受動喫煙防止対策支援に役立つ「生衛業受動喫煙防止対策助成金」
公開日:2021.04.25 最終更新日:2021.05.11
このコラムでは、生活衛生関係営業者を対象とした「生衛業受動喫煙防止対策助成金」について解説します。
受動喫煙防止対策をお考えの事業者様は、ぜひご一読ください。
生衛業受動喫煙防止対策助成金とは
生衛業受動喫煙防止対策助成金は、生活衛生関係営業者を対象とした、受動喫煙防止に必要な措置を行うための費用を助成する制度です。
今回対象となる生活衛生関係営業者は、サービス業・販売業・飲食業が該当します。
サービス業 美容店・興行場・クリーニング店・公衆浴場・宿泊施設・下宿営業 など 販売業 食肉販売店・ 食鳥肉販売店・氷雪販売業 飲食業 すし店・めん類店・中華料理店・社交業・料理店・喫茶店 など
生衛業受動喫煙防止対策助成金の事業内容
生衛業受動喫煙防止対策助成金の対象者・対象事業・助成額について詳しく解説していきます。
助成対象となる事業主
助成対象となる事業主は、以下のすべてに該当する必要があります。
- 労災保険の適用対象外の個人事業主
- 健康増進法に規定する既存特定飲食提供施設である
- 事業場内において、受動喫煙防止措置を講じた区域以外を禁煙とする
助成対象となる措置事業
助成対象となる措置事業には、基準となる助成要件が設定されています。
措置事業内容 | 助成要件 |
①喫煙専用室の設置・改修 | たばこ煙が専用室外に流出しないよう、壁や天井等で区画されていること など |
②脱煙機能付き喫煙ブースの設置・改修 | ①が難しい場合に限り、①の基準と同等程度のたばこ煙の流出防止を行うこと など |
③屋外閉鎖型喫煙所の設置・改修 | 換気装置により、たばこ煙が屋外や外部に排気されていること など |
助成金額
助成限度額は100万円ですが、合理的な理由があると認められない限り、設置する喫煙室等の単位面積当たり助成対象経費上限額は60万円/㎡となっています。
助成対象経費 | 事業に係る工費・設備費・備品費・機械装置費・管理費及び雑役務費 |
助成限度額 | 100万円 |
助成率 | 2/3 |
助成回数 | 1事業場につき1回 |
生衛業受動喫煙防止対策助成金の申請方法
生衛業受動喫煙防止対策助成金の申請の流れは以下の通りです。
- ①申請書類を2部ずつ都道府県生活衛生営業指導センターへ提出
- ②交付決定通知書受領後に工事着手
- ③事業実績報告を2部ずつ提出
- ④交付額確定通知書受領後に領収書を提出
必要書類は、全国生活衛生営業指導センターのHPからダウンロード可能です。
受動喫煙防止の措置に関わる費用は助成制度を利用しよう!
以上、生活衛生関係営業者を対象とした「生衛業受動喫煙防止対策助成金」について解説しました。
受動喫煙防止対策を検討している事業主様にとって、喫煙ルームの設置などに取り組みやすい制度となっています。
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この記事を書いた人
編集部員 濵岸
編集部員の濵岸と申します。コンテンツ作成と取材を主に担当しております。身長が低いため学生時代は「お豆」と呼ばれていました!豆らしく、皆様の役に立つ記事を「マメに豆知識を!」の意識で作成します!どうぞよろしくお願いいたします!