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オフィスの内装デザインにこだわる4つのメリット

公開日:2020.12.11 最終更新日:2024.04.22

オフィスの内装デザイン・施工を行うことにより、さまざまなメリットが得られます。

そこで本記事では、オフィスデザイン・内装施工を行う4つのメリットを解説します。
オフィスデザインでイメージアップを図りたい事業者様は、ぜひご一読ください。

オフィスデザイン・内装施工を行うメリット

オフィスの内装デザインや施工を行う大きなメリットとして、以下の4点が挙げられます。
今回はそれぞれのメリットを詳しく解説していきます。

オフィスデザインのメリット
  • 社外へのイメージ浸透
  • 社員のモチベーションアップ
  • 採用強化
  • 多様な働き方に対応できる

メリット①社外へのイメージ浸透

オフィスデザインのメリットは、取引先に対して良い企業イメージを浸透させられることです。

たとえば信頼感を与えることが大事な企業は風格ある受付や会議室などがあると、「この企業に任せたい」というイメージを持ってもらうきっかけになります。
また医療関係の企業であれば、衛生的な印象が必要なので白を基調としたオフィスデザインで清潔感を感じさせられます。

子供向けの玩具や服飾を扱う企業であれば、黒などの引き締まった色を全面的に出すよりもやわらかい色づかいで親しみやすい雰囲気を出していくことが大事になります。
第一印象で受けたイメージは強く印象に残るので、オフィスデザインを工夫して企業イメージを作ることが大事です。

メリット②社員のモチベーションアップ

オフィスデザインを考える際、社員の健康や集中力アップに配慮することは社員のモチベーションアップという非常に大きなメリットに繋がります。

たとえば作業性の高いデスクや座り心地の良い椅子のあるオフィスであれば、仕事にも集中しやすくなります。
また、休憩しながらリフレッシュできるカフェスペースがあるということも、社員のモチベーションには大きく影響を与えます。

開放的でカフェのようなデザインかつ作業性が高いオフィスであれば、通勤ラッシュが辛かったとしても会社へいくメリットを感じられます。
出社するメリットを感じてもらえるような社員のための、オフィスデザインという視点も大切です。

メリット③採用強化

オフィスデザインを考える上で、取引先・社員の立場に加えてもう一つ大切なのが、採用活動中にオフィスに訪れる応募者の立場に立つことです。
魅力的なオフィスは面接に訪れた新卒採用の大学生や中途採用の応募者に対して、会社をアピールする材料になります。

優秀な若手人材を採用するためには、高い年収や自由な労働条件だけでなく「ここで働きたい」という憧れや希望を持ってもらうための施策が必要です。
社員に配慮したオフィス環境を整えている会社は、応募者にとって魅力に感じられるという効果があります。

社内・社外への配慮が行き届いたオフィスデザインの会社には、人が集まり社内が活気づきます。
採用強化を考える際にも、オフィスデザインに配慮してみると良いでしょう。

メリット④多様な働き方に対応できる

例えば、リモートワークの従業員が多い場合は、フリーアドレスの配置がマッチしています。フリーアドレスは、部署や課などの単位で席を配置するのではなく、空いている席に出社した従業員が自由に座る形式です。

また、業種によっては集中力が必要な業務を行うスペースを準備したり、チームで行う業務のためのオープンなエリアを作ったりするのもおすすめです。オフィスを働き方にあったデザインにすることで、従業員のワークライフバランスの向上やストレスの軽減にもつながります。

オフィスデザインの内装を決める5つのコツ

オフィスデザインの内装を決めるときには、以下5つのコツを押さえましょう。

  • 企業のイメージにあったデザインにする
  • 従業員の働きやすさを考慮する
  • 部署の働き方にあったレイアウトにする
  • 柔軟にレイアウトを変えられるようにする
  • セキュリティ面の配慮をする

それぞれ詳しく解説していきます。

企業のイメージにあったデザインにする

コーポレートカラーやロゴなど、企業の特色を表した要素を取り入れることで、自社のイメージを表現できます。

オフィスを訪問した人は、デザインから企業の信頼性や専門性を判断する傾向にあるため、ブランディングの強化にも役立ちます。企業のイメージやブランド戦略を踏まえ、オフィスのデザインコンセプトを決めることが重要です。

従業員の働きやすさを考慮する

従業員が快適に作業ができる環境であれば、オフィスが働きやすい場所として認識され、離職率の低下が見込めます。

改装案を決めるときには、経営陣だけでなく、現場の従業員の意見を取り入れましょう。現状のオフィスが抱える課題を従業員の視点から把握し、解決策を探ることも重要です。

例えば、「個別ブースのみで従業員間のコミュニケーションが取りづらい」、「複合機と倉庫が離れているので、荷物の出し入れに苦労している」など、従業員が不便に思っている点を聞き出しましょう。

従業員の意見を尊重し、共にオフィスデザインを作り上げることで、オフィスへの愛着が持てるようになるでしょう。

部署の働き方にあったレイアウトにする

部署ごとにニーズや業務スタイルは異なり、それぞれに合わせた環境を準備する必要があるためです。

例えば、営業などチームワークが重要な部署では、パーテーションを取り付けず、コミュニケーションが取りやすいレイアウトにするのも方法の1つです。

一方、映像編集やデザインスタジオなど、個人作業が多い部署では、プライバシーを確保できる個別ブースを設置するなど、集中力を高めるための環境を整える方法もあります。

なお、デスクのレイアウト方法を決めるときには、部署の業務内容やコミュニケーションの必要性に応じて、対向型レイアウトや背面式レイアウトなど、適切な配置を選びましょう。部署ごとにヒアリングを行い、必要なスペースや作業動線を聞き出すことがポイントです。

柔軟にレイアウトを変えられるようにする

例えば、可動式のパーテーションを活用してミーティングスペースと個別作業スペースを柔軟に切り替えるといった方法です。

また、折りたたみ式のデスクや車輪付きの収納キャビネットを利用すれば、容易にオフィス内の作業環境を変更でき、スペースを最大限に活用できるでしょう。

セキュリティ面の配慮をする

仕事をする上で、顧客の個人情報や取引先の機密情報などを取り扱っている企業は少なくありません。企業の機密情報や資産を保護し、業務の安定性と信頼性を確保するためにも、セキュリティ面への配慮は欠かせません。

例えば、パーティションや間仕切りを設置して物理的に目隠しするといった方法でも、セキュリティを高める効果が見込めます。ガラスパーティションを設置する場合でも、すりガラスを採用したりブラインドを取り付けたりすることで、デザイン性を損なうことなく視覚的にプライバシーを確保できます。

特にコールセンターや法律事務所、弁護士オフィスなど、プライバシーの保護が必要な業種では、セキュリティ面を重視したレイアウトを意識しましょう。

オフィスデザインの内装工事にかかかる費用

オフィスデザインの内装工事を依頼するときには、費用相場を理解しておきたいものです。ここでは、坪単価相場と費用内訳を解説していきます。

坪単価相場

オフィスデザインの内装工事にかかる費用の坪単価相場は、20万から30万円です。一般的なオフィスの広さ50坪の内装工事の場合、最低でも1,000万円以上の費用がかかると見込んでおきましょう。

ただし、こだわりや特別な要件がある場合は、坪単価が30万円以上になることも少なくありません。例えば、タイルやしっくい壁といった価格の高い建材や、特殊な設備の導入、複雑なデザインなどを行う場合は、工事費も高くなります。

また、内装工事に加えて新しい家具を購入すると、追加費用がかかります。改装する工事内容に応じた予算を把握し、希望の工事を予算内でできるか検討しましょう。

費用内訳

オフィスデザインの内装工事にかかる費用の内訳と相場は、下表の通りです。

施工項目説明費用相場
内装工事費壁、天井、床の仕上げ工事で、タイルカーペットの敷設やパネル設置など10〜50万円/坪

総費用の50〜60%

空調設備費エアコンや換気扇の設置と配管工事、試運転まで含む5〜15万円/坪

総費用の20〜30%

電気・通信設備費電線の配線、コンセントや照明の設置、LANケーブルや電話線の配線5〜15万円/坪

総費用の30〜40%

家具・什器費デスク、椅子、収納キャビネットなどの購入、特注にかかる費用5〜30万円/人

総費用の10〜15%

原状回復費貸物件を借りたときの状態に戻すために必要な修繕費、清掃費用2〜5万円/人

総費用の20〜40%

引越し旧オフィスから新オフィスへの家具や設備、文書などの物品移動にかかる運搬費や業者への支払い5〜30万円/人

総費用の2〜5%

内装工事費

オフィスの壁・床・天井などの仕上げや改修に関わる費用です。壁紙の張り替えやフローリングの施工などが含まれ、デザインや材料によって費用が変わります。

空調設備費

エアコン・換気扇・空気清浄機など、快適な室温を保つための空調システムの設置または更新にかかる費用です。

電気・通信設備費

オフィス内の照明・配電・データ通信ラインの設置にかかる費用です。最新のITインフラを整えるための整備も含まれます。

家具・什器費

オフィスで使用するデスク・椅子・収納キャビネットなどの家具や什器の購入費用です。棚やカウンターなどを作りつける場合や、特注品を選んだ場合には、費用が上がることもあります。

原状回復費

賃貸契約しているオフィスを契約前の状態に戻すための費用です。内装の解体、不要な設備の撤去費用や廃棄などが含まれます。

引越し

新しいオフィスへの移転に伴う、家具や機器の搬入と設置にかかる費用です。

オフィスデザインの内装施工の進め方

オフィスデザインの内装工事は、以下のような流れで進みます。

  • デザインコンセプトを決める
  • 施工業者を決める
  • 設計の打ち合わせをする
  • 工事を始める
  • 什器・設備を搬入する
  • 原状回復を行う

それぞれの工程を、詳しく解説していきます。

デザインコンセプトを決める

例えば、「スタイリッシュなオフィスを目指したい」「企業のブランドイメージを向上させたい」といったコンセプトを策定します。改装の目的やコンセプトを決めることでことで、方向性が明確になります。

おしゃれでスタイリッシュなオフィスにするという目的があれば、植物を配置したり自然光を活用したりするといった方法が効果的です。また、コミュニケーションが活発になるアットホームなオフィス空間を重視するのであれば、オープンな空間を設けるとよいでしょう。

目的とコンセプトがしっかりと定まれば、施工業者にも具体的なビジョンを伝えやすくなるため、打ち合わせがスムーズに進みます。

施工業者を決める

施工業者は、デザイン会社によって得意なスタイルや対応範囲が異なるため、自社の要望や業種にマッチするかが重要です。

例えば、設計から施工まで一括で請け負う業者もいる一方で、設計・デザインのみを行い、施工は行っていない業者もいます。業者を選ぶときには、複数の業者から見積もりを取り、詳細な工事内容と費用を比較検討していきます。

このとき、見積書の内容と担当者の対応力を確認しましょう。内装工事に工事の詳細な内容が記載されており、質問にも丁寧に答えてくれる業者を選ぶことをおすすめします。

反対に、見積書が大まかでよく分からない、質問に対して曖昧な返答しか返ってこない業者は避けるべきです。担当者の人柄や提案力も評価基準とし、実際に会って対応力を見極めましょう。

設計の打ち合わせをする

オフィスデザインの内装施工業者の設計の打ち合わせでは、内装工事の目的とコンセプトを業者に伝えていきます。希望するデザインや具体的な要望を説明し、業者からプランの提案を受けます。

この段階で、床材や壁紙の種類、照明やLANの位置、空調設備や給湯機器の配置、購入するオフィス家具の配置場所などを細かく決めていきます。

はじめに大まかなデザインのアイディアを伝え、画像や資料を提供すると良いでしょう。業者とのビジョンを早期に把握し、計画を進めることができます。また、持ち込む予定の家具や大型のOA機器がある場合は、事前にピックアップしておきましょう。

工事を始める

オフィスビルの工事は通常、大きな音が出る作業や大型機材の搬入は週末や夜間に限定して行うため、一般的に工期はおおよそ1ヶ月から1ヶ月半かかります。

工事が始まると主に業者が出入りして確認していくことになりますが、依頼主も放置することなく、進行状況を定期的にチェックすることをおすすめします。

施工が設計図通りに行われているか、仕上がりが注文どおりか、自分の目でしっかりと確認しましょう。後々のトラブルを避けるためには必要な作業です。

什器・設備を搬入する

施工が注文通りに仕上がっているか、最終確認を行う段階です。問題がなければ、実際にオフィスで使用するデスク・椅子・収納キャビネット・OA機器などを搬入していきます。

配置計画に従って搬入を効率的に進め、家具や機器が計画している場所に設置されるようにしましょう。また、エアコンなど新しい設備を導入した場合には、メンテナンスの仕方の説明を、業者から受けておくことをおすすめします。

原状回復を行う

賃貸オフィスを元の状態に戻す原状回復は、内装工事の完了後に欠かせない作業です。具体的には、床の補修や壁の穴埋めなどの作業を、借主の負担で行っていきます。

原状回復費用は、ケースによっては高くなることがあるため、賃貸契約書を入念に確認し、どの程度まで施設に変更を加えて良いのかを貸主に確認しておきましょう。事前に確認しておくことで、思わぬトラブルを防ぐことができます。

オフィスデザインはイメージアップや社員のモチベーションアップにつながる

以上、オフィスデザインを行う4つのメリットについて解説してきました。

オフィスデザインは社外へのイメージアップに効果があり、採用率向上にもつながります。
また、機能的かつ過ごしやすいオフィスであれば社員のモチベーションも上がり、業務効率向上にも役立つでしょう。

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この記事を書いた人

編集部員 濵岸

編集部員の濵岸と申します。コンテンツ作成と取材を主に担当しております。身長が低いため学生時代は「お豆」と呼ばれていました!豆らしく、皆様の役に立つ記事を「マメに豆知識を!」の意識で作成します!どうぞよろしくお願いいたします!

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