集客効果を期待できる店舗デザインを行う3つのポイント
公開日:2020.12.11 最終更新日:2024.05.14
店舗の内装デザインは、訪問客に与える印象に直結するので慎重に進めるべきと言えます。
完成後にイメージと違ったといったことにならないよう、業者に依頼する前に具体的な構想を練る必要があります。
そこで本記事では、店舗デザインを業者に依頼する前に押さえるべき3つのポイントを解説します。
店舗デザインのイメージ構想でお悩みの事業者様は、ぜひ参考にしてみてください。
店舗デザインで押さえるべきポイント
店舗の内装デザインは、個々のコンセプトやテナントの形状によって内装を変えなくてはいけないのでトラブルも発生しやすくなります。
特に内装デザインには多大な費用・時間がかかるため、施工後にイメージと違ったといった事態になることも。
そこで依頼前には、事前にいくつかのポイントを押さえて準備しておく必要があります。
今回は、以下の3つのポイントについて詳しく解説していきます。
- コンセプトの設定
- 客席感の距離を考える
- 業種ごとに最適なレイアウトにする
ポイント①コンセプトの設定
新たに店舗デザインをする際、まずはその店のコンセプトを明確に定めることが必要です。
店舗のコンセプト設定においては客層と業種内容・提供サービスの2つのポイントを考慮します。
まず客層においては、ターゲットとする年齢層に合わせた雰囲気の内装にするべきといえます。
たとえば、20代までの客層をたーげっととしているのであれば、ポップな装いが好まれる傾向があります。
一方、30代以上だとシックで落ち着いた店内が支持されることが多いです。
また、ターゲット層が何を求めて来店するのか、業種内容・提供サービスも考慮しなくてはいけません。
たとえばアパレル店や雑貨店であれば、商品をじっくり手に取って見やすいよう通路を広くしたレイアウトが好まれます。
飲食店で落ち着きたいのであれば、客席同士の距離をとり、落ち着ける空間にする必要があります。
特に接客サービスを行なうのであれば、スタッフがお客様の様子を把握しやすいよう、店舗空間をすべて見渡せるようなデザインがよいでしょう。
店舗のコンセプトによって店舗デザインは大きく変わるため、どのようなコンセプトで展開したいのかをまずはしっかりと考えることが重要です。
ポイント②客席間の距離を考える
飲食店の場合、テーブル席やカウンター席など様々な客席を設けるのが基本です。
この客席デザインを決める時に、重要ポイントとなるのが客席間の距離といえるでしょう。
たとえば、ファストフード店やカフェの場合、客単価が低いため一度に多くの来店客を確保することを重視します。
そのため客席を多く設置できるよう、客席間の距離が比較的狭くパーテーションなどで区切りをつける工夫をしています。
一方フレンチレストランのような客単価が高い場所であれば、食事だけでなくゆったりくつろげることも求められます。
そのため、客席間を大きくとってプライバシーの配慮に努めるのが一般的です。
店舗デザインにおいて客席間の距離を考えるということは、コンセプトはもちろん集客力にも大きく影響を与えるでしょう。
ポイント③業種に最適なレイアウトにする
店舗デザインでは、業種ごとに見合ったレイアウトを考えるのも重視すべきポイントとなります。
たとえば飲食店であれば、テーブル席を壁際に設けカウンターは窓際というのが一般的な作りです。
レジカウンターは入り口付近、キッチン・スタッフ専用のバックヤードは店内から見えにくい場所に備えます。
一方、雑貨店やアパレルなどの小売店の場合、まずは利用客の導線を想定することが重要となります。
導線確保に最適な量の陳列棚と商品を置くために、陳列棚は壁際に配置すると良いでしょう。
また小売店の場合はレジカウンターを店舗の奥に置くことで、入店しやすさに繋がります。
業種や業務ごとに内装の適切なレイアウトがテンプレート化されており、利用客の利便性を考慮した内装デザインにしましょう。
店舗デザインのポイントは客席間を考慮し、コンセプトに沿った業種ごとの最適なレイアウトにする
以上、店舗デザインを依頼する前に抑えておくべき3つのポイントを解説してきました。
店舗の内装は、来客する人にとって好印象をもってもらえるようなものにするべきです。
そのためにはコンセプトに沿った、業種ごとの最適なレイアウトにする必要があります。
また、飲食店の場合などには客席同士の距離感を考慮して、落ち着いて過ごせる位置に座席を配置しましょう。
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この記事を書いた人
編集部員 濵岸
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