雇用調整助成金をの概要と申請条件・具体的な申請方法
公開日:2020.10.21 最終更新日:2021.05.18
この記事では、「雇用調整助成金」にスポットをあて、概要や申請方法と申請条件を解説します。
雇用調整助成金の活用をご検討中の事業者様は、ぜひご一読ください。
雇用調整助成金とは
雇用調整助成金とは、雇い主である事業者側が労働者に対して休業手当などを支払う際に、その一部を負担して助成してくれる制度です。
様々な理由で事業活動の縮小を余儀なくされてしまった場合に、休業手当の助成など従業員の雇用を継続させていくことが目的になります。
最近では新型コロナウイルスの影響による自粛等に対して、特例措置を実施するケースが多くみられます。
また、営業自粛を余儀なくされている事業者を対象に、助成率の引き上げや上限額を上げるなどの工夫も行われています。
雇用調整助成金を申請する際は、申請代行業者に依頼する方法が一般的です。
事前にこちらの助成金申請代行業者を利用する際の費用をご参照いただくことで、助成金申請にかかるコストを把握できます。
雇用調整助成金を申請できる企業の条件
雇用調整助成金を受け取る際の条件はいくつかあり、主に以下のような場合に適応されます。
- 新型コロナウイルスの影響により事業活動の縮小を余儀なくされた場合
- 直近1か月の売上高が前年比よりも5%以上減少した場合
雇用調整助成金給付の主な条件は、新型コロナウイルスの影響で事業活動した場合、もしくは直近1ヶ月の売上高が5%以上減少することです。
ただし、両方とも十分な助成がないと倒産の危機にあると判断できた場合にのみ適応されるので注意しましょう。
また、労使間の協定に基づいて早期に休業などの対策を実施しており、決められた休業手当を確実に支払っていることが前提条件になります。
条件をクリアするうえでのコツ
様々な条件のクリアが必要になる雇用調整助成金ですが、基本的な事業主としての務めを果たしていれば特に問題はありません。
運営状況に危機を感じている場合には、1ヵ月前の売り上げを提示できるようにしておくなどの事前準備をしておくと申請しやすいです。
また、助成の対象となるのは事業主に雇用されている雇用保険被保険者であり、休業手当などが一般的な助成対象になるので覚えておきましょう。
雇用調整助成金の申請方法
助成を受けないと経営の存続が難しいと判断した場合、一刻も早く雇用調整助成金を受け取れるように申請を行いましょう。
面倒な手続きなどが苦手な方も多いと思いますが、しっかりと申請方法を知っておけばスムーズに実施することができます。
申請方法自体は結構複雑なのですが、主な流れとしては以下のようになります。
- しっかりとした休業計画を立て、労使協定を結んでおく
- 休業実施計画届などを提出し、雇用調整(休業を実施すること)を開始
- 労働局に行き、申請内容の審査を受ける
- 審査に通過すると、指定の口座に支給額が振り込まれる
上記のように、雇用調整の計画を立て実施し、労働局の審査を受けることで雇用調整助成金の申請ができます。
労使協定とは労働者と会社の間で取り交わされる重要な事柄について、書面契約を交わす協定のことを意味します。
また、特例措置の場合には提出書類が簡素化されており、休業協定書を結ぶ必要もないので知っておくと非常に便利でしょう。
雇用調整助成金は休業時などの雇用調整を助成してくれる制度
今回は、雇用調整助成金の概要と申請条件、申請方法について解説いたしました。
売上高が前年より5%以上減少している場合、雇用調整助成金の対象となります。
申請の前に、まずは従業員と労働協定を結んで署名契約を交わしましょう。
「概要はわかったけど、準備が面倒そうできちんと申請できるか心配だな……」
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この記事を書いた人
編集部員 濵岸
編集部員の濵岸と申します。コンテンツ作成と取材を主に担当しております。身長が低いため学生時代は「お豆」と呼ばれていました!豆らしく、皆様の役に立つ記事を「マメに豆知識を!」の意識で作成します!どうぞよろしくお願いいたします!