アパート・マンションの共用部の清掃を行うべき頻度の目安
公開日:2021.06.14 最終更新日:2021.07.12
このコラムでは、アパート・マンションの共用部の清掃を行うべき頻度の目安について解説します。
建物を管理する上で、どれくらいの頻度で清掃を行うべきか迷っている事業者様は、ぜひご一読ください。
アパート・マンションの共用部の清掃頻度の目安
アパートやマンションの共用部の清掃には、日常的に行う「日常清掃」・特別な機械を使用する「定期清掃」「特別清掃」の3種類があります。
共有部とは、エントランス・メールボックス・廊下・ごみ置き場・建物周辺が該当します。
それぞれの掃除内容や頻度について確認していきましょう。
内容 | 頻度 | |
日常清掃 | ・床面や階段の拭き掃除/掃き掃除 ・手すりの拭き掃除 ・ゴミ拾い ・蜘蛛の巣除去 ・ゴミ捨て場の清掃 ・駐車場/駐輪場の清掃 ・植物の水やり ・落ち葉の撤去 など | 月1回~週1回程度 |
定期清掃 | ・機械による床洗浄 ・ワックスがけ ・電球交換 ・カーペット洗浄 など | 4ヵ月に1回~月1回程度 |
特別清掃 | ・高所窓ガラス掃除 ・外壁の高圧洗浄 ・排水管の清掃 など | 年1~2回 |
アパート・マンションの共用部を清掃するメリット
アパートやマンションの共用部をこまめに清掃することは、入居者・管理者ともにメリットがあります。
建物の美観や衛生管理を徹底することで、どのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。
メリット①アパート・マンションの退去率の低下に繋がる
建物の共有部分が清潔に保たれていることで、入居者の満足度が高まります。
そうすることで「建物管理への不満」に対する退去を減らすことに繋がります。
入居者が快適に生活できる環境を整えるためにも、日常的な清掃に力を入れることが大切です。
メリット②空室率を減らすことに繋がる
アパートやマンションを内見では、室内だけでなく共有部まで管理が行き届いていることも契約のポイントとなります。
美観や衛生管理が損なわれていると、「トラブルがあった時に対処してもらえない」「管理費を支払う意味がない」と感じて、入居を控える場合もあります。
入居希望者がいつ内見にきてもいいように、空室率を減らすための清掃を行っておきましょう。
メリット③建物内の秩序が保たれる
人間には、汚れている場所は汚す・きれいな場所は汚しにくいという「割れ窓理論」という心理が働きます。
つまり、建物を清潔な状態に保つことは、入居者全体の意識を高め建物内を清潔に保つことへと繋がります。
また、建物周辺の美観を整えておくことで、通行人によるポイ捨てなどの行為も減らすことが可能となります。
メリット④建物の老朽化を防ぐことにつながる
建物をきれいに保つことで、長期間の健康的な建物管理が可能となり資産価値も向上します。
清掃を怠って老朽化した建物は、空室が増え資産価値も低下するため、経営も売却も難しくなってしまいます。
日常清掃だけでは老朽化を食い止めることが難しいので、定期清掃や特別清掃を組み合わせることが重要です。
アパート等の清掃頻度を見直して建物の価値を高めよう
以上、アパート・マンションの共用部の清掃を行うべき頻度の目安について解説しました。
清掃が行き届いている建物ほど管理や運営がしやすくなるので、清掃頻度を見直してみてはいかがでしょうか。
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この記事を書いた人
編集部員 城下
EMEAO!編集部員の城下です。雑誌編集者と人材コーディネーターの勤務経験を生かし、現在はWebコンテンツの作成を担当しています。業者選定ガイドでは真っ白でクリーンな情報を届け、皆様にとって有益な知識の溢れるお城となるようなメディアを目指します。よろしくお願いします!