原状回復の工事期間の目安と適切な工事依頼のタイミング
公開日:2021.07.08 最終更新日:2021.07.08
このコラムでは、原状回復の工事期間の目安と工事依頼の適切なタイミングについて解説します。
原状回復工事の依頼を検討している事業者様は、ぜひご一読ください。
原状回復の工事期間を決める要素と具体的な期間の目安
工事期間は、下記の要素によって大きく変動します。
- 店舗の床面積
- 使用年数
- 原状回復工事の範囲
それぞれの要素から工期の目安をチェックしていきましょう。
工事期間の基準①物件の床面積
床面積が広ければ広いほど、たくさんの設備を撤去したり、修復すべき箇所が多くなります。
そのため、どのぐらいの床面積を保有しているのかによって工期は変動するでしょう。
30坪の物件の場合は、工期の目安が約2週間以内です。
100坪を超える場合は、1ヶ月程度かかることがあります。
しかし、この期間はあくまでも目安です。
まずは、自身が借りている物件の面積がどのぐらいあるのか確認します。
そして、工期を算出し、余裕のあるスケジュールを組むのがおすすめです。
工事期間の基準②物件の使用年数
使用年数によっても工期が異なります。
使用年数が長くなればなるほど、修復すべき部分が多くなりやすいです。
住宅でも同様ですが、1年しか住んでいないアパートと10年住み続けたところでは、使用感に大きな開きがあります。
壁などに傷などが多いと修復に時間がかかりやすいです。
そのため、長期間使用した店舗やオフィスは工事期間を長く確保しておくといいでしょう。
工事期間の基準③工事の範囲
どこまで工事を行うかどうかでも工事期間が変動します。
スケルトン状態で明け渡す場合の工事期間の目安は、100坪で2週間程度です。
工事の範囲によって撤去すべき設備などが異なるため、確認しておくといいでしょう。
原状回復の適切な工事依頼のタイミング
工事依頼の適切なタイミングは、解約通知をしたときです。
解約通知は、借主が貸主に賃貸契約の終了を通知することを意味します。
賃貸借契約書には、賃貸契約を終了する場合、事前に解約通知をすることが義務付けられているのです。
解約通知を出すタイミングの目安は、3ヶ月〜6ヶ月前になります。
契約書に○ヶ月前までに通知するというような記載があるので、タイミングはそれぞれの契約を確認してください。
解約通知と同じタイミングで原状回復業者に見積りを依頼します。
その後、2ヶ月前までには業者の選定を終え、退去日から1ヶ月前までには工事に着手できるようにしましょう。
退去後に工事を開始すればいいと考えている方は注意が必要です。
基本的に、店舗の賃貸借契約においては、契約期間中に原状回復工事を終えるように定められています。
もし、退去までに原状回復が完了していない場合、オーナーとトラブルになるケースもあるでしょう。
そのため、できるだけ早めに計画を立ててトラブルを発生させないようにする努力が求められます。
原状回復工事の期間は1ヶ月程度、工事依頼のタイミングは3〜6ヶ月前
以上、原状回復工事の期間の目安と工事依頼の適切なタイミングについて解説しました。
原状回復工事は、保有面積や使用年数、工事範囲によって期間が変動します。
また、工事依頼のタイミングを間違えるとオーナーとトラブルになるケースもあるため、余裕持った行動が大切です。
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この記事を書いた人
編集部員 城下
EMEAO!編集部員の城下です。雑誌編集者と人材コーディネーターの勤務経験を生かし、現在はWebコンテンツの作成を担当しています。業者選定ガイドでは真っ白でクリーンな情報を届け、皆様にとって有益な知識の溢れるお城となるようなメディアを目指します。よろしくお願いします!