オフィスの場所に縛られないABWとフリーアドレスの違い
公開日:2021.06.29 最終更新日:2024.05.14
このコラムでは、ABWとフリーアドレスの違いやABW導入のポイントについて解説します。
オフィスにおける新しい働き方を検討している事業者様は、ぜひご一読ください。
ABWとフリーアドレスの2つの違い
ABWとは、従業員が自身に合った作業場所を選んで業務を進めることのできる新しい働き方のスタイルです。
オフィスの座席を固定化しない“フリーアドレス”とも似ているように感じられるかもしれませんが、両者は大きく2つの違いがあります。
ここからは、ABWとフリーアドレスの違いについて解説していきます。
違い①業務を行うことができる場所
ABWはオフィス以外も含めた作業場所を自分で選択するというスタイルです。
その時の業務の状況によって、社内でコミュニケーションをとりたいときはオフィスに出社し、気分を変えたいときはコワーキングスペースやカフェ、図書館、自宅を選ぶことも可能です。
一方でフリーアドレスは、固定席を持たず、オフィス内にあるデスクを自由に選択できるスタイルのことです。
フリーアドレスの場合は作業場所はあくまでもオフィス内に限定されており、座席を固定しないことに焦点が当てられています。
違い②導入のメリット
ABWとフリーアドレスではそれぞれ得られるメリットも少しずつ異なります。
メリットが異なることで導入する目的も異なるでしょう。
ABWのメリットは、その時その時で自分にとって最適な作業環境を柔軟に選ぶことができるため、業務効率を上げられる可能性があるという点です。
一方でフリーアドレスは、移動場所を社内に限定することで日々顔を合わせるメンバーが変化し、社内のコミュニケーションが活性化するというメリットがあります。
また、業務の都合上外出の頻度が高い社員が多くいる場合は、“場所をとっているのに使われることの少ないスペース”を削減して空間を有効活用できるので、オフィスのコスト削減につながるというメリットもあります。
ABW を導入する際の2つのポイント
ABW導入をお考えの際に押さえておきたい2つのポイントを紹介します。
- 社員のニーズを取り入れる
- 安全なシステムセキュリティの構築
ポイント①社員のニーズを事前に調査する
ABWは、最適な作業場所を選ぶことで従業員の作業効率を改善できる方法です。
そのため、従業員が現在抱える課題や仕事のしやすい環境について調査しておく必要があります。
ニーズを調査したうえで、どのような場所を選択肢の対象に入れるのか、社内の設備をどのように整える必要があるのかを考えて段階的に準備を進めていきましょう。
ポイント②安全なセキュリティシステムの構築
自由な場所で仕事ができるABWにおいて、セキュリティシステムの構築は欠かせません。
ABWでは、カフェや自宅、コワーキングスペースなど働く場所を選びません。
そのため仕事をする際は、オフィス外で社外秘のデータや顧客情報などを扱う可能性があります。
オフィス外での作業が原因で情報漏えいのトラブルが起きてしまうリスクがあるため、業務用PCのセキュリティ設定はもちろん、従業員個々人へのコンプライアンス教育も必要です。
ABWとフリーアドレスの主な違いはオフィス内の作業に限定しているか、オフィス外も含まれるか
以上、ABWとフリーアドレスの違いについて解説しました。
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この記事を書いた人
編集部員 城下
EMEAO!編集部員の城下です。雑誌編集者と人材コーディネーターの勤務経験を生かし、現在はWebコンテンツの作成を担当しています。業者選定ガイドでは真っ白でクリーンな情報を届け、皆様にとって有益な知識の溢れるお城となるようなメディアを目指します。よろしくお願いします!