
業務用エアコンの定期点検義務とは?
公開日:2021.02.19 最終更新日:2023.01.31
2020年4月のフロン排出抑制法の改正により、業務用エアコンの定期的な点検が義務付けられるようになりました。
そこで本記事では、業務用エアコンの定期点検義務の概要と必要な理由について解説していきます。
定期点検義務についてご不安な点のある事業者様はぜひご一読ください。
業務用エアコンの定期点検義務とは
業務用エアコンの定期点検義務とは、業務用エアコンに異常がないか定期的に点検と記録を実施することです。
エアコンの規模に応じて使用者自身が実施できる簡易点検と、有資格者が行なわなければいけない定期点検があります。
簡易点検は3ヶ月に1回以上使用者自身が実施します。
ビルに設置されているマルチエアコンや店舗で使われるパッケージエアコンであれば、点検内容は室外機に異常がないか・室内機の熱交換器の霜付きはないかを確認する程度の簡単なものです。
また、一定規模以上の業務用エアコンは専門家による定期点検が必要です。
7.5kW以上で50kW未満の機器では3年に1回以上、50kW以上の機器では1年に1回以上の定期点検が義務付けられています。
業務用エアコンを使用していて特に問題がなければ点検など必要ないと考えるかもしれませんが、フロン排出抑制法の改正に伴い、2020年4月から簡易点検・定期点検が義務化されました。
点検を怠り、トラブルにつながると罰金が課せられる可能性もあるため、きちんと点検を行いましょう。
また、業者の中にはきちんとフロンの排出処理ができない業者もあります。
きちんと手順を踏んで業務用エアコンの設置を行ってくれる業者を、こちらの業務用エアコンの業者選びのポイントを確認して選びましょう。
なぜ業務用エアコンに定期点検が必要?
エアコンは冷却媒体としてフロンガスを使っています。
フロンガスは大気中に漏出するとオゾン層を破壊する可能性があり、また温室効果が高く、環境に大きな影響を与えてしまうため、厳しい管理が必要となります。
エアコンの経年劣化などで密閉性が低くなるとフロンガスが漏出してしまうおそれがあります。
そのため、点検を行い、フロンガス漏出の危険性がないかを定期的に確認する必要があるのです。
特に業務用エアコンは大型で長期間利用するため、劣化や故障の可能性も高く、漏れ出すフロンガスの量も多いことが懸念されていました。
そこで法改正により定期点検を義務化することで、フロンガス漏出のリスクを抑えようとしているのです。
定期点検義務の対象
定期点検義務はすべての業務用エアコンが対象です。
また、業務用エアコンの他にも、冷媒としてフロンガスが充填されている自動販売機やショーケース、製氷機なども定期点検義務の対象となっています。
業務用エアコンは必ず3ヶ月に1回の簡易点検が必要
以上、業務用エアコンの定期点検義務について解説いたしました。
すべての業務用エアコンには、利用者自身が3ヶ月に一度行う簡易点検が義務付けられています。
また、7.5kW以上の機器であれば専門業者による定期点検も必要です。
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この記事を書いた人
編集部員 城下
EMEAO!編集部員の城下です。雑誌編集者と人材コーディネーターの勤務経験を生かし、現在はWebコンテンツの作成を担当しています。業者選定ガイドでは真っ白でクリーンな情報を届け、皆様にとって有益な知識の溢れるお城となるようなメディアを目指します。よろしくお願いします!





