withコロナ時代に飲食店の内装デザインにおいて意識したい7つのポイント

このコラムでは、withコロナ時代だからこそ意識したい内装デザインのポイントについて解説します。
飲食店の開業やwithコロナ時代に合わせた店舗改装を検討している事業者様は、ぜひご一読ください。

飲食店の内装デザインにおける基本的な3つのポイント

まず、withコロナとは関係なく知っておきたい内装デザインの基本的なポイントが3つあります。
見た目や働きやすさに影響を与える部分なので、必ずチェックしましょう。

ポイント①コンセプトを考えて家具を配置する

1つ目のポイントは、コンセプトに合わせて家具などを配置することです。

コンセプトは飲食店の土台となる部分になります。
そのため、コンセプトが決まっていないと、どのような内装デザインにすればいいのかわかりません。

コンセプトの例としては下記を挙げることができます。

コンセプトが決まったら、実際にインテリアの配置などを考えます。
例えば、照明の位置や明るさ、厨房のタイプなどです。
コンセプトを先に決めることで、どのような家具や照明、キッチンタイプを選べばいいのかわかりやすくなります。
そのため、はじめに取り掛かりたい作業のひとつになるでしょう。

ポイント②従業員やお客さんの動線を考える

2つ目のポイントは動線を考えることです。

動線は、お客さんや従業員が通るルートを意味します。
動線が複雑である場合、お客さんが不便に感じたり、従業員の作業効率が悪くなったりするので注意が必要です。

また、移動するルートだけでなく、スペースも考慮しなければなりません。
従業員やお客様同士がぶつかりづらいスペースを確保し、窮屈を感じないように配慮するのがポイントです。

ポイント③信頼できる内装業者を選ぶ

慎重に内装業者を選定するようにします。

内装業者を選ぶ際は、下記のポイントを意識するといいです。

設計や施工実績がある業者は、どのような内装デザインを手掛けたことがあるのか確認することができるので安心です。
また、提案力が高いところを選択すると予算に合わせて理想の飲食店を実現するためのサポートを得られます。
さらに、抽象的な説明はせず、具体的にわかりやすく提案してくれるところが好ましいでしょう。

withコロナ時代に新しく意識したい4つのポイント

withコロナ時代は感染対策が必要になります。
そのため、上記に加えてこれからご紹介する4つのポイントを意識するといいです。

ポイント①ゆとりを持ったスペースづくりを意識する

1つ目は、スペースにゆとりを持つことです。

ソーシャルディスタンスが取れるように、スペースにゆとりを持ちます。
そうすることで、席同士の距離を取ることができたり、席の横並び配置を採用できたりします。
店舗内のスペースが広くない場合、テラス席を新しく設置することで、席数を減らさずにスペースを確保することができるでしょう。

ポイント②仕切りの素材や配置を考える

2つ目は、仕切りの素材や配置を考えることです。
飛沫防止のため、席同士の間やカウンターにパーテーションを設置しなければなりません。
そのため、仕切りを設置することを前提にしてレイアウトを設計する必要があります。

また、仕切りと言っても種類はさまざまです。
パーテーションやビニールカーテンなど複数のタイプがあるので、どの種類を導入するのか決める必要があります。
ちなみに、ナイロン製のカーテンは燃えやすいので、テーブルの上で火を取り扱う機会がある飲食店は注意しましょう。

ポイント③手洗い・消毒スペースを設置する

3つ目は、手洗いと消毒できるスペースを確保することです。

入り口に手洗い用の蛇口を設置して、入店前に手洗いを促します。
また、消毒スペースを設けて手の消毒が容易にできるようにするといいです。
さらに、テーブルにアルコールスプレーや除菌シートを用意して万全な感染対策を施します。

手洗いと消毒はコロナ感染対策の基本です。
そのため、内装デザインを考える上で検討すべきポイントのひとつになります。

ポイント④接触が少ない支払い方法を導入する

4つ目は接触の少ない支払い方法を導入することです。

具体的には、キャッシュレス決済のことを意味します。
例として下記のようなものを挙げることができるでしょう。

お札は多くの人が触れており、お客さんとのやり取りも長くなります。
例えば、お札を受け取り、お釣りをレジの中から取り出し、払い戻すという一連の流れが必要です。

一方、キャッシュレス決済はお客さんにクレジットカードを差し込んでもらい、レジを操作することで決済が完了します。
お支払いの手続きがシンプルで、接触機会も減るため、感染対策として取り入れたいポイントに数えられるでしょう。

withコロナ時代の飲食店の内装デザインポイントは接触機会を減らす作りにすること

以上、withコロナ時代における飲食店の内装デザインのポイントについて解説しました。

コンセプトやシンプルな動線、業者選定に加えてゆとりを持ったスペースの確保、仕切りの配置などを考慮する必要があります。
さまざまなポイントを意識して内装デザインを考えなければならないため、すべて自分で行うことに自信がない方もいるでしょう。

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