沿岸部に業務用エアコンを設置する際に押さえておきたい塩害対策とは
公開日:2021.05.20 最終更新日:2024.07.12
本記事では、業務用エアコンの塩害対策について詳しく解説します。
塩害をなんとかしたい、具体的な対策を知りたいといった方は、ぜひご一読ください。
業務用エアコンにおける塩害とは
塩害とは、主に海沿いの地域で発生する現象で潮風の影響によって室外機などにサビや腐食が発生することです。
さまざまな機械が塩害にあう可能性があり、特に業務用エアコンは室外機の内部が錆びやすくなり故障や不具合の原因にもなります。
また、錆びや腐食により業務用エアコンの寿命が短くなることも少なくありません。
そのため、沿岸部に業務用エアコンを設置する場合は、塩害対策が重要になるのです。
業務用エアコンの塩害対策とは
ここでは、業務用エアコンを使用する際にできる塩害対策として、以下の2点について解説します。
対策方法を理解していれば、塩害を最小限に抑えることも十分可能なためぜひ参考にしてみてください。
- 室外機の設置場所を工夫する
- 耐塩害仕様の室外機を使用する
塩害対策①室外機の設置場所を工夫する
塩害対策をする上で、室外機の設置場所は重要です。
例えば、海岸近くの潮風の影響を受けやすい場所などに設置すると、塩害を被る可能性が高くなります。
とくに海側は塩害を受けやすいため、なるべく潮風の当たらない海とは逆方向に設置するほうがよいでしょう。
また、塩害地仕様の業務用エアコンを利用するのであれば、海岸までの距離が300m以上、1km以内や雨にさらされやすい場所であっても、故障のリスクを抑えられます。
ただし、重塩害地仕様の業務用エアコンの場合は、室外機に雨がかかりにくい場所を選ぶ必要があります。
塩害対策②耐塩害仕様の室外機を使用する
業務用エアコンには、耐塩害仕様の室外機があります。
腐食に強い素材を採用し、耐腐食性のある部品やシリコンコーティング剤が塗られているのが特徴です。
サビや腐食が発生しにくいため、耐塩害仕様の室外機は塩害地でも安心して利用できます。
ただし、利用の際には設置条件や効果持続のためのルールを守ることが必要です。
また、耐塩害仕様の業務用エアコンであってもサビや腐食100%防げるわけではないことも把握しておきましょう。
業務用エアコンの塩害対策は設置場所を考慮し、耐塩害仕様の導入を考える
今回は、業務用エアコンの塩害と対策方法を解説しました。
業務用エアコンの塩害は、潮風が室外機に入り込むことで内部の腐食やサビを引き起こし故障の原因になります。
業務用エアコンの塩害を防ぐためには、室外機の設置位置を工夫するほか、耐塩害仕様の製品を使用することなどが大切です。
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この記事を書いた人
編集部員 濵岸
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