【まとめ版】事業者が活用できる5つの事業支援系助成金
公開日:2021.05.20 最終更新日:2021.05.20
このコラムでは、事業者が活用できる代表的な5つの事業支援系助成金について解説します。
労働環境の改善に取り組もうと考えている事業者様は、ぜひご一読ください。
事業者が活用できる代表的な5つの事業支援系助成金
事業者が活用できる主な事業支援系助成金は以下の5つです。
- ストレスチェック助成金
- 小規模事業産業医活動助成金
- 働き方改革推進支援助成金
- 研究開発助成金
- 業務改善助成金
各助成金の概要などについて確認していきましょう。
また、助成金申請は助成金申請代行業者に依頼することが一般的です。
事前にこちらの助成金申請を代行業者に依頼する際に必要な費用も、あわせてご確認ください。
助成金①ストレスチェック助成金
ストレスチェック助成金(ストレスチェック実施促進のための助成金)とは、外部機関にストレスチェックを委託した場合に支払われる助成金制度です。
労働者自身のストレス認知や、働きやすい職場環境の改善、労働者のメンタル面での不調を未然に防ぐという目的があります。
従業員50人未満の事業所を対象としており、 助成金額はストレスチェックの実施で上限金額10万円となっています。
また、医師面接指導等に対し、1事業所ごとに3回まで受けることができます。
- 労働保険の適用事業場であること
- 常時使用する従業員が派遣労働者を含めて50人未満であること
- 事業者が医師と契約し、ストレスチェックに関わる医師による活動を実施すること 等
- ①ストレスチェックを実施する
- ②実施後6ヵ月以内に労働者健康安全機構へ申請書を提出する
助成金②小規模事業産業医活動助成金
小規模事業場産業医活動助成金とは、産業医・産業保健師を選任した費用や、労働者が直接健康相談できる環境整備にかかった費用等に助成される制度です。
労働者の健康管理向上や、産業医を増やすことを目的としています。
こちらの助成金には、保健師等と契約し産業保健活動を行うコースと、保健師等に相談できる環境を整えるコースがあります。
対象は労働者数が50人未満の小規模事業者であり、産業医と保健師との契約がある場合は最大40万円まで受け取ることが可能です。
- 労働者数が50人未満の事業者
- 労働保険の適用事業所であること
- 申請をする際には産業医と契約を提携していること 等
- ①保健師等と契約をし、産業保健活動等を実施する
- ②保健師等へ支払いを行い、労働者健康安全機構へ必要書類を提出する
助成金③働き方改革推進支援助成金
働き方改革推進支援助成金とは、働き方の見直しに取り組む企業に対し、施策実施にかかった費用の一部を助成する制度です。
助成金を支給することで、中小企業における労働時間の設定改善を促進することを目的としています。
働き方改革推進支援助成金には、目的別の4種類のコースがあります。
助成金の支給額は設定時間・目標達成などの条件により異なりますが、上限額は100万円と加算上限額240万円が設定されています。
- 労働者災害補償保険の適用事業主であること
- 36協定が締結・届出されていること
- 年5日の年次有給休暇取得に向けて、就業規則等を整備していること 等
- ①申請書を労働局へ提出する
- ②交付決定通知後事業を実施する
- ③事業終了30日以内に支給申請書を提出する
助成金④研究開発助成金
研究開発助成金とは、技術指向型の中小企業の新技術・新製品等の研究開発に対する費用の一部を助成する制度です。
この助成金制度では、中小企業・個人事業主への技術開発支援を目的としています。
助成金額は1プロジェクトにつき上限300万円(助成率1/2)が助成され、研究開発のために必要な調査研究費・設計費・設備費・試験費・試作費等が対象となります。
対象のプロジェクトは現在の技術から見て新規性があり、2年以内に事業化の可能性があるものとなっています。
- 創業後または新規事業進出後5年以内の中小企業
- 優れた新技術などを元に事業化の具体的な計画のある個人事業者
- ①申請書や必要書類を添付して三菱UFJ技術育成財団へ提出する
- ②交付決定後に前払いで支給
助成金⑤業務改善助成金
業務改善助成金とは、業務改善のための設備導入などの措置を行い、かつ最低賃金を引き上げた場合に適用される助成金制度です。
事業所内の最低賃金を引き上げることを目的として助成金が支給されます。
賃金の引き上げにより申請コースが異なり、4つのコースに分かれています。
助成金額も異なり、上限20万円~上限450万円まで設定されています。
- 事業場内最低賃金と地域別最低賃金の差額が30円以内
- 事業場規模100人以下
- ①申請書や事業計画書を労働局へ提出する
- ②交付決定後に事業を実施する
- ③事業実施結果を報告し審査を受ける
事業支援の助成金は事業者の規模による要件が定められている場合が多い
以上、事業者が活用できる5つの事業支援系助成金について解説しました。
事業支援に活用できる助成金の多くは、事業者の規模が要件として決まっている場合が多いです。
そのため、自社の規模にあった助成金を選択し、事業の拡大や労働環境改善を行いましょう。
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この記事を書いた人
編集部員 濵岸
編集部員の濵岸と申します。コンテンツ作成と取材を主に担当しております。身長が低いため学生時代は「お豆」と呼ばれていました!豆らしく、皆様の役に立つ記事を「マメに豆知識を!」の意識で作成します!どうぞよろしくお願いいたします!