文化庁の実施する3つの文化芸術活動支援の具体的な内容

このコラムでは、文化庁が実施する文化芸術活動支援の具体的な3つの内容について解説します。
コロナ禍において、十分な感染症対策を講じた芸術活動・文化施設の環境整備や、アートキャラバン事業等を検討している事業者様は、ぜひご一読ください。

文化芸術活動の充実支援事業とは

文化芸術活動支援には3つの支援事業があり、事業内容により申請先が異なります。
今回紹介する支援事業は以下の3つです。

コロナ禍を乗り越えるための文化芸術活動の充実支援事業

予算250億円のこちらの事業は、新型コロナウイルスにより文化芸術活動の自粛を余儀なくされた、文化芸術関係団体を対象としています。

この事業は、新しい芸術活動のイノベーションを図り、活動の持続性を高めることを目的とした支援事業です。
十分な感染症対策を講じた公演などの、文化芸術活動が支援対象となります。

文化施設の感染拡大予防・活動支援環境整備事業

文化施設の感染拡大予防・活動支援環境整備事業には、50億円の予算が組まれています。
公演や展示会等の実施において、感染症防止対策のガイドラインに沿った取組みを支援する事業です。
また、コロナ禍の新たな活動に向けた文化施設の環境整備にかかる費用も支援対象に該当します。

大規模かつ質の高い文化芸術活動を核としたアートキャラバン

アートキャラバンの支援を対象としたこちらの事業は、70億円の予算が組まれています。
大規模で質の高い公演や地域の文化芸術を支援することで、業界全体の活性化や振興を図ることが目的です。

支援対象となる公演は『全国規模の文化芸術統括団体による公演等』『地域の文化芸術関係団体・芸術家による公演等』の2種類があります。

全国規模の文化芸術統括団体による公演等の実施

大規模で質が高く、日本の文化芸術水準を向上させるような公演等が支援対象となります。
この事業は、文化芸術の需要喚起や業界全体の活性化を図ることが目的です。

地域の文化芸術関係団体・芸術家による公演等の実施

活動自粛を余儀なくされた、地域の文化芸術関係団体・芸術家を中心とした公演が支援対象となります。
この事業は、公演・展示・展覧会等の開催を支援し、地域の文化芸術の振興を推進することが目的です。

ウィズコロナ時代の新たな文化芸術活動の費用は支援制度を活用しよう！

以上、文化庁が実施する文化芸術活動支援の具体的な3つの内容について解説しました。
文化芸術活動を盛り上げるための、感染症対策や新たな取組みをサポートしてくれる支援制度となっています。

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