研究開発助成金の概要・目的や受給の条件、申請の方法
公開日:2020.12.07 最終更新日:2021.05.07
新規事業やプロジェクト立ち上げの際はお金が必要になりますよね。
中小企業や個人事業主の方にとっては、予算の都合でなかなかプロジェクトを立ち上げられないというお悩みもあるのではないでしょうか。
そこで本記事では、中小企業・個人事業主を対象とした制度「研究開発助成金」の概要を解説します。
技術研究プロジェクトの立ち上げをご検討されている事業者様はぜひご一読ください。
研究開発助成金の目的と概要
研究開発助成金とは、中小企業・個人事業主への技術開発支援を目的とした助成金制度です。
三菱UFJ技術育成財団が実施しています。
助成金の支給はプロジェクト単位で行なわれ、調査研究費・設計費・設備費・試験費・施策費などの費用に充てることができます。
受給可能な金額の上限は300万円です。
また、助成金はプロジェクト予算により決まり、研究開発対象費用の2分の1以下である必要があります。
たとえばプロジェクトの予算総額が500万円であれば、受給可能な助成金は250万円となります。
他の助成金制度との併願も可能で、新規性のある技術研究プロジェクトであれば申請が可能です。
研究開発を予定している中小企業の事業者様は、研究開発助成金の申請をぜひ検討してみましょう。
なお、助成金の申請には申請代行業者を利用することでスムーズな申請が可能です。
助成金申請代行業者については、こちらの助成金申請代行業者に依頼する際の相場もあわせてご確認ください。
研究開発助成金の受給条件
研究開発助成金にはいくつかの受給条件が設けられているので、応募の前に確認しましょう。
(1)創業後または新規事業進出後5年以内の中小企業
(2)優れた新技術などを元に事業化の具体的な計画のある個人事業者
(1)もしくは(2)に該当し、尚且つ2年以内に事業化の可能性のあるプロジェクト
尚、中小企業でも大企業や上場会社の子会社は申請できません。
研究開発の内容は、産業経済の発展と国民生活の向上に貢献するようなものであることが求められます。
新製品・新技術の研究開発が対象ですが、具体的な研究テーマの種類は指定されていないので、新規材料の開発や設備・製造プロセス開発など、幅広い分野が対象となり得ます。
研究開発助成金を受給した後は、定期的にプロジェクトの進捗状況を報告する必要があります。
研究開発助成金の申請方法
研究開発助成金を検討・申請する場合、最初に三菱UFJ技術育成財団の公式サイトで応募スケジュールを確認しましょう。
春と秋の年2回に分けて募集が行なわれ、応募期間は1ヶ月間、決定・交付は締切から4ヶ月後になります。
申請には申込書と下記の添付資料が必要です。
- 履歴事項全部証明書(1ヶ月以内に発行されたもの)
- 直近の決算書
- プロジェクトの計画書
- 製品カタログや特許関連資料
応募書類が揃ったら、期限までに書留または簡易書留で三菱UFJ技術育成財団に送付します。
郵送以外の手段(インターネットや持ち込み)での申請は受付けていないので、注意しましょう。
研究開発助成金とは、中小企業や個人事業主の技術開発を対象とした制度
今回は、「研究開発助成金」についての概要を解説しました。
どのような場合に対象となる助成金なのか、どうすれば申請できるのか、ざっくりとご理解いただけたでしょうか?
研究開発助成金は、中小企業や個人事業主の新製品・新技術の開発を支援するための助成金制度です。
上限300万円で、プロジェクト予算額の2分の1以下の費用が受給できます。
新規性のあるプロジェクトを進行中、あるいは予定されている事業者様はご検討してみてはいかがでしょうか。
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この記事を書いた人
編集部員 城下
EMEAO!編集部員の城下です。雑誌編集者と人材コーディネーターの勤務経験を生かし、現在はWebコンテンツの作成を担当しています。業者選定ガイドでは真っ白でクリーンな情報を届け、皆様にとって有益な知識の溢れるお城となるようなメディアを目指します。よろしくお願いします!