飲食店の厨房の清掃方法ときれいな状態を保つためのコツ
公開日:2021.06.21 最終更新日:2021.08.06
このコラムでは、飲食店の厨房の具体的な清掃方法を清潔に保つためのポイントとともに解説します。
清掃を行っているのに「悪臭がする」と頭を抱えている事業者様は、ぜひご一読ください。
具体的な場所別・飲食店の厨房の清掃方法
厨房を清掃し、衛生的な状態を保つことは飲食店の基本です。
以下の箇所の具体的な清掃方法を紹介していきます。
- 排水溝
- 排水管
- グリストラップ
- 冷蔵庫
- フライヤー
- レンジフード
- 床
排水溝
厨房の排水溝にゴミがたまると水が腐敗して悪臭や害虫発生の原因となるので、排水溝内部をしっかりと掃除しましょう。
排水溝と蓋に、強アルカリ洗剤をまいてデッキブラシでこすると、ヌメリや油汚れを落とすことができます。
もし、日常的に排水溝のつまりが見られる場合は業者に清掃を依頼して根本的な汚れを取り除いてもらいましょう。
排水管
排水管の壁面は油脂が多く付着しているので、高圧洗浄での清掃が必要となります。
専門的な清掃機具と技術が必要なので、業者への依頼が必要です。
排水管の清掃は建築物衛生法で「6ヵ月以内に1回」と定められているので、定期的に清掃を行うようにしましょう。
グリストラップ
ゴミが直接排出されないようにするグリストラップは、「バスケット」「第2槽」「トラップ」の3層構造になっています。
バスケットは毎日ゴミを取り除き、第2槽は2~3日ごとに油や汚泥を取り除いてください。
最後にトラップ内部は、1~2ヵ月を目安にタワシなどを使ってヌメリや汚れを落としましょう。
冷蔵庫
冷蔵庫内の扉のパッキンや庫内外の清掃は、ぬるま湯をしみこませた布で汚れを拭き取ってください。
頑固な汚れがある場合は、中性洗剤を少し混ぜ同様にふき取ってください。
濡れた状態ではカビや雑菌の発生に繋がるので、乾いた布でしっかり仕上げ拭きをしましょう。
フライヤー
古い油を処分し、フライヤー内に残ったカスを取り除きます。
その後、排油バルブを閉めてから適正ラインまで注水し、中性洗剤を投入してフライヤーを加熱します。
沸騰したら排水し、温度が下がるまでそれを繰り返した後、ブラシでこすって汚れをお湯で洗い流してください。
レンジフード
シンクにお湯と油汚れ用洗剤を混ぜ、グリスフィルターとオイルポットを漬け置きします。
汚れが浮いてきたら、こすり洗をしてよくすすいでください。
レンジフード本体は、中性洗剤をスポンジにつけてこすり洗いをすると汚れを除去することができます。
床
日常的な清掃は、床に必要以上の水を流さずにブラシなどで洗い、ワイパーでしっかりと水を切ってください。
油汚れがひどい場合は、業務用のアルカリ性の除菌洗浄剤を床に散布して、10分程度放置します。
最後にデッキブラシでこすり、水を流してワイパーで水を切れば清潔な状態を維持することができます。
また、半年に一回程度の頻度で、専門業者にワックスの塗り替えを依頼しておくときれいな状態を長く保つことができます。
厨房を清潔に保つための清掃のポイント
飲食店の厨房は衛生管理がもっとも重要です。
以下の方法を取り入れて、常に清潔な状態を維持できるように心がけてください。
- こまめなゴミ捨て
- 湿度管理
- 定期的な清掃
湿気が多い状態では、雑菌の繁殖から悪臭や食中毒を引き起こしてしまうので、日々の清掃から水気を残さないように意識することが大切です。
厨房の清掃を定期的に行うことで清潔な状態が維持できる
以上、飲食店の厨房の具体的な清掃方法・清潔に保つためのポイントについて解説しました。
食べ物や油の使用が多い飲食店では、汚れきってからの清掃では落としきれないことがあります。
衛生的な環境で調理ができるように、定期的な清掃や業者への委託を検討してみてください。
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この記事を書いた人
編集部員 城下
EMEAO!編集部員の城下です。雑誌編集者と人材コーディネーターの勤務経験を生かし、現在はWebコンテンツの作成を担当しています。業者選定ガイドでは真っ白でクリーンな情報を届け、皆様にとって有益な知識の溢れるお城となるようなメディアを目指します。よろしくお願いします!