人材開発支援助成金の概要・目的から受給条件、申請方法まで
公開日:2020.12.04 最終更新日:2021.05.07
「従業員に職業訓練を受講してスキルアップをしてもらいたい」
とお考えの事業者様には、人材開発支援助成金のご利用をおすすめします。
今回は、人材開発支援助成金の概要から受給条件、申請方法までを解説します。
従業員にスキルアップしてもらいたいけど予算は厳しいという事業者様は、ぜひチェックしてみてください。
人材開発支援助成金の目的と概要
人材開発支援助成金とは、労働者のキャリア形成を効果的に促進するべく、職務に関連した知識や技能を修得させる職業訓練等を受講させている事業主に対し支給される助成金です。
助成の対象は、労働生産性の向上を目的とする訓練関連と、キャリア形成を支援するための制度導入など、社内の教育体制を整える費用だけではありません。
社外講師の利用に関する経費や、会社を休んで訓練を受ける際の年次有休対価なども含まれています。
人材開発支援助成金の助成メニューは大きく分けて7型あり、さらにその中で詳細のコース分けがされています。
コース分けは、若年層や中高年など年齢的な区分や、特定の分野に関するスキル向上やグローバルな人材の育成など目的に沿って行われています。
なお、人材開発支援助成金を活用する際は、事前に助成金申請代行の費用相場もご覧ください。
人材開発支援助成金の受給条件
人材開発支援助成金を受給するためには、以下の2つの条件を満たす必要があります。
- 従業員に受講させるコース内容が、自社の業務内容に直結していること
- 労働関連での法令違反や保険料に未納がないこと
注意する必要があるのは、特定分野のスキルを学ばせたいと考えていても、業務内容に関連性のないスキルであれば、受給要件を満たさないという点です。
また、たとえ自社の事業分野に関連があるスキルであっても、継続性がないものは認められません。
人材開発支援助成金の申請方法
人材開発支援助成金を受給するためには、以下の流れで申請を行う必要があります。
事業計画の変更などで早期に社員に職業訓練を施す必要がある場合には、早めに助成金申請の準備を進める必要がでてくるので注意しましょう。
- 事前に訓練計画を策定する
- どの書式の書類が必要かを管轄の労働局に相談する
- 訓練を開始する1ヶ月前までに労働局に申請する計画書を作成する
- 訓練終了後2ヶ月以内に支給申請書を管轄労働局へ提出する
- 計画通りに訓練が実施されたかの審査を受ける
教育訓練を実施する場合、自社で実施するケースと、社外の教育訓練機関を活用するケースが考えられますので、より効果的なものを選択するとよいでしょう。
また、小規模事業者など、資金的余裕がない事業主の場合には、支給申請に要する期間を加味した上で訓練計画を策定した方が良いでしょう。
計画書の申請書式は、訓練を行なう機関や対象とするコースによって違ってくるので、どの書式の書類が必要かを管轄の労働局に相談しておくことが大切です。
人材開発支援助成金は、従業員に職業訓練等を受講させている事業者が受給できる助成金
以上、人材開発支援助成金とはどんな助成金なのかという概要から、受給条件や申請方法までご紹介してきました。
人材開発支援助成金は、従業員に職務に関連した知識や技能を修得させる職業訓練等を受講させている事業者に対し支給される助成金です。
ぜひ受給条件を確認して、条件を満たせる場合は申請を行ってみましょう。
「うちの場合は条件を満たせているのだろうか……」
「まず訓練計画の立て方がわからない」
という事業者様は、助成金・補助金申請代行業者に相談してみましょう!
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この記事を書いた人
編集部員 河田
編集部員の河田です。編集プロダクションでの書籍編集の経験を経て、現在はEMEAO!のWebコンテンツ編集・執筆とお客様へのインタビューを担当させていただいています。日々、コツコツと皆さんのお役に立つ情報を発信していきます!よろしくお願いします。