
業務用エアコンの主要国内メーカー4社を比較
公開日:2021.04.14 最終更新日:2023.03.23
本記事では、業務用エアコンの代表的なメーカー4社(ダイキン・東芝・パナソニック・三菱電機)のそれぞれの特徴を比較します。
どのメーカーの業務用エアコンがいいのか分からず、特徴を一元比較したい事業者様はぜひご一読ください。
業務用エアコンの代表的な4メーカーを比較
業務用エアコンは、メーカーごとに価格やサポート面などで一長一短な面があります。
まずは自社が求める要望で何を優先させるかを明確にして比較しましょう。
以下に、業務用エアコンの代表的な4メーカーを価格・アフターサポート・省エネ効率別に、特徴をまとめました。
本体価格(新品) | アフターサポート | 省エネ効率 | |
ダイキン | 20~50万円前後 | 24時間365日対応 | 最大60%削減 |
東芝 | 15~35万円前後 | 数日かかる場合あり | 超省エネ機種あり |
パナソニック | 20~40万円前後 | 数日かかる場合あり | 全機種で省エネ傾向 |
三菱電機 | 15~50万円前後 | 24時間365日対応 | 省エネモードあり |
業務用エアコン自体の本体価格としては、東芝や三菱電機が比較的安い傾向にあります。
ただし、別途設置工事費が必要になるため、こちらの業務用エアコンの設置費用を確認しておおよその費用感を把握しておくとよいでしょう。
アフターサポートについては、24時間365日対応しているのがダイキンと三菱電機のみです。
新型コロナ感染拡大の影響を受けて、一部窓口を縮小していることもあるので事前に確認が必要です。
省エネは全メーカー意欲的に取り組んでおり、全機種省エネ傾向のメーカーもあれば一部の機種にのみ省エネ特化している場合もあります。
エアコンメーカー①ダイキンの特徴

引用:ダイキン工業株式会社HP
ダイキンの業務用エアコンの特徴は、節電機能や内部クリーン機能など自動的に起動する便利な機能が搭載されていることです。
本体価格は比較的高めですが、コストパフォーマンスがよく長期的に活用できます。
人検知センサーや乾燥運転などにより、自動的に節電モードに切り替えたり菌の繁殖を防ぐクリーン機能を起動させます。
また、繊細な湿度コントロールも可能であり、屋外の空気から水分を取り込み給水なしでの加湿も実現します。
- 自動操作で内部クリーンや節電をしたい
- エアコンを稼働しつつ湿度のコントロールもしたい
エアコンメーカー②東芝の特徴

引用:東芝キャリア株式会社HP
東芝の業務用エアコンの特徴は、消費電力やメンテナンスの手間を削減することが出来ることです。
東芝の代表機種はエコ・省エネに特化したものであり、全体的にランニングコストを抑えやすくあります。
また、インテリアとの調和性のとれるデザインをしており、真下への風落ちを防ぐ仕様にもなっているため、店舗での活用にもオススメです。
- 省エネ効率の高いエアコンを導入したい
- インテリアを重視した店舗に設置したい
エアコンメーカー③パナソニックの特徴

引用:パナソニック株式会社HP
パナソニックの業務用エアコンの特徴は、独自の空気清浄機能ナノイーにより臭いや細菌・花粉などを除去できることです。
ナノイーは臭いや細菌、アレル物質などの有害な物質を除去することも可能なため、清潔な空間維持に最適です。
また、全体的に省エネ傾向の機種が多く、設置時には既設の配管と配線の再利用ができるため工事期間短縮・工費削減にも役立ちます。
- エアコンで空気洗浄を行いたい
- 工事期間や工費をなるべく削減したい
エアコンメーカー④三菱電機の特徴

引用:三菱電機HP
三菱電機の業務用エアコンの特徴は、繊細な温度管理と省コスト化ができることです。
全機種に省コスト化を図っており、ランニングコストの大幅な削減に成功しています。
独自の検知技術をもって、部屋の中にいる人の温度や位置・人数までも見分けて温度調節が可能です。
また、24時間365日のサポートがあるため、不具合があった際も早期の解決が期待できます。
- 省エネ効率を上げてランニングコストを削減したい
- 人を検知して自動で温度調節してほしい


業務用エアコンの機種を比較するコツ
業務用エアコンの機種を比較する際、部屋の面積に見合った馬力と最適な形を兼ね備えた機種にしましょう。
業務用エアコンの最適馬力は、部屋の面積はもちろん飲食店や美容院など設置する業種により変動します。
見合っていない馬力のエアコンを導入すると、室内に風が行きわたらなかったり高コストになってしまうこともあるので注意しましょう。
業務用エアコンの馬力の見極め方の詳細については、こちらの業務用エアコンの最適馬力をご覧ください。
また、業務用エアコンには主に4つの形状があり、「天井埋込型」「天吊り型」「壁掛け型」「床置き型」に分けられます。
それぞれ送風方法や本体価格などが異なり、目的に合わせた形状を選ぶ必要があります。
業務用エアコンと家庭用エアコンはどう違う?
業務用エアコンと家庭用エアコンの大きな違いは、業務用エアコンの方が大出力の冷暖房能力をもっているということです。
家庭用エアコンは基本的に6畳ほどでの使用を想定しているため、それ以上の広さで稼働すると風が行きわたらなかったり電気代が大きくかかってしまうケースがあります。
一方、業務用エアコンの場合敷地面積に合わせた最適な馬力を選べるため、コストパフォーマンスがよいといえるでしょう。
また、業務用エアコンは省エネ効率が良い機種が多く、電気代も基本料金を高く設定している分使用料金が低いため長時間の運転に向いています。
小さな会議室であれば家庭用エアコンでも問題ありませんが、ある程度の広さをもった店舗や事務所の場合は業務用エアコンの方がお得であるといえます。
業務用エアコン提供業者の比較ポイント
業務用エアコンの提供業者の多くは、メーカーの代理店や販売店となります。
エアコンを購入した業者に設置工事まで任せることが多いので、トラブルなくスムーズな導入をするためにも以下のポイントを押さえて優良な提供業者を選びましょう。
ポイント①空調機器設備業者か
空調機器設備業者とは、業務用エアコンの設置や設備内の空調工事など専門的な施工を行う業者です。
業務用エアコン設置時には、建物の構造や配線などを熟知している必要があるため、専門知識をもつ空調機器設備業者を選ぶようにしましょう。
家庭用エアコンの設置とは異なった知識が必要なため、事前に確認しておくことが重要です。
ポイント②現地調査を行ってくれるか
業務用エアコンは設置場所により工事内容が異なり、エアコンのタイプや部屋の構造によっても設置できるかが変わります。
そのため、業務用エアコンを実際に設置する前に、現地調査をしてくれる業者を選ぶようにしましょう。
現地調査を行うことで、工事当日にミスを防いだり必要なものの把握ができるため、より精確な見積りを出してもらうことが出来ます。
ポイント③フロンガスの回収に対応しているか
業務用エアコンを取り換える場合、古いエアコンを廃棄すると同時に法律に従ってフロンガスも廃棄しなくてはなりません。
そのため、フロンガス回収まで請け負ってくれる業務用エアコン業者を選びましょう。
もしフロンガスを回収せず外気に放出すると、依頼主側の責任となり1年以下の懲役または50万円以下の罰金に処されます。
事前にフロンガス回収ができるかを、業者に確認しておきましょう。


おすすめ業務用エアコン業者3選
ここでは、EMEAO!がご紹介可能な業務用エアコン業者の中から、特に実績数が豊富で優良な業者を3社ご紹介します。
それぞれの特徴を比較して、業者選びの参考にしてみてください。
おすすめエアコン業者①株式会社ビジョン

出典:株式会社ビジョン
株式会社ビジョンは、一都3県から関西圏まで幅広く業務用エアコン導入ができる会社です。
年間約120件もの高い導入実績を誇り、国内メーカーの製品を幅広く取り扱っています。
レスポンスの早さとコストを抑えた導入ができる点に強みをもっており、エアコンの設置からアフターフォローまで対応します。
また、専属サポートセンターににてトラブル時も迅速に解決可能です。
- 幅広いラインナップの中から最適な機種を選びたい
- アフターフォローまでワンストップで対応してほしい
おすすめエアコン業者②正和工業株式会社

出典:正和工業株式会社
正和工業株式会社は、東京・千葉・埼玉県で業務用エアコンの導入をサポートする会社です。
業務用エアコンを3,000社以上に導入してきた実績をもち、他社から断られるような難しい工事も可能です。
空調設備・電気設備工事に関して高いノウハウをもっており、機種選定からメンテナンスまで一貫対応します。
また、自社で提案から施工まで一括管理をする事で、工事費用を抑えた提案もできます。
- 難しい工事や特殊な場所への設置を依頼したい
- なるべく工事費用を抑えたい
おすすめエアコン業者③GOODAIR株式会社

出典:GOODAIR株式会社
GOODAIR株式会社は、一都三県で業務用エアコンの導入を行っている会社です。
1,000件以上の業務用エアコン導入を手掛けた実績をもち、機種選定から設置、保守までワンストップ対応します。
エアコンの販売・リース・レンタルに対応しており、既存エアコンのお悩みにもすぐに駆け付ける手厚いフォローをおこなっています。
また、エアコン洗浄から異臭対策まで細かいニーズにも柔軟に対応できる点も特徴です。
- 細かい要望にも応えられる手厚いフォローを期待している
- レンタルも含めた導入方法を考えている
業務用エアコンメーカーの特徴を比較して最適なメーカーや機種を選ぼう
以上、業務用エアコンの代表的なメーカー4社のそれぞれの特徴を解説してきました。
各メーカーにより省エネに特化したもの、繊細な温度管理ができるなど、いろいろな強みがあります。
メーカーの特徴を知って、最適な製品を選びましょう。
「幅広いメーカーの業務用エアコンを比較しつつ選びたい!」
このように思われた事業者様は、ぜひEMEAO!にお問い合わせください。
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この記事を書いた人
編集部員 濵岸
編集部員の濵岸と申します。コンテンツ作成と取材を主に担当しております。身長が低いため学生時代は「お豆」と呼ばれていました!豆らしく、皆様の役に立つ記事を「マメに豆知識を!」の意識で作成します!どうぞよろしくお願いいたします!





