台風の時に起こりやすいエアコンの水漏れトラブルの原因と対策方法
公開日:2021.05.20 最終更新日:2024.07.12
本記事では、台風の際に起こりやすいエアコンからの水漏れトラブルの原因と対策方法を紹介します。
トラブルによってオフィスや店舗の室温調整ができない、となって困らないよう事前に対策しておきましょう!
台風の際に起こりやすいエアコン室内機からの水漏れトラブルの原因
台風が発生すると、エアコン室内機から発生する水漏れトラブルがよく起こります。
エアコン室内機からの水漏れは、ドレーンホースに原因があるケースが多いです。
ドレンホースとは、室内機で発生した結露による水分を外に排出するために、室内機と室外をつなぐホースを指します。
冷房や除湿で運転を行うと、ドレンパンと呼ばれる部分やドレンホースに水が溜まります。
ドレンホースに水が溜まっている時に、台風による強い風がドレーンホースの先から侵入すると、溜まっていた水が逆流して水漏れが起こるわけです。
水がはじける音は水漏れトラブルの前兆
実際にエアコン室内機から水漏れをする一歩手前の状態になった際、「ポコッポコッ」という水が弾けるような異音が発生しやすくなります。
この異音は、外気がドレンホース内部の結露水に当たって発生します。
水が漏れている様子は見られなくても、異音が聞こえたら水漏れをしても室内が濡れないように、タオルやバケツを準備しましょう。
台風前に行うべきエアコンからの水漏れの対策方法
では、エアコンからの水漏れトラブルが起こらないよう、台風前にどのような対策をとるべきなのでしょうか?
ここでは2つの対策方法を紹介します。
対策方法①逆流防止弁を設置する
台風の際にエアコン室内機から水漏れが起こるトラブルを防ぐためには、あらかじめドレーンホースの先から風が入ってこないように逆流防止弁(エアカットバルブ)を設置しましょう!
逆流防止弁はホームセンターや通販サイトなどで販売されています。
ただし、バルブ部分に汚れが溜まりやすいというデメリットもあります。
シーズンの終わりには取り外して掃除する、メンテナンスを怠らないようにしましょう。
逆流防止弁を設置する代わりに、ドレーンホースの先端をビニール袋などで覆って、風の侵入を防ごうと考える人もいるかもしれません。
しかし、行き場を失った結露水が逆流を引き起こし危険なので、やめておきましょう。
対策方法②ドレーンホースを掃除する
台風前にできるエアコンからの水漏れの対策として、ドレーンホースを掃除して詰まりを取り除く方法もあげられます。
ドレーンホースには吸い込んだホコリや汚れが溜まるので、掃除せずにいるとつまり、結露水が排出されにくくなってしまいます。
一方、掃除をして水の流れが良くなれば、結露水がしっかりと排水されるので、風が吹いたときに逆流するリスクを減らせます。
ドレーンホースの詰まりは、サクションポンプと呼ばれるポンプを使用すれば、簡単に取り除けます。
サクションポンプはホームセンターなどで買うことができるので、お手入れ用に準備しておくのがおすすめです。
関連記事:業務用エアコンの掃除方法とは?掃除手順やタイミングも詳しく解説
台風で起こりうるエアコントラブルに備え、逆流防止弁を取り付けホースを掃除しよう!
今回は台風が原因でエアコンの水漏れトラブルが発生する原因と対策方法を紹介しました。
エアコンから水漏れする原因はドレーンホースにあるので、台風の前に逆流防止弁を設置したりホースを掃除して対策をしましょう!
「対策をしてみたけれどトラブルが起こってしまった」
という場合にはエアコンの修理や入替を検討したほうがいいでしょう。
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この記事を書いた人
編集部員 濵岸
編集部員の濵岸と申します。コンテンツ作成と取材を主に担当しております。身長が低いため学生時代は「お豆」と呼ばれていました!豆らしく、皆様の役に立つ記事を「マメに豆知識を!」の意識で作成します!どうぞよろしくお願いいたします!