてそのまま損金算入でき、減価償却計算が不要です。 ​

・審査が比較的ゆるやか
開業間もない企業でも導入しやすく、キャリア購入でネックになりやすい分割審査を回避できます。 ​

・トラブル時のサポートが手厚い
紛失・破損時には翌営業日に代替機が届くサービスなどもあり、業務停滞を最小限に抑えられます。 ​

法人スマホレンタルのデメリット

・長期利用では割高になる
端末を2年以上継続使用する場合、購入総額より費用が上回るケースが多くなります。 ​

・途中解約で違約金が発生する
 契約満了前の返却には違約金や残期間分の請求が掛かるプランが一般的です。 ​

・在庫制限・機種制限がある
 大量導入や最新モデル指定の際に在庫不足が起こりやすい点は、購入と比べた際の注意点です。 ​

法人携帯の基礎知識

法人携帯とは、企業や団体が業務用に契約・管理する携帯電話の総称です。個人契約と異なり、料金請求を一括できるほか、管理者が端末や利用状況を統制できる点が大きなメリットです。一方で、契約台数や最低利用期間など独自の制約があるため、導入前に確認が必要です。

法人携帯スマホをiPhoneにするメリット

法人携帯をiPhoneにすることには、4つのメリットがあります。

  • 従業員がすぐに使いこなせる
  • 他Apple製品と連携し、作業を効率化できる
  • 端末管理・利用状況の監視が容易
  • 利用する機種が限定されるため、運用がしやすい

それぞれに具体的に解説します。

従業員がすぐに使いこなせる

Androidに比べiPhoneは、短期間で使いこなせます。というのも、iPhoneは利用者が多く、周りからサポートを受けやすいからです。

Androidユーザーもi多いですが、AQUOSやXperiaなどシリーズごとにデザイン設計が異なります。そのため、同じAndroidでも使い方は違い、教え合うのが難しいのです。

対してiPhoneは、どの機種も基本的なデザイン設計は同じです。そのため機種変更しても、使い方を1から学ぶ必要がありません。

他Apple製品と連携し、作業を効率化できる

iPadやMacといった他のApple製品と連携することで、作業を効率化できます。

たとえば「AirDrop」でのデータ共有、「ユニバーサルクリップボード」でのデバイスを超えたコピー&ペーストが可能です。

その他にも、面倒な操作なしにインターネットを共有する「Instant Hotspot」など、さまざまな連携機能が用意されています。

関連記事:法人用タブレットはiPadがおすすめ?人気機種や導入手順を解説

Appleが審査した安全なアプリだけを利用できる

安全性の高さもiPhoneの魅力です。iPhoneにアプリをインストールするためには、App Storeを利用します。Appleが審査したアプリのみ登録されるので、非常に安全性が高いと言えます。

Androidも同様に審査を通過したアプリがGoogle Playに登録されます。しかし「サイドローディング」という手法で、Googe Playを介さず直接スマホにアプリをインストールできます。このような抜け穴は、セキュリティ事故につながる危険性があるのです。

セキュリティ面を重視するなら、iPhoneがおすすめです。

端末管理・利用状況の監視が容易

iPhoneに統一することで、端末管理と監視が効率的になります。

企業がスマートフォンを管理する上で役立つのがMDM(Mobile Device Management)というツール。MDMは社内のスマートフォンの利用状況を監視したり、アプリの自動インストール、設定を変更したりできます。

くわえて、iPhoneはABM(Apple Business Manager)というシステムを利用することで、AppleIDの管理、iPhoneの監視モードの有効化といった、iPhoneに特化した機能も追加できます。

ABMとMDMを活用すれば管理部門の負荷が最小限になり、効率的なデバイス運用が実現できるでしょう。

端末管理(MDM):あんしんマネージャー等

法人携帯では、スマホ端末の盗難や紛失リスクに備えるため「MDM(モバイルデバイス管理)」サービスを利用することが多くなっています。

ドコモの「あんしんマネージャー」やソフトバンクの「ビジネススマホ基本パック」などを使えば、管理者が遠隔で端末をロックしたり、利用できるアプリを制限したりできるので、セキュリティを強化できます。機密情報を扱う企業や多くの社員にスマホを貸与する場合には必須といえるでしょう。

利用する機種が限定されるため、運用がしやすい

運用のしやすさも大きな魅力です。

Androidのように機種が豊富だと、情報システム部門の負担は大きくなります。たとえば、アプリ導入前の事前テストでは、社内の全種類分のテストが必要になるでしょう。

iPhoneも複数の機種がありますが、世代交代などもあり、実際に利用される機種はそれほど多くありません。そのため、運用負担を抑えることが可能です。

法人携帯をiPhoneにするデメリット

iPhone導入を検討する際は、以下のデメリットに注意しましょう。

  • 端末料金がAndroidに比べて高い
  • 拡張性が低い

それぞれ具体的に解説します。

端末料金がAndroidに比べて高い

Androidに比べて、端末の料金が高額です。法人向けスマホとして利用されている機種を比較します。

種類機種価格
AndroidXperia 10 IV SOG07約70,000円
Androidarrows We FCG01約26.000円
iPhoneiPhone 14約140,000円
iPhoneiPhone SE(第3世代)約70,000円

どうしてもコストを抑えたい場合は、型落ちのiPhoneを利用するという方法があります。ただし、型落ちの機種はサポート期間が終了するリスクがあるので、できるだけ新しいものを選びましょう。

拡張性が低い

iPhoneは拡張性が低いこともデメリットです。

iPhoneはmicroSDを差し込み、内蔵ストレージを増設することができません。そのため、データ容量が少ない機種にすると、取り返しがつかなくなります。

容量を確保するために、頻繁なデータ整理や、外部ストレージにデータを移すといった作業が発生し、作業効率が低下する恐れも。

また、デフォルトのシステムアプリがほとんど変更ができないことも難点です。Androidはブラウザやメール、電話、デジタルアシスタントをユーザーが自由に変更できます。

一方、iPhoneが設定できるのは、ブラウザやメールといった、ごく限られた範囲のみです。

とはいえ、機能が限定されると、社内のスマホの機能を統一できます。「情報システム部門が管理しやすくなる」と前向きに捉えられるでしょう。

法人スマホレンタルサービスの選び方

1.レンタル期間と料金体系を確認する – 日単位・月単位・年単位で料金が大きく変動するため、自社の利用予定期間を基準に試算しましょう。​​

2.補償内容の有無を比較する – 故障・紛失時の負担額や代替機手配スピードはサービスにより大きく異なります。​​

3.キッティング/MDM対応 – セキュリティポリシーに合わせて初期設定やMDM導入を代行してくれるか確認が必要です。​​

4.海外利用の可否 – 出張や越境EC運営がある場合、海外ローミング込みかオプション費用を把握しておきましょう。

法人携帯の料金プラン比較

大手キャリア6社と主要MVNOの法人向けプランを月額・データ容量・無料通話の有無で一覧比較すると、月間データ10 GB以下であればUQ mobile・Y!mobile、20 GB以上なら楽天モバイルが最安水準です。データ無制限と全国エリア品質を両立したい場合はドコモ eximo が有力です。

Rakuten モバイル法人プランの特徴と注意点

楽天モバイルは 1 回線でも月額 3,278 円でデータ無制限、20,000 円端末割引キャンペーンを常時併用できるなどコストメリットが大きい一方、自前ネットワークは都市部中心で地方は AU ローミングとなるため、屋外利用が多い業種はエリア試験を推奨します。管理ツール「my 楽天モバイル Office」で回線増減が Web 完結できる点はスタートアップに好評です。

docomo business(NTT Com)の法人スマホパック

NTT Com 提供の「ビジネスマホパック」は回線・端末・MDM を一括調達でき、eximo 5 GB 5,665 円+端末分割+24h かけ放題 1,870 円がセットで都度請求。5G データプラスや IoT 向けモジュール料金も同じ法人 ID で統合できるため、多拠点でスマホ+センサーを同時管理したい製造・物流企業に適しています。

ソフトバンク法人携帯の特徴とおすすめプラン

ソフトバンクを選ぶメリット

ソフトバンクの法人向け回線は ①通信コスト削減 ②豊富な業務効率化サービス ③柔軟なデータ容量設計 の三拍子がそろっています。都市部〜地方まで5G/4Gの自社ネットワークを持ちつつ、ランニングコストは大手キャリア最安水準で、実測でも下り150 Mbps前後を安定して記録します。MDMやクラウドPBXなど周辺ソリューションをワンストップで導入できる点も評価が高く、Bellpark の導入事例では通信費以外の運用コストを**年17 %**削減したケースが報告されています。

主要法人向けプラン比較

・メリハリ無制限+:データ無制限・国内通話従量。1回線でも月額6,588円、10回線以上でさらに月770円引き。

・ミニフィットプラン+:~3 GBの利用なら月3,278円から。営業職以外のライトユーザー向け。

・データ通信専用プラン:モバイルPOSやIoT端末専用。1 GBで月880円から。​​

法人携帯をレンタルする選択肢

短期プロジェクトや季節要員にiPhoneを支給する場合は日額660円~のレンタルが便利です。専用ヘルプデスク付きで、故障時は即日交換が可能なため、情報システム部門の負荷を大幅に軽減できます。レンタルは31日を超えると購入より割高になるため、半年以上の利用予定なら購入が基本、という判断軸をもつとよいでしょう。

料金シミュレーション活用術

月額だけでなく「3年総コスト」を入力できるシミュレーターを使えば、端末割引やオプション費用を含めた実質料金を可視化できます。入力値は①回線数②想定データ量③通話時間④端末種別の4項目で十分。結果をCSVで保存し、稟議書に添付すると承認が早まります。​

法人向けiPhone契約で注意すべきポイント

初期費用と月額料金の内訳と比較

法人契約では端末代・基本料金・オプション費用の三要素を分けて管理することが肝心です。たとえばソフトバンクの「メリハリ無制限+」は基本料金6,580円、端末割引が22,000円/台まで適用されるため、購入台数が多いほど初期コストを抑えられます。さらに 5G大容量プランでも低通信月は自動減額される仕組みがあるため、実質的な月額負担は想定より低くなるケースが多いです。​​

保証や修理サポートの内容

iPhoneを長期運用する場合は、キャリア独自の保証パック加入が安心です。ソフトバンクの「iPhone法人基本パック」はAppleCare Servicesと連動し、自然故障・破損・盗難時の交換を定額でカバーします。Android向けや4Gケータイ向けにも同様の法人基本パックが用意されているため、混在環境でも一元管理が可能です。​​

必要なセキュリティ対策とオプションサービス

モバイルデバイス管理(MDM)と遠隔ロック/ワイプ機能は必須です。ソフトバンクでは「ビジネススマホ基本パック」、ドコモでは「あんしんマネージャー」などの法人向けセキュリティオプションを用意しており、端末紛失時でも30分以内に通信停止とデータ消去が可能です。​​

法人携帯の契約手続きと導入フロー

新規契約の流れ

法人名義で初めて回線を契約する場合は①見積取得→②社内決裁→③申込書・登記簿謄本提出→④キャリア審査→⑤SIM到着・開通の5段階です。審査書類の不足が最長2週間の遅延要因になるため、登記簿と代表印の有効期限を先に確認しましょう。​​

乗り換え(MNP)成功のコツ

違約金や残債は代理店の肩代わりキャンペーンを活用すれば0円にできます。回線停止リスクを避けるため、現在キャリアと新キャリアの開通日を2日以上ずらして設定するのが安全策です。​​

機種変更時のポイント

機種変更は「旧端末+SIM+本人確認書類」の3点を用意し、業務停止時間を最短化するためにキッティング代行を併用すると工数を70%削減できます。​​

法人携帯の契約手続きと導入フロー

新規契約の流れ

法人名義で初めて回線を契約する場合は①見積取得→②社内決裁→③申込書・登記簿謄本提出→④キャリア審査→⑤SIM到着・開通の5段階です。審査書類の不足が最長2週間の遅延要因になるため、登記簿と代表印の有効期限を先に確認しましょう。​​

乗り換え(MNP)成功のコツ

違約金や残債は代理店の肩代わりキャンペーンを活用すれば0円にできます。回線停止リスクを避けるため、現在キャリアと新キャリアの開通日を2日以上ずらして設定するのが安全策です。​​

機種変更時のポイント

機種変更は「旧端末+SIM+本人確認書類」の3点を用意し、業務停止時間を最短化するためにキッティング代行を併用すると工数を70%削減できます。​​

法人携帯導入後の管理と運用方法

社内利用ルールの設定と端末管理

導入段階で「業務アプリ以外のインストール禁止」「OSアップデートはMDM経由」などの運用ポリシーを定めておくと、運用開始後のトラブルを最小限に抑えられます。ABM(Apple Business Manager)とMDMを連携させれば、iPhoneを監視モードで自動登録でき、管理部門の工数を大幅に削減できます。​​

社用携帯で監視できる/できない履歴一覧

会社がMDMやキャリア明細で取得できるのは「通話・通信量」「GPS 位置」「インストールアプリ」までです。一方、閲覧履歴やLINE の内容など私的領域は基本的に確認できません。監視範囲を社内規程に明示し、従業員のプライバシーを尊重することが信頼関係を損なわないポイントです。​

私的利用が招く4大リスクと防止策

私的利用を放置すると①通信コスト増大②情報漏えい③生産性低下④懲戒処分リスクにつながります。

防止策は

(1) 利用ルールの徹底 と (2) MDM による一括管理。

MDMならアプリ制限や位置追跡が可能になり、利用状況を可視化できます。ルールとツールを併用し、従業員説明会で「監視目的は業務保護である」ことを共有しましょう。

定期的な利用状況の見直しでコスト最適化

四半期ごとに月間データ量と通話時間を可視化し、使⽤量の少ない回線を従量制プランへ移行すると年間通信費を約15〜20%削減できます。複数台契約割引があるキャリアでは、部署単位で台数をまとめることで追加割引も狙えます。​​

トラブル時のサポート窓口と対応体制

キャリア直営の法人サポート窓口を活用することで、SIM再発行や故障交換が最短即日で完結します。Office110では「10分スピード見積り」「当日お見積り・お問い合わせ」など即応体制を整備しており、緊急時のビジネス停止リスクを軽減できます。

導入事例に学び運用改善ポイント

医療・教育・建設など導入企業40万社の統計では、キッティング委託とMDM導入を同時実施した場合、問い合わせ件数が平均52%減少し、通信費以外の運用コストも年額17%削減できました。事例別の成功要因を比較し、自社運用に転用しましょう。

法人向けiPhone契約で注意すべきポイント

初期費用と月額料金の内訳と比較

法人契約では端末代・基本料金・オプション費用の三要素を分けて管理することが肝心です。たとえばソフトバンクの「メリハリ無制限+」は基本料金6,580円、端末割引が22,000円/台まで適用されるため、購入台数が多いほど初期コストを抑えられます。さらに 5G大容量プランでも低通信月は自動減額される仕組みがあるため、実質的な月額負担は想定より低くなるケースが多いです。​​

保証や修理サポートの内容

iPhoneを長期運用する場合は、キャリア独自の保証パック加入が安心です。ソフトバンクの「iPhone法人基本パック」はAppleCare Servicesと連動し、自然故障・破損・盗難時の交換を定額でカバーします。Android向けや4Gケータイ向けにも同様の法人基本パックが用意されているため、混在環境でも一元管理が可能です。​​

必要なセキュリティ対策とオプションサービス

モバイルデバイス管理(MDM)と遠隔ロック/ワイプ機能は必須です。ソフトバンクでは「ビジネススマホ基本パック」、ドコモでは「あんしんマネージャー」などの法人向けセキュリティオプションを用意しており、端末紛失時でも30分以内に通信停止とデータ消去が可能です。​​

法人携帯におけるiPhoneとAndroidの違いとは

iPhoneとAndroidを比較したときの違いを整理します。

iPhoneAndroid
使いやすさ使いやすい初心者にはやや難しい
セキュリティ高い不安あり
価格高額(60,000円〜150,000円)幅広い(30,000円~200,000円)
拡張性低い高い

このような違いから、iPhoneは初心者向け、Androidは上級者向けと言えます。

どちらがよいかは、会社の人員や管理体制により異なります。自社の状況を調査して検討しましょう。

〇iPhone vs Android 比較

社用携帯でiPhoneを導入するメリットは、セキュリティの高さ・操作性の良さ・サポート期間の長さなどです。一方Androidは、端末価格が安いモデルも多く、大規模導入時の初期コストを抑えやすい利点があります。どちらを採用するかは、予算やセキュリティ要件、社員の操作リテラシーなどを踏まえて検討しましょう。

割引・オプション:ビジネスメンバーズ割 / 副回線サービス など

ドコモ・ソフトバンク・auともに、法人向けの割引オプションが充実しています。
たとえば「ビジネスメンバーズ割」に加入すれば 1回線あたり187円(税込)の割引が適用されたり、社内回線同士の通話が無料になるオプションもあります。

また、副回線サービスを使えば1台でプライベートと業務用など複数番号を使い分けることが可能です。社員が多いほど割安になるケースも多いため、契約の際は各社の割引制度をチェックするのがおすすめです。

法人ガラケーの活用とコスト最適化

声通話専用の部署には月額1,078円から契約できるガラケープランが依然として有効です。データ通信を切り離すことで情報漏えいリスクと紛失時の損失を最小限に抑え、バッテリー持続時間が3〜4倍になるため現場作業にも適します。​

iPhoneが向いている会社の特長

以下のような会社は、社用スマホにiPhoneが向いています。

1.従業員にiPhoneユーザーが多い

iPhone利用者が多ければ、社内で使い方を教え合うことができます。

2.セキュリティを強固にしたい

iPhoneは審査を通ったアプリしかインストールできないなど、セキュリティ面での強みがあります。

3.スマホに慣れていない人が多い。

スマホに慣れていない人が多いと、情報システム部門の負担が大きくなります。iPhoneは機種が限定されており、機種が違っても、操作感は同じです。そのため、社内向けマニュアル作成やFQA作成といった作業の負担が小さくなるでしょう。

上記のいずれかに該当した場合は、iPhoneの導入をおすすめします。

Androidが向いている会社の特長

端末コストを最重視し、かつ特定アプリやハード制約が少ない業務ではAndroidが有利です。低価格帯でも必要十分な性能を備え、microSD対応でストレージ拡張も可能なため「大量配布・短期リプレース」を前提とする場合に適しています。価格が第一ならAndroid端末+格安SIMという組み合わせを検討しましょう。​​

端末ラインナップ:カメラレス端末 / iPhone / タフネススマホ

法人携帯で使う端末は、ガラケーからスマホ・タブレットまで多彩な選択肢があります。
たとえばカメラ機能を搭載しない「カメラレス端末」ならセキュリティが厳しい現場でも導入しやすく、工事や建設現場向けには防水防塵や耐衝撃に強い「タフネススマホ」がおすすめです。

iPhoneシリーズは高性能かつ操作性が高く人気ですが、端末代が比較的高いので、格安購入できる方法(代理店のキャンペーン等)を検討するとよいでしょう

セキュリティ対策とMDM導入

業務端末には顧客データが保存されるため、MDMで遠隔ロック・ワイプ、アプリ配布制御を行う体制が不可欠です。my‑best の調査では MDM を導入している企業は中小でも48 %に達しています。​​

MDM導入企業の実態と導入率


業務用スマートフォンにおいて、MDM(モバイルデバイス管理)導入はセキュリティ対策の要といえます。実際に、my-bestの調査によると、中小企業でも48%がMDMを導入しているというデータがあり、導入率は年々増加傾向にあります。MDMを利用することで、端末の遠隔ロックやワイプ、アプリ配布制御などが可能となり、万が一の紛失時にも迅速な対応ができるようになります。

紛失・盗難時の初動フローとMDM連携

端末を紛失した場合、30分以内の遠隔ロックと通信停止が被害拡大を防ぐ鍵になります。ベルパークの記事では、社内フローを「①発生連絡 → ②管理者がMDMでロック → ③キャリアへ回線停止依頼 → ④警察への遺失届提出」の4段階に整理し、対応マニュアルを常時共有しておくことを推奨しています。MDMとキャリアオプション(位置ナビ・一定額ストップなど)を組み合わせれば、情報漏えいリスクを最小化できます。​

法人用iPhoneは購入かレンタルのどちらにすべき?

法人スマートフォンは、購入かレンタルという2つの利用方法があります。社内スマホ導入の際には、どちらの方法がよいのでしょうか?

数ヶ月の短期利用であればレンタル、長期間の利用予定があるなら購入がおすすめです。理由について、具体的に解説します。

レンタルは一時的に利用するときに便利

レンタルのメリットは3つあります。

  1. 日単位で借りられる
  2. 資産として計上する必要がなく、固定資産の管理業務の負担が軽減できる
  3. 故障時にスマホをすぐ交換できる

このようにメリットの多いレンタルですが、長期間利用すると購入よりも割高になる可能性があります。

docmoのレンタルサービスを例にすると、iPhone SE2のレンタル利用料金は以下のとおりです。

  • 1日目・・・8,800円
  • 1日目以降・・・660円/日

計算すると、31日目では、合計28,600円、2ヶ月目以降は月20,000円程度になります。

スマホを購入した場合、月額料金は5,000円ほど。なので長期間利用すると、購入するよりもコストがかかるでしょう。

長期利用なら購入一択

半年以上の長期利用を予定しているなら、iPhone購入がおすすめです。スマホ代金を、月あたりの金額に換算することでレンタルと比較してみましょう。ここでは、価格の安いiPhone SE(第3世代)を例にします。

本体価格62,800円
月額利用料(仮)5,000円
使用年数(仮)3年
1ヶ月のスマホ代約1,750円
総額約6,750円

対して、レンタルでは毎月20,000円ほどの利用料金がかかります。1年も経過しないうちに、レンタル総額が本体価格を上回るでしょう。

このことから長期間利用するなら、iPhoneは購入した方がお得です。

契約手続きと必要書類のチェックリスト

法人契約では①登記事項証明書(3か月以内)②代表者身分証 ③銀行口座印 ④委任状(代理申請の場合)—が基本セットです。追加で決算書や社員証の提出を求められるケースもあるため、事前にキャリア・代理店へ確認するとスムーズです。手続きフローは「見積→社内決裁→オンライン/対面申込→端末受領→MDM設定」とおおむね5ステップで、最短即日開通が可能です。​​

オンライン相談デスクを活用して手続きを効率化

KDDIなどが提供する「法人オンライン相談デスク」では、見積依頼から書類不備の確認、キッティング相談までWeb会議で完結できます。書類郵送や来店が不要になり、地方拠点からでも担当者とリアルタイムで調整できるため、導入までの工数を大幅に短縮可能です。

法人携帯におすすめのiPhoneは?

法人携帯でiPhoneを利用するなら、どの機種を選ぶべきでしょうか。

通常の業務利用であれば、高機能でなくとも不便を感じることはありません。機種ごとの特徴を見て、自社に合ったものを選ぶと良いでしょう。代表的な機種を、それぞれスペック表と合わせて解説します。

最新モデル iPhone 15 / 16 の法人向け評価

2024‑25 年モデルの iPhone 15/16 シリーズは USB‑C 採用でアクセサリ共有が容易になり、A16/A18 Bionic による処理性能向上とカメラ 4,800 万画素化で業務用 AR・高解像度スキャンにも対応できます。OS サポートは発売から 5 年以上見込まれるため長期リースでも陳腐化リスクが低く、社給端末を 4 年以上運用したい企業には費用対効果が高い選択肢です。​

iPhoneの小型モデルの利点と注意点

iPhone 13 miniやiPhone SE(第3世代)などの小型モデルは、持ち運びやすさと軽さが魅力です。とくに営業職や現場職の社員にとって、携帯性は業務効率に直結する要素となります。とはいえ、小型モデルは画面サイズが小さいため、Web会議や資料閲覧時に操作性が劣る場合もあります。業務利用の頻度や用途に応じて、小型モデルと標準モデルを使い分ける選択肢も視野に入れると良いでしょう。

iPhoneの旧機種活用のメリットとリスク

コストを抑えるためにiPhoneの旧機種を導入する企業もありますが、導入には一定のリスクも存在します。iOSのアップデート対象外となった機種では、セキュリティの脆弱性が残ったままになりやすく、業務データを扱う法人携帯としては不安が残ります。一方で、iPhone SE(第2世代)やiPhone 12などは現在もサポート対象であり、価格と性能のバランスに優れた選択肢です。導入時はスペックとサポート期間を十分確認しましょう。

中古・型落ちiPhoneを賢く活用してコスト最適化する

新品にこだわらず、1〜2世代前の「型落ち」やApple認定整備済製品を採用すると、端末価格を最大40%削減できます。最新OSが3〜4年適用されるモデルであれば業務アプリとの互換性も担保しやすく、中古市場の在庫も豊富です。

一方でバッテリー劣化や保証範囲の縮小リスクがあるため、①バッテリー最大容量80%以上、②残存サポート期間2年以上を選定基準にすると安心です。社内規程で「耐用年数3年」を明示し、故障時は即交換できる体制を整えましょう。​

iPhone 14、iPhone13が主流

大手キャリアが提供している法人携帯は、iPhone14とiPhone13が主流です。まずはそれぞれの機種のスペックを見てみましょう。

iPhone14シリーズ スペック表

機種名iPhone14iPhone14 PlusiPhone14 ProiPhone14 Pro Max
サイズ6.1inch6.7inch6.1inch6.7inch
ディスプレイSuper Retina XDRSuper Retina XDRSuper Retina XDRSuper Retina XDR
重量172g203g206g240g
容量128GB~512GB128GB~512GB128GB~1TB128GB~1TB
Face ID
発売年2022年2022年2022年2022年

iPhone13シリーズ スペック表

機種名iPhone13iPhone13 miniiPhone13 ProiPhone13 Pro Max
機種名iPhone 13iPhone 13 miniiPhone 13 ProiPhone 13 Pro MAX
サイズ6.1inch5.4inch6.1inch6.7inch
ディスプレイSuper Retina XDRSuper Retina XDRSuper Retina XDRSuper Retina XDR
重量173g140g203g240g
最大容量128GB~512GB128GB~512GB128GB~1TB128GB~1TB
Face ID
発売年2021年2021年2021年2021年

どちらも法人用のスマホとしては問題ないスペックで、際立った違いはありません。

iPhone14 Pro / Pro MAXでは、画面上部のノッチが廃止され、小さなパンチホールになりました。

これに合わせて、画面上部に通話や音楽、タイマーなどバックグラウンドで動いているアプリの状態を表示する「Dynamic Island」という機能も搭載。

一方、iPhone 13シリーズには一回りサイズの小さいiPhone miniが用意されています。持ち運びのしやすさを優先するなら、miniも検討してよいでしょう。

Phone SEはコスト面で優秀!

コスト面を重視するのであれば、iPhone SEがおすすめです。iPhone 14(119,800円~)iPhone 13(107,800円~)に対し、iPhone SE(62,800円~)は半分程度の価格です。

iPhone SEは第3世代まで発売されており、最新iOSの対象になっているのは第2と第3世代です。それぞれのスペックを見てみましょう。

iPhone SEシリーズ

機種名iPhone SE(第2世代)iPhone SE(第3世代)
サイズ4.7inch4.7inch
ディスプレイRetina HDRetina HD
重量148g144g
容量64GB~128GB64GB~256GB
Face ID
発売年2020年2022年

iPhone 14/13との大きな違いはサイズとデータ容量です。サイズは4.7インチとiPhone 14/13よりも一回り小さく、最大容量も64GB~128GBと少ないことがわかります。

また、画面が従来のガラス製なので、傷がつきやすい点にも注意が必要です。

処理性能はiPhone14/13に劣るものの、通常の利用で困ることはありません。メール、電話、チャット、Web会議など、一般的な範囲に留まるなら、iPhone SEで十分でしょう。

古いiPhoneは安価だが、スペックとサポート期間に注意!

iPhoneを安く購入する方法として、型落ちの古いiPhoneを選ぶという方法もあります。5万円以下の機種もあるため、コスト面では非常に魅力的です。

ただし、スペックには注意が必要です。スマートフォンの性能向上に合わせて、アプリの求めるスペックも高くなっています。そのため、古い機種では要件を満たせない可能性があります。

また、サポート期間も要注意。iPhoneは古い機種になると、最新のiOSにアップデートできなくなります。たとえば、2022年9月に提供されたiOS16では、iPhone 7(2016年発売)がアップデート対象から除外されました。

iOSのバージョンが最新でなくても、すぐに問題は生じません。しかし時間が経つにつれ、アプリが利用できない、セキュリティが脆弱になるといった問題が生まれます。

そのため型落ちの機種を選ぶにしても、できるだけ新しいものを選ぶことをおすすめします。

法人携帯おすすめキャリア/端末ランキング

通信品質とコストのバランスで最も支持されたキャリアはソフトバンク、端末は iPhone 14(128 GB)がトップでした。

iPhoneの法人契約では大手キャリアと格安SIM、どちらにすべき?

法人用iPhoneの契約には、大手キャリアと格安SIMの2つの方法があります。実際のところ、どちらがよいのでしょうか?

それぞれの特徴を踏まえて解説しましょう。

安定した品質を求めるなら大手キャリア

大手キャリアは、高品質なサービスを受けられます。

また自社回線を持っているため、通信速度が安定しています。データ通信で通話するLINEのようなアプリでは、高音質な通話が可能になるでしょう。
さらにデータの定額プランに加入することで、通信量を気にせずに使用できるのも強みです。

社外にいることが多く、通話やデータ通信を頻繁に利用する場合は、大手キャリアがおすすめです。

iPhone法人契約におすすめの通話オプション

音声通話が多い企業は、データ容量より通話定額オプションの有無で総コストが大きく変わります。主要キャリアはいずれも「5分以内無料」「24時間かけ放題」の2階層を用意しており、

* 営業職・コールセンター → 24時間定額で時間当たり単価を圧縮
* バックオフィス/ライトユーザー → 5分定額+従量課金が割安

導入前に部署別平均通話時間を調査し、オプションを個別適用すると、月額を約15%削減できます。また、副回線アプリを併用すると私用番号と分離でき、BYOD環境でも通話管理が容易になります。​​

iPhoneの法人利用で活用できる割引・オプション制度

大手キャリアでは、法人向けにさまざまな割引制度やオプションサービスが用意されています。たとえば、ドコモの「ビジネスメンバーズ割」では1回線あたり187円の割引が適用され、ソフトバンクでは「法人基本パック」に加入することで、端末紛失時の補償やセキュリティ強化機能が提供されます。さらに、副回線サービスや社内通話の無料化など、企業の通信コスト削減に直結するサービスも充実しています。導入前には各社の法人向けオプションを比較検討することが重要です。

iPhoneを安く契約する3つの方法

近年は代理店経由やオンライン限定プランを活用することで、最新iPhoneでも月額コストを大幅に抑えられます。

特に①代理店一括調達:複数台購入で端末価格を交渉 ②回線+端末セット割:通信と端末を同一事業者でまとめ値引きを受ける ③キャンペーンの乗り換え活用:期末や新モデル投入時のキャッシュバックを狙うの3手法が有効です。

人気3大キャリア徹底比較docomo/au/SoftBank

〇docomo:かけ放題特化で国内通話が多い企業向き。eximoなど高速帯域を確保しやすいプランが特徴です。

〇au:オプションが豊富で、ストリーミングやクラウド連携を業務に組み込みたい場合に柔軟。

〇SoftBank:ミニフィット・メリハリ無制限など容量階段式プランがあり、業務量の変動が大きい組織に適します。

3社の月額差は最大2,000円程ですが、端末同時購入割や法人割を適用すると逆転するケースもあるため、自社の通話・データ利用実績に基づく試算が必須です。​

法人向けおすすめ料金プランと選定ポイント

料金プランは「従量制+定額通話オプション」と「完全定額」の2系統に大別されます。月間データ利用が3 GB以下の社員が7割以上なら従量制で十分ですが、営業職など通話が多い部署には5分定額や24時間かけ放題を付与すると総コストを抑えられます。SIMのみ契約の場合はデータシェアが可能なキャリアを選ぶと回線数が増えても費用が逓減しやすくなります。

ドコモ

ドコモの法人プランは、大きく分けて「5Gギガホ プレミア」、「ギガホ プレミア」、「5G ギガライト」、「ギガライト」の4つのプランがあります。

月額料金は、プランと1ヶ月の通信量で異なります。それぞれの料金は以下のとおりです。

プラン名月額(税込み)
5Gギガホ プレミア 〜3GB7,315円
5Gギガホ プレミア 3GB〜5,665円
ギガホ プレミア 〜3GB7,205円
ギガホ プレミア 3GB〜60GB5,555円
5G ギガライト 〜1GB3,465円
5G ギガライト 〜3GB4,565円
5G ギガライト 〜5GB5,665円
5G ギガライト 〜7GB6,765円
ギガライト 〜1GB3,465円
ギガライト 〜3GB4,565円
ギガライト 〜5GB5,665円
ギガライト 〜7GB6,765円
通話料金 22円(税込)/30秒
社員間での通話は無料

下記のオプションで通話料を無料にできます。

オプション月額内容
かけ放題1,870円国内通話が無料
5分間通話料無料770円国内通話が5分以内無料

さらに、法人は以下の割引を利用できます。

  • みんなドコモ割 最大1,100円/回線
  • ビジネスメンバーズ割 187円/回線
  • ドコモ光セット割 最大1,100円/回線 ※20回線まで

au

auの魅力はオプションの豊富さ。さまざまなオプションを組み合わせることで、自社に適切なプランが選べます。

現在、auでは使い放題MAX5G/4Gが提供されています。

使い放題MAXプランでは、月の利用量が3GB以下の場合、1650円の割引がおこなわれます。

プランごとの利用料金は、以下のとおりです。

プラン名〜3GB(税込)3GB以上(税込)
使い放題MAX 5G/4G5,588円7,238円
使い放題MAX 5G
with Amazonプライム
6,358円8,008円
使い放題MAX 5G Netflixパック(P)/
使い放題MAX 4G Netflixパック(P)
6,688円8,338円
使い放題MAX 5G テレビパック/
使い放題MAX 4G テレビパック
7,458円9,108円
使い放題MAX 5G DAZNパック/
使い放題MAX 4G DAZNパック
8,118円9,768円
使い放題MAX 5G ALL STAR パック8,778円10,428円
通話料金 22円(税込)/30秒

加えて、下記のような法人向けの割引もあります。

法人割基本使用料 25%オフ
社員間の国内通話 30%オフ
社員間の国内SMS送受信無料
無料通話時間を社内で分け合える
法人割プラス2回線・・・550円割引 
※「auデータMAXプラン Netflixパック」は1,100円割引
3回線・・・1,100円割引
4回線以上・・・2,222円割引

ソフトバンク

ソフトバンクは豊富なオプションと充実したサービスが魅力です。スマホ向けのプランには、「ミニフィットプラン+」と「メリハリ無制限プラン」の2種類があります。

それぞれのプランをまとめると、以下のようになります。

プラン月額(税込)
ミニフィットプラン+ 〜1GB3,278円
ミニフィットプラン+ 〜2GB4,378円
ミニフィットプラン+ 〜3GB5,478円
メリハリ無制限プラン 〜3GB5,588円
メリハリ無制限プラン 3GB〜7,238円
通話料金 22円(税込)/30秒

また、定額オプションに加入すると、通話料を抑えられます。

オプション月額内容
定額オプション+1,980円24時間国内通話が無料
准定額オプション+880円1回5分以内の通話料ソフトバンク、ワイモバイル、LINEMO宛SMSが無料

関連記事:法人携帯向け格安SIMのかけ放題プランを比較!おすすめの代理店も紹介

格安SIMは利用料金が安い!

格安SIMの特徴は利用料金の安さ。格安SIMは1,000円台まで抑えられます。

その代わり通信が不安定、サポートが充実していないといったデメリットもあります。そのため、格安SIMをするかは慎重に検討しましょう。

代表的な3つの格安SIMの特徴とプランをご紹介します。

前置きを記述してから下記につなげてください!

ワイモバイル

ワイモバイルは格安SIMの中で比較的、通信が安定しています。

データ容量月額(税込)
3GB1,408円
15GB2,508円
25GB3,388円
通話料金22円/30秒

また、だれとでも定額(税込770円)で、10分以内の国内通話が無料になります。

mineo

mineoはdocomo、au、softbankの回線を利用するトリプルキャリアサービスを実施しています。回線と利用データ量に応じて、多様なプランが用意されているのが特徴です。

シングルタイプ(データ通信のみ)

基本データ容量auプランドコモプランソフトバンクプラン
500MB770円770円869円
3GB990円990円1089円
6GB1,738円1,738円1837円
10GB2,772円2,772円2871円
20GB4,378円4,378円4477円
30GB6,490円6,490円6589円

デュアルタイプ(データ通信 + 090音声通話)

基本データ容量auプランドコモプランソフトバンクプラン
500MB1,441円1,540円1,925円
3GB1,661円1,760円2,145円
6GB2,409円2,508円2,893円
10GB3,443円3,542円3,927円
20GB5,049円5,148円5,533円
30GB7,161円7,260円7,645円
国内通話 22円(税込)/30秒
複数回線を利用した場合、1回線につき55円(税込)/月の割引

デュアルタイプの場合、以下のオプションを利用すると電話代を抑えられます。

  • mineoでんわ 11円(税込)/30秒
  • 10分かけ放題 10分以内の国内通話が無料 880円(税込)/月

UQモバイル

UQモバイルはaiu回線を利用しているサービスです。回線が安定しており、通信制限時でもある程度のスピードで利用可能です。余ったデータを翌月に繰り越せることも、大きな魅力と言えます。

各プランをまとめると、以下のようになります。

プラン名基本データ容量月額(税込)
くりこしプランS +5G3GB1,628円
くりこしプランM +5G15GB2,728円
くりこしプランL +5G25GB3,828円
通話料22円/30秒

また、通話オプションも豊富です。

オプション月額(税込)内容
通話放題1,980円国内通話が24時間かけ放題
通話放題ライト880円1回10分以内の国内通話が24時間かけ放題
通話パック550円最大60分/月の国内通話が定額

関連記事:格安SIMの法人契約おすすめ7社を比較!失敗しない選び方も紹介

iPhoneおトク割セットでさらにコストダウン

楽天モバイルの「iPhoneおトク割セット」は端末と音声+データプラン同時申込で最大2万円の値引きが受けられます。月額通信費は1,280円(税抜)〜の法人契約割引と併用可能で、初期投資とランニングコストの双方を抑えられるため、複数台導入を検討中の中小企業に最適です。​​

コストを抑える4つの方法

(1) 法人専門代理店経由で特別単価を取得する
(2) 本体価格が安い型落ち端末を選ぶ
(3) 通話頻度・データ使用量を見える化し最適プランを選択する
(4) 複数社で相見積もりを取り交渉する

これらを組み合わせることで年間通信費を最大30 %削減できます。

ソフトバンク法人携帯の割引・オプションサービス

通話オプション

**定額オプション+(月1,980円)**なら24時間国内通話が無料、**準定額オプション+(月880円)**なら5分以内の通話が無料です。部署単位で最適化すれば年間通信費を15 %削減できます。​​

データシェア・海外利用オプション

5回線まで容量を共有できるデータシェアプランや、米国滞在時データ無制限のアメリカ放題は、出張の多い企業に人気です。​​

1年おトク割+/ホワイトライン24

新規契約なら基本料を1年間毎月▲1,100円する1年おトク割+、社内通話を無料化するホワイトライン24を併用すると、コストの底打ちができます

ソフトバンク「iPhone 法人基本パック」とは?

パック概要と料金

「iPhone 法人基本パック」は、留守番電話・割込通話・移動機管理(リモートロック)など13機能を月1,100円で束ねたオプションパックです。個別加入より約35 %安く、回線数が多いほど費用対効果が高まります。​​

含まれる13の便利機能

代表的な機能は以下のとおりです。

・共有電話帳:部署共通の連絡先をクラウド一括配布

・遠隔初期化:紛失時に30分以内でデータワイプ

・留守番電話メモ:音声→テキスト変換で確認漏れを防止

これらはセキュリティと業務効率の両面を底上げし、MDMと併用すればガバナンスを一元化できます。​​

申し込み手続きと導入フロー

1.見積取得(Webまたは代理店)

2.社内決裁・稟議

3.申込書+登記簿謄本を提出

4.キャリア審査(最短当日)

5.SIM到着後、ABM/MDM連携設定

パックは回線と同時申込で即日適用可能です。既存回線への後付けもオンラインで完結します。

キャリア別保証・補償パックの活用

・ソフトバンク iPhone法人基本パック
月額1,100円でAppleCareと同等の交換サービスを提供。整備済品交換は最大4回/2年まで。​​

・Android向けスマートフォン法人基本パック
水濡れ・破損時の即日交換に加え、セキュリティアプリ「Lookout」を無償バンドル。​​

・ガラケー向け法人基本パックプラス
交換用リフレッシュ機を在庫確保し、長期利用端末でもパーツ供給切れの心配がありません。​​

Android向けスマートフォン法人基本パック

Android端末でも「スマートフォン法人基本パック」を追加することで、Lookout Mobile Securityが無償バンドルされ、マルウェア検知や不正アプリの自動隔離が可能になります。​​

4Gケータイ向け法人基本パック

従来型ケータイには法人基本パック for 4Gケータイを選択。バッテリー即日交換や専用サポート窓口が付帯し、長期運用時のダウンタイムを抑えられます

副回線サービスを活用して業務と私用を分ける方法

副回線サービスを活用することで、1台のスマートフォンで業務用と私用の番号を使い分けることが可能になります。特に社員に1台ずつ法人携帯を支給するのが難しい場合、副回線サービスは非常に有効です。主要キャリアでは、eSIMを利用した副回線プランを提供しており、通話履歴やメッセージの区別が明確になります。業務と私用の線引きを明確にしたい企業にとって、コスト面と利便性の両方を満たす選択肢といえるでしょう。

契約期間・違約金の注意点

法人プランでも最低利用期間12〜24 か月が設定されているケースが多く、途中解約時の違約金は1回線当たり5,000〜20,000円が相場です。更新月を逃さないよう、管理表で契約満了日を把握しましょう。

代理店を活用するメリット

法人携帯を初めて導入するなら、代理店に相談するのも有効な方法です。

事務手数料や違約金を負担してくれるキャンペーン、キャリアショップにはない割引プランなどが利用できる場合があります。複数キャリアを一括見積もりしてもらえるのも代理店の強みで、最適なプラン・端末選定から導入後のサポートまでまとめて任せられるので、社内の手間を大幅に削減できます。

携帯ショップと代理店の違いを理解して選ぶ

キャリア直営ショップは単一ブランドのみの提案に限定されますが、法人専門代理店は複数キャリア・端末・MDM・保守サービスをワンストップで比較・手配できる点が強みです。料金交渉や請求窓口の一本化、導入後のトラブル対応を含めた包括サポートを求める場合は代理店経由の方が運用負荷を抑えられます。

LCMサービスで導入〜廃棄までを丸ごとアウトソーシング

端末を買ったあとこそ手間がかかる――それを解決するのがLCM(Life‑Cycle Management)サービスです。キッティング、MDM設定、証明書の年次更新、故障時の交換手配、そして廃棄処理までワンストップで代行するため、自社の情報システム部門はコア業務に集中できます。MXモバイリングの例では、数百〜数千台規模でも24時間365日のサポート体制で運用負荷を70%削減した実績が報告されています。​

キッティングを外注するメリットと費用感

新規端末の一括設定(キッティング)は、台数が多いほど人的コストが膨らみます。専門業者に委託すると、箱開封・OSアップデート・アカウント設定・セキュリティポリシー適用をテンプレート化した工場工程で行うため、1台あたりの設定時間が社内作業の約1/4で済むというデータがあります。費用は1台2,000〜4,000円が相場ですが、MDMライセンスとセットで割安になるプランもあるため、LCMサービスと合わせて検討しましょう。​​

スマホキッティングとは?作業内容と効率化のポイント

キッティングは端末の初期設定・アプリ導入・各種ポリシー適用を一括で行う準備工程です。自社で行うと人件費と時間がかさむ一方、専門業者へ委託すれば数百台規模でも短期間で均一品質を確保できます。特にMDM連携やテンプレート化により、設定ミス防止とセキュリティ強化を同時に実現できるため、導入後の運用コスト削減にも直結します。

契約の流れ(新規・乗り換え・機種変更)

①問い合わせ・ヒアリング → ②見積り比較 → ③社内承認 → ④必要書類提出 → ⑤開通・初期設定(2〜5営業日)という流れが一般的です。

法人携帯の乗り換え方法を徹底解説

乗り換えは①現行契約条件の確認→②MNP予約番号の取得→③新キャリアの回線・端末選定→④キッティング計画策定→⑤一括開通・旧端末返却の順に進めるとスムーズです。特に業務停止を避けるため、休業日前夜にSIM切替を行い、翌営業日朝に動作確認を完了させるスケジュールを推奨します。​​

契約に必要な書類と審査をスムーズに通すコツ

法人携帯の契約では、登記簿謄本・印鑑証明書・本人確認書類(担当者の運転免許証など)の3点セットが基本です。加えて、キャリアによっては直近決算書や会社概要パンフレットの提出を求められるケースもあります。提出書類が不足すると審査に時間がかかるため、事前にリスト化し一括提出するのがポイントです。なお、ベルパークの調査では「1台からの法人契約も可能」という事例が増えており、小規模導入の場合でも同じ書類で審査を通過できます。​

よくある質問FAQ

Q1. 法人携帯は何台から契約できる?
A. 1 台から可能。

Q2. 個人携帯との差額は?
A. 音声かけ放題+10 GBの場合、平均で月額900円ほど安い。

Q3. 違約金はある?
A. 最低利用期間内の解約で回線毎に最大2万円。

導入事例:成功パターンと得られた効果

・幼稚園・保育園でスマホ導入後に残業ゼロを実現(ワイモバイル導入事例)
園児の出欠確認をクラウド共有に切り替えたことで、1日当たり平均45分の残業が解消されたとの報告があります。​​

・他社からのMNPで年間140万円の通信費を削減(製造業)
音声中心の利用社員をミニフィットプラン+へシフトし、24 か月で端末代を含めても初期投資を回収できました。​​

・テレワーク転換時にレンタル契約を採用し、導入リードタイムを70%短縮
端末レンタルサービスを活用したことで、在宅勤務開始までの準備期間が2週間から4日へ短縮されました。​​

まとめ:法人携帯はiPhoneがおすすめ!

iPhoneの優れた特徴は、使いやすさとセキュリティの強さです。そのため、スマホ初心者の多い職場では、最良の選択肢と言えます。

また、国内で広く利用されているため、わからないことがあっても、周りに助けてもらえ、自分で解決策を見つけやすいというメリットがあります。

Androidにくらべると本体の値段は安くありませんが、機種やプランを適切に選ぶことで、コストを抑えることも可能です。

今回ご紹介したことを踏まえて、自社でiPhone導入をシミュレーションしてみましょう。まずは、「業務で必要なアプリの洗い出し」や、「携帯電話での通話時間の調査」といった調査から始めることがおすすめです。