居ぬき工事・スケルトン工事・リノベーションの違いとは
公開日:2020.12.11 最終更新日:2024.05.14
オフィスや店舗の内装工事を行う際、主に居ぬき工事・スケルトン工事・リノベーションから工事方法を選択します。
それぞれは同じ内装工事として一括りにされていますが、工事の内容は全く異なります。
そこで本記事では、居ぬき工事・スケルトン工事・リノベーションの違いを具体的に解説します。
内装工事の方法でお悩みの事業者様は、ぜひご一読ください。
居ぬき工事・スケルトン工事・リノベーションの違い
居ぬき工事・スケルトン工事・リノベーションの大きな違いは、工事を行う範囲です。
最も工事範囲の広いスケルトン工事は、0からの工事を行うため自由な内装を構築できる分工事範囲が広く、費用も多くかかります。
リノベーションは、元々あった内装を一新する工事です。
部分的なリフォームから間取りを変えるような大規模工事までさまざまであり、ケースによって工事範囲や費用は変動します。
居ぬき工事は前に入っていたテナントの設備や内装をそのまま活かす工事のため、部分的な工事のみでよく小規模な工事におさまります。
居ぬき工事・スケルトン工事・リノベーションの内容
内装工事の1つである居ぬき工事・スケルトン工事・リノベーションの工事内容は、それぞれ全く異なります。
それでは詳しい内容を解説していきます。
居ぬき工事の内容
居ぬき工事は、以前の借主が残した設備や内装を活かした店舗デザインを行う工事です。
以前の店舗と業種やジャンルが近いほどそのまま活かせる箇所が多く、工事費用を節約できるようになります。
たとえばラーメン屋を経営したい場合、小売店よりも飲食店だった物件の方が設備も整っており費用を抑えられます。
内装工事の相場は、居ぬき工事で一坪あたり10〜40万円程であり、スケルトン工事と比較すると居ぬき工事は2分の1程の費用で済みます。
また、居ぬき工事の工期はだいたい1~2ヵ月程度 となり、スケルトン工事と比較してかなり短期で仕上がることもメリットと言えるでしょう。
一方、居ぬき工事で気をつけておきたいのは、店舗内レイアウトの自由度が低い点です。
前の店舗設備の配置がベースとなるため、大きくレイアウトを変更するには別途費用がかかってきます。
また、逆に内装工事を控えめにしすぎると、前の店舗との差別化ができず誤解を招くこともあります。
スケルトン工事の内容
スケルトン工事は、天井や壁・床などを一旦解体・撤去して建物の骨組みだけの状態から内装を施しなおす工事です。
スケルトン工事のメリットは、オーナーの思い通りのデザイン・設計で店舗が作れることです。
部屋の間仕切りから設備・照明の配置はもちろん、天井・床や壁のデザインも全て一から構成することができます。
また、すべての設備を同時期に施工するため、不具合が起きた際の問い合わせに困ることもありません。
一方デメリットには、居ぬき工事と比較して時間も費用も倍以上かかることが挙げられます。
施工期間はもちろん、一般的に打ち合わせ開始から完成までにかかる工期は3ヶ月から半年ほどかかるといわれています。
また、電気・ガスなどのインフラ工事が必要となると費用も時間もさらにかかってくるため、店舗開業に必要な電気・ガス容量を満たしている物件を探すのがおすすめです。
リノベーションとは
リノベーションとは、元の内装から必要な個所を作り替える工事のことです。
工事範囲は壁・床の張り替えなどリフォームの範囲内から、間取りを変える大規模な改修工事までさまざまです。
必要な個所を作り替えることで空間の用途や機能を向上させ、新たな価値を生み出す狙いがあります。
規模にはよるものの一坪当たりの工事費は30万円前後 であり、店舗を移転するよりは実施しやすいと言えるでしょう。
店舗の場合、来客スペースはもちろん、厨房や収納のリノベーションを行なうことで、集客率のアップだけでなく、スタッフのモチベーションや生産効率の向上にも繋がります。
居ぬき・スケルトン・リノベーションは工事内容が全く異なる
以上、居ぬき工事・スケルトン工事・リノベーションに違いについて解説してきました。
居ぬき・スケルトン・リノベーションは内装工事として一括りにされることも多いですが、工事の内容は全く異なります。
居ぬきは元のテナント内装を活かす工事であり、スケルトンは骨組みの状態で1から作成する工事、リノベーションは元々の内装を全て作り変えるという工事です。
それぞれかかる時間や費用は異なるので、最適な工事を選択しましょう。
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この記事を書いた人
編集部員 濵岸
編集部員の濵岸と申します。コンテンツ作成と取材を主に担当しております。身長が低いため学生時代は「お豆」と呼ばれていました!豆らしく、皆様の役に立つ記事を「マメに豆知識を!」の意識で作成します!どうぞよろしくお願いいたします!