法人用タブレットはiPadがおすすめ?人気機種や導入手順を解説

ビジネスシーンに活用するために、iPadやタブレットの導入を検討していませんか?

導入して効果が見込めるかどうかや、導入にどれくらい費用がかかるのかも気になるポイントです。

そこで今回は、法人用タブレットのおすすめ人気機種や導入の流れについて解説します。

iPadやタブレットの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

法人用iPadやタブレットを導入するメリット

法人用iPadやタブレットを導入するメリットは次の3点。

  • 業務効率化が実現する
  • ペーパーレス化できる
  • サービスの品質が向上する

まずは、企業がビジネス目的でiPadやタブレットを導入するメリットを見てみましょう。

1.業務効率化が実現する

iPadやタブレットの導入で業務効率化が実現します。

どこにいても資料の確認や文書の作成・編集ができるので、移動中や外出先で生じるスキマ時間を有効に使えます。

また、タスク管理やスケジュール管理に役立つツールを活用すれば、業務の進捗状況を把握可能。

もちろんチャットやメール、ビデオ会議も可能なので、周囲との連携を行いながら効率よく業務をこなせるでしょう。

時短により空いた時間を他の業務に割けるようになります。

2.ペーパーレス化できる

iPadやタブレットで紙の資料を管理すれば、ペーパーレス化につながります。

情報をデータ化し、iPadやタブレットで閲覧できるようにすれば、紙を無駄遣いせずに済みます。。

たとえば、マニュアルをテキストにして保管するのではなく、スキャンしてPDFで保存することで、スムーズに確認できます。

2.サービスの品質が向上する

タブレットひとつあれば、営業先で快適に資料を提示できます。

資料やカタログを持ち歩かずに済むので、外回りの負担が軽減するでしょう。

また、手持ちの資料にない情報が必要になった際も検索して調べることが可能。

以上のように、iPadやタブレットを導入することで顧客満足度やサービス品質を高められるのです。

法人用iPadやタブレットを導入するデメリット

iPadやタブレットを導入することのデメリットは、「導入にコストがかかる」点です。

たとえば営業部門でタブレットを導入しようとなった際に、営業スタッフ全員にタブレットを支給すると、規模によって大きな額になるでしょう。

また、使用用途によっては外出先で使うためのデータ通信費用も必要になり、運用コストもかかります。

したがって、コスト面で負担になりやすい点は、iPadやタブレット導入のデメリットといえるでしょう。

しかし、コストをかけた分、業務のパフォーマンスが向上するため、長い目で見ればデメリットは解消できますよ。

法人用タブレットはiPadとAndroidタブレットのどちらがよい?

法人用タブレットでよく使われているのがiPadとAndroidタブレットです。

そのため導入する際にまず、どちらにするのか悩まれる方も多いかと思います。

ここからは、法人用タブレットにおすすめなiPadについて紹介します。

法人用タブレットはiPadがおすすめ!

法人用タブレットでおすすめなのはiPadです。

iPadがおすすめの理由は以下の3つ。

  • デザインや機能性が良い
  • Apple製品と連携できる
  • 直感的な操作で資料や文書が作成できる

それぞれのメリットについて解説します。

1.デザインや機能性が良い

iPadの魅力は、デザイン性の良さと優れた機能性。

本体や画面ディスプレイが綺麗かつスムーズに動くため、ストレスなく使用できます。

高性能のモデルを選べば、タブレット上で動画編集もできます。

2.Apple製品と連携できる

Apple製品と連携できる点もiPadの魅力です。

iPhoneやMacを同期させられるので、ファイルの共有がしやすくなります。

iCloud driveを使えば、外出先にいても共有ファイルにアクセスができ、機器同士が近くにあれば作成した資料をairdropで簡単に送れます。

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3.直感的な操作で資料や文書が作成できる

iPadは直感的な操作でスムーズに資料や文書が作成できます。

複数のアプリを同時に開けば、シームレスに作業ができるでしょう。

Apple Pencilを使えばメモを取ったり、文書やPOPを作成したりと、多様な場面で活躍します。

iPadとAndroidタブレットの違いとは?

iPadとAndroidタブレットの違いは、以下の通りです。

iPadの特徴Androidタブレットの特徴
OS:iPadOS操作性が良いセキュリティが優れている価格が高いOS:Android機種の選択肢が多いSDカードが取り付け可能比較的安価である

AndroidタブレットはSDカードを取り付ければ、ストレージ容量を増やせます。

また機種の種類や価格帯が幅広く、予算や用途によって好みの製品を選べるのが特徴です。

法人用iPadのおすすめ機種

iPadには、さまざまな機種が存在します。

主要なモデルの参考価格やサイズは以下の通りです。

モデル価格サイズ
iPad mini【Wi-Fiモデル】
64GB:78,800円
256GB:102,800円
【Wi-Fi + Cellularモデル】
64GB:102,800円
256GB:126,800円
画面:8.3インチ
高さ:195.4mm
幅:134.8mm
厚み:6.3mm
iPad (第9世代)【Wi-Fiモデル】
64GB:49,800円
256GB:71,800円
10.2インチ
高さ:250.6mm
幅:250.6mm
厚み:7.5mm
iPad (第10世代)【Wi-Fiモデル】
64GB:68,800円
256GB:92,800円
【Wi-Fi + Cellularモデル】
64GB:92,800円
256GB:116,800円
10.9インチ
高さ:248.6mm
幅:179.5mm
厚み:7.0mm
iPad Air【Wi-Fiモデル】
64GB:92,800円
256GB:116,800円
【Wi-Fi + Cellularモデル】
64GB:116,800円
256GB:140,800円
10.9インチ
高さ:247.6mm
幅:178.5mm
厚み:6.1mm
11インチiPad Pro【Wi-Fiモデル】
128GB:124,800円
256GB:140,800円
512GB:172,800円
1TB:236,800円
2TB:300,800円
【Wi-Fi + Cellularモデル】
128GB:148,800円
256GB:164,800円
512GB:196,800円
1TB:260,800円
2TB:324,800円
11インチ
高さ:247.6mm
幅:178.5mm
厚み:5.9mm

iPadを導入しようにも、どのモデルを選べばよいか悩む方もいるかもしれません。

ここからは、ビジネスシーンにおすすめの機種を紹介します。

iPad【基本的な性能を備えたモデル】

安くiPadを導入したいなら、iPad(無印)が適しています。

本体料金がもっとも安価で導入しやすく、基本的な機能が備わっているので、使いやすいでしょう。

そのなかでも、特に第9世代のiPadがおすすめです。

第10世代のiPadが最新機種ですが、その前のモデルである第9世代は価格が4万円代からとお手頃です。

また、iPhone11シリーズに搭載されているA13チップが採用されており、快適な動作で使用できてコストパフォーマンスに優れています。

持ち運びに適したiPadをお探しなら、コンパクトで持ち運びしやすいiPad miniがおすすめです。

およそ8インチほどの大きさかつ軽量なので、ビジネスバッグに入れてもかさばりません。また、小型ながら機能面のパフォーマンスもよく、基本的な機能であれば問題なく使えるでしょう。

iPad Air【PC並みの高性能を実現】

標準以上の性能が欲しい人は、iPad Airを検討してみましょう。

高性能なモデルであるiPad Proと同じ、M1プロセッサが搭載されています。

iPadAirはハイスペックな作業ができるタブレットですが、価格はiPad Proほどではありません。

画像や動画の編集など、高いスペックを必要とするクリエイティブな作業をするのに適したタブレットです。

iPad以外のおすすめタブレット

タブレットは、iPad以外にもビジネス使いに適した製品があります。

iPad以外のタブレットをお探しの方は、次に紹介するタブレットを参考にしてみてください。

KC-T304/T304C【壊れにくく使いやすい業務用タブレット】

京セラが提供するKC-T304/T304Cは、外で使うシーンが多い方におすすめな業務用タブレットです。

落下試験や加圧試験をクリアしている製品のため、液晶ガラスが割れにくく衝撃に強いのが魅力です。

また、防水・防塵機能、耐薬品性にも優れているので、アルコールやハンドソープなどでお手入れができます。

手袋をしたまま操作できる「グローブタッチ」や、濡れていても作業できる「ウェットタッチ」といった機能もあり、ビジネスシーンでの使いやすさにこだわっています。

SH-T01/SH-T01L【高性能CPU&大容量メモリ】

SH-T01/SH-T01Lは、シャープが提供するハイパフォーマンスタブレットです。

高性能CPU&大容量メモリで、データ容量の大きなファイルや動画なども扱えるため、スムーズで快適に作業できます。

また6,500mAhの大容量バッテリーを搭載しており、長時間の利用も安心です。

防水・防塵にも対応しているので、外での使用にも適しているでしょう。

Lenovoタブレット【安価で性能が良くコスパ◎】

Lenovoのタブレットは、コスパが高く用途に応じて機種も選びやすいのが魅力です。

コスパの良いタブレットを低価格で手に入れたいなら、Lenovoのタブレットを検討してみるとよいでしょう。

ただし、前に紹介したモデルのように耐久性に優れているわけではないため、外作業メインの業務の場合はよく検討したほうがよいでしょう。

法人用iPadやタブレットを導入する方法

法人用にiPadやタブレットを導入する方法には、「直接購入する方法」と「レンタル・リースを契約する」方法があります。

タブレットやiPadを直接購入する

iPadやタブレットを導入する方法でオーソドックスなのが、直接購入する方法です。

自社に合ったタブレットを選んで購入し、そのまま会社のものとして活用できます。

ただし、円安の影響を受けてApple製品が値上がりしているため、費用がかさむのが懸念事項です。

導入費用を抑えるなら、レンタルやリースもおすすめ

できるだけ導入費用を抑えたいなら、レンタルやリースを検討してみましょう。

レンタルとリースの特徴は、それぞれ以下の通りです。

レンタルリース
・貸し出し可能な機種はレンタル会社に在庫がある製品のみ
・長期間レンタルする場合は、リースよりもコストが高くなる
・タブレットが故障した場合、交換してもらえることがある
・好きな機種を選べる
・途中解約すると解約料金がかかる
・リース期間が終了すれば、最新の機種に入れ替えができる
・故障の保守サービスに入っていないと、修理費を負担することになる

レンタルやリースにかかる代金は経費として計上可能です。

すぐに予算の準備ができなくても、レンタルやリースなら導入のハードルが下がります。

Wi-Fi環境下以外でインターネットを使う場合は、通信事業者と法人契約をする

購入したタブレットは、Wi-Fiに接続すれば問題なく使用できます。

ただし、Wi-Fi環境がない場所でもインターネットを使う場合には、データ通信が必要です。

外出先などでデータ通信を使う場合は、通信事業者との法人契約を検討しましょう。

なお、データ通信を使うためにはWi-Fiモデルのタブレットではなく、Cellularモデルのタブレットが必要なので注意してください。

通信事業者でiPadやタブレットが販売されていることもあるので、機種代金の見積りを取って比較してみるとよいでしょう。

iPadやダブレットの法人契約可能な通信事業者は?

au・ドコモ・ソフトバンクの3社で法人契約が可能です。

それぞれ料金やサービスを比較しながら、自社に合ったプランを選びましょう。

auの料金プラン

料金内容
タブレットシェアプラン5G/4G
(スマホとセットで利用中の人が対象)
1,100円スマホとデータ容量をシェア
タブレットシェアプラン3 5G/4G1,100円月間データ容量3GB
タブレットシェアプラン50 5G/4G5,280円月間データ容量50GB

ドコモの料金プラン

料金内容
5Gギガホ プレミア6,028円データ量無制限
ギガライト2,178円〜1GB〜7GBまでデータ量に応じて支払い
5Gデータプラス1,000円タブレットなどのペア2台目機種とデータ量をシェア
※ドコモのプランを利用してタブレットを使う場合はギガプラン(ギガホ・ギガライト)の加入が必要です。

ソフトバンクの料金プラン

料金内容
データ通信専用3GBプラン1,408円〜3GBまで使えるプラン

※時間内のデータ使い放題オプション購入可能
1時間:100円
2時間:200円
3時間:300円
4時間:400円
5時間:500円
データ通信専用50GBプラン5,280円50GBまで使えるプラン

iPadやタブレットの法人契約に必要な書類

通信事業者と法人契約するためには、下記の書類が必要です。

法人確認書類印鑑登録証明書登記簿謄本※いずれか1点
本人確認書類と在籍確認書類【本人確認書類】
運転免許証
マイナンバーカード
パスポート
健康保険証+補助書類
(住民票や公共料金領収書など)
【在籍確認書類】
社員証名刺代表者からの委任状
※それぞれ1点ずつ必要
支払い方法に関する書類クレジットカード
キャッシュカード
預金通帳+金融機関届出の印鑑(口座振替)

印鑑登録証明書、もしくは登記簿謄本は法務省から取り寄せる必要があるため、余裕をもって準備しておくようにしましょう。(ただし、発行から3ヶ月経つと無効になります。)

まとめ:法人用iPadやタブレットで業務をスムーズに

今回は、法人用にタブレットを導入したい方に向けて、人気機種や導入の流れについて解説しました。

iPadやタブレットを導入することで、業務効率化を図れます。

初期費用こそかかりますが、長期的な視点で見るとメリットが大きいといえるでしょう。

情報共有できるアプリやツールなどを入れることで、さらに便利にタスクをこなせます。

業務効率化が促進されることにより、顧客満足度の向上につながる可能性もあるでしょう。

ぜひ、iPadやタブレットを導入してスムーズな業務を実現してみてください。