個人事業主が業務体制再構築に活用できる小規模事業者持続化補助金
公開日:2021.04.28 最終更新日:2021.06.17
この記事では、個人事業主が活用できる小規模事業者持続化補助金の「一般型」について解説します。
働き方改革・被用者保険の適用拡大・賃上げ・インボイス導入等の、制度変更に対応する取り組みを検討している事業者様は、ぜひご一読ください。
小規模事業者持続化補助金とは
個人事業主を対象とした小規模事業者持続化補助金とは、経営計画に基づいた販路開拓・業務効率化等の取り組みにかかる経費の一部を補助する制度です。
これらの取り組みを補助することにより、地域の雇用や産業を支える小規模事業者等の生産性向上・持続的発展を図ることが目的です。
小規模事業者持続化補助金の内容
小規模事業者持続化補助金の補助対象者・対象経費・上限額は以下の通りです。
補助対象者
小規模事業者持続化補助金の補助対象者は、日本国内に所在する小規模事業者であり、以下の要件をすべて満たしている必要があります。
- 小規模事業者であること
- 資本金か出資金が5億円以上の法人に、直接又は間接に 100%の株式を保有されていない法人
- 申告済みの直近過去3年分の各年か、各事業年度の課税所得の年平均額が 15 億円を超えていない
- 商工会議所の管轄地域内で事業を営んでいる
- 持続的な経営に向けた経営計画を策定している
- 10か月以内に小規模事業者持続化補助金(一般型・コロナ特別対応型)の採択を受けていない
補助金の対象経費や上限額
「認定市区町村による特定創業支援等事業の支援」を受けた小規模事業者については、補助上限額が100万円に引き上がります。
また、法人設立日か開業日が2020年1月1日以降の個人事業主についても同様です。
複数の小規模事業者等が連携して取り組む共同事業の場合は、補助上限額が50万円~1,000万円とかなり幅があります。
連携する小規模事業者等の数により上限額が異なるので、事前に確認しましょう。
対象経費 | 地域の商工会議所や商工会の助言等を受けて経営計画に基づいた、地道な販路開拓・業務効率化等に取り組む費用 |
対象事業 | 機械装置等費・広報費・展示会出展費・外注費・賃料など |
補助上限額 | 50万円 |
補助率 | 2/3 |
小規模事業者持続化補助金の申請方法
小規模事業者持続化補助金の申請方法は以下の通りです。
- ①「経営計画書」および「補助事業計画書」を作成
- ②上記書類の写し等を地域の商工会議所窓口へ提出し、「事業支援計画書」の作成・交付を依頼
- ③必要書類を補助金事務局に郵送または電子申請にて提出する。
電子申請の場合は、補助金申請システム(Jグランツ)を利用してください。
その際、GビズIDプライムアカウントの取得が必要となります。
申請に必要な書類は、小規模事業者持続化補助金のHPからダウンロードが可能です。
小規模事業者持続化補助金は生産性を向上させる取り組みを支援する制度
以上、個人事業主が活用できる小規模事業者持続化補助金の「一般型」について解説しました。
小規模事業者持続化補助金は、個人事業主に対して生産性を向上を目指した販路開拓や業務効率化への取り組みを支援する制度となっています。
今回解説した一般型以外にもコロナ型などさまざまな申請があるため、自店舗にあった内容を選びましょう。
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この記事を書いた人
編集部員 濵岸
編集部員の濵岸と申します。コンテンツ作成と取材を主に担当しております。身長が低いため学生時代は「お豆」と呼ばれていました!豆らしく、皆様の役に立つ記事を「マメに豆知識を!」の意識で作成します!どうぞよろしくお願いいたします!