2種類のPOSレジ、レガシーとタブレットそれぞれの特徴とは
公開日:2020.12.08 最終更新日:2020.12.22
POSレジは、ざっくりと「高機能で便利なレジ」とイメージされている方も多いのではないでしょうか。
一般的にPOSレジと言われているものは、大きく2つの種類があり、それぞれ特徴が異なります。
そこで本記事では、2種類のPOSレジそれぞれの特徴を解説します。
POSレジの新規導入や他の種類への入れ替えをご検討の事業者様は、ぜひ本記事をご参考になさってください。
そもそもPOSレジとは?
「レジ」とは、キャッシュレジスターの略称で、日本語では「金銭登録機」と呼ばれています。
レジは、「ガチャレジ」と「POSレジ」の2つに分けられます。
「ガチャレジ」とは従来型のレジです。
電卓と金庫が一体式になった形状であり、会計に特化した非電子データ(紙ベース)だというのが一番の特徴です。
商品金額の計算やお客様への提示、釣り銭の計算といった、その場での商品取引に必要な機能が揃っています。
個人商店を中心にガチャレジの使用が継続されています。
「POSレジ」は、ガチャレジの機能に加え、データを蓄積・分析して販売管理に活かすことが可能な新しいレジです。
大手スーパーマーケットやコンビニエンスストアなど、大規模経営の店舗を中心にPOSレジの普及が進んでいます。
2種類のPOSレジそれぞれの特徴
POSレジはさらに2つの種類にわけられます。
ここからは、POSレジの2つの種類それぞれの特徴を解説していきます。
POSレジの種類①レガシーPOS
まずレガシーPOSと呼ばれる種類のPOSをご紹介します。
レガシーPOSは、見た目は従来のガチャレジらしさを残しつつ、POSレジの機能を持ったPOSレジです。
レガシーレジのメリット
スマホやタブレットのような液晶画面のタッチパネルに慣れていないスタッフが多いような職場だと、勝手の違う新しいレジの導入が困難なこともあるでしょう。
特に長年営業している店舗では、POSレジを従業員にスムーズに使ってもらえるよう、レガシーPOSを選択するのがおすすめです。
また、見た目はガチャレジであっても、販売情報から集計したものを管理し、分析する機能を搭載しています。
リアルタイムで複数端末の情報を確認することができるので、販売戦略をスピーディに立てたい場合に役立ちます。
レガシーPOSの長所として、安定性も挙げられます。
レジ専用に安定したネット回線を用意してから使用することが多いので、通信環境が悪くなって会計中に突然画面がフリーズしてしまう、というような接客中のトラブルは発生しにくいのが特徴です。
レガシーレジのデメリット
ただし、レガシーPOSは一従来型のガチャレジと同等サイズとなっているため、ある程度広いレジスペースを確保する必要があります。
カフェのような小さな店舗や雰囲気やインテリアなどに大きなこだわりがある場合、店舗空間の中でレジの存在が目立ってしまうためあまり向いていません。
POSレジの種類②タブレットPOSレジ
次に、タブレットPOSと呼ばれる種類のPOSレジをご紹介します。
タブレットPOSとは、コンパクトでしかも持ち運びができるタブレット型のPOSレジです。
タブレット端末にPOSレジアプリをインストールして使用することで、タブレットをPOSレジとして使用できます。
タブレットPOSのメリット
タブレットPOSは、普段からスマホやタブレットに慣れている人には直感的に使用しやすいでしょう。
初期費用が安価なものが多いため、小規模店にも導入しやすいというメリットもあります。
また、タブレットPOSレジは従来のガチャレジに比べてかなりコンパクトなサイズです。
カフェのような小さな店舗や雰囲気やインテリアなどに大きなこだわりがある場合に適しています。
さらに、タブレットPOSレジでは、基本的に無線を使って運用します。
端末ごと持ち運ぶことが可能なので、配達やドライブスルー、店頭での会計時にも便利です。
タブレットPOSのデメリット
ただし、持ち運びが便利なだけに盗難や破損には注意が必要であり、十分な対策が必要となります。
使用しているインターネット環境が不安定になってしまうと、正常に機能しなくなり画面がフリーズしてしまうトラブルが起こる可能性があるという点もデメリットとしてあげられます。
また、提携会社によるシステム更新についても十分把握しておくことが必要となります。
アップデートの都度に画面の配置などの基本的な機能が途中で変更になってしまう可能性も考慮しましょう。
従来のガチャレジから進化したレガシーPOSと、コンパクトなタブレットPOS、2種類のPOSレジがある
今回は、POSレジにはどのような種類があるのか、それぞれの特徴を解説しました。
自店舗に導入するにはどの種類のPOSレジがよいかイメージできましたでしょうか?
POSレジには、外見や操作感は従来のガチャレジと似ているレガシーPOSと、タブレット端末にアプリをインストールして使うタブレットPOSの2つの種類があります。
店舗の特徴や従業員の操作の慣れなども考慮し、いずれかの種類のPOSレジを選びましょう。
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この記事を書いた人
編集部員 城下
EMEAO!編集部員の城下です。雑誌編集者と人材コーディネーターの勤務経験を生かし、現在はWebコンテンツの作成を担当しています。業者選定ガイドでは真っ白でクリーンな情報を届け、皆様にとって有益な知識の溢れるお城となるようなメディアを目指します。よろしくお願いします!