AIサーマルカメラならではの3つの特徴的な機能
公開日:2020.12.09 最終更新日:2020.12.22
街中でもサーマルカメラを設置している店舗等が増えていますが、その中でも注目が高まっているのが人工知能を搭載したAIサーマルカメラです。
AIとサーマル機能を融合させることでサーマルカメラの機能をアップグレードすることができます。
そこで今回は、AIサーマルカメラならではの3つの特徴を紹介します。
サーマルカメラの導入をご検討中の事業者様は、ぜひ機種選びの参考にご覧ください。
AIサーマルカメラの3つの特徴
AIサーマルカメラには、主に下記の3つの特徴があります。
- 人体とそれ以外の高温物体を見分けることができる
- マスクをしていても正確に検知できる高精度
- 複数名を同時に最速検知できる
ここからは、それぞれの特徴について解説していきます。
特徴①人体とそれ以外の高温物体を見分けることができる
従来のサーマルカメラは画面上に写っている物体の温度を検知することが主な機能でしたが、AIサーマルカメラであれば同じ高温物体でも人体とそれ以外を見分けることができるのです。
たとえば、喫煙が禁止されているエリアに設置した場合、サーマルと可視光線でたばこの熱と人間を認識することによって、喫煙している人がいることが判断できます。
同じように、人と車とを区別することもできますし、スピーカーを組み合わせて不法侵入者に警告することもできます。
さらにAIを搭載していることで過去の経験から精度を上げることもできるのです。
特徴②マスクをしていても正確に検知できる高精度
新型コロナウイルスへの警戒が依然として強まっている今の時代、マスクをして外出しなくてはいけない場面がとても多くなりました。
これまでのサーマルカメラでは、顔認証機能があったとしても、マスクを付けているとエラーとなることが多く、現在のマスクが常になった状況では問題となったのです。
このようなシチュエーションにもAIサーマルカメラは役に立ちます。
多くの人が押し寄せるイベント会場などでは特にマスクの着用が必要ですが、顔認証AIサーマルカメラを使った場合、マスクをしたまま顔認証認証で個人を特定すると同時に発熱の有無を0.2~1秒で検知します。
顔認証の精度は99%程度で、温度測定の誤差は±0.5度です。
また、マスク着用者のみの入場を許可する設定ができる機種もあります。
クリニックや飲食店など不特定多数の人が訪れる場合は、顔認証なしモードに設定するとよいでしょう。
特徴③複数名を同時に最速検知できる
AIサーマルカメラであれば、複数名を捉えたとしても、一人ひとりを認識して、複数名の体温を同時に測定することができるのです。
最大20名を1秒以内にそれぞれの体温を正確に検知することができます。
もちろん、メーカーによっても一度に測定できる人数に違いがありますので、設置する際には確認が必要です。
非接触型で体温をかなり正確に測定することができるため、多くの人が集まるイベント会場などで設置するととても効率よく熱が高い人を探すことができる点が強みです。
ハンディ型の場合は一度に一人しか体温測定できないですが、ドーム型であれば一度検知できる人数が増えます。
AIサーマルカメラは、マスク着用者の検知や複数人の検温など時代に即した機能が強み
今回は、AIサーマルカメラの3つの特徴を解説しました。
従来のサーマルカメラとの違いや、AI搭載ならではの強みがざっくりとわかりましたでしょうか?
AIサーマルカメラは、マスク着用者の検知など高精度の機能を搭載している点が大きな特徴です。
マスク着用やソーシャルディスタンスといった新しいマナーに即している特徴が多いため、安心して導入できる機種のひとつでしょう。
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この記事を書いた人
編集部員 城下
EMEAO!編集部員の城下です。雑誌編集者と人材コーディネーターの勤務経験を生かし、現在はWebコンテンツの作成を担当しています。業者選定ガイドでは真っ白でクリーンな情報を届け、皆様にとって有益な知識の溢れるお城となるようなメディアを目指します。よろしくお願いします!