業務用エアコンの選び方とは?押さえたいポイントを紹介
公開日:2023.05.22 最終更新日:2024.07.12
業務用エアコンの導入を検討されている方のなかには、機器の選び方に悩まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
業務効率や、従業員とお客様の快適性を向上させるためにも、オフィスや店舗に合った機器を選びたいですよね。
そこで本記事では、業務用エアコンを選ぶ際に押さえておきたいポイントを紹介します。
最適だと思える機器を導入したいとお考えの事業者様は、ぜひ最後までご覧ください。
業務用エアコンを選ぶ際に押さえたいポイント
業務用エアコンの種類はさまざまで、機器ごとに価格や性能は異なります。
使用する環境や用途に合わない機器を設置すると、室温の調整に時間がかかるだけでなく、工事費や電気代が高くなるおそれもあります。
このような事態を防ぐためにも、業務用エアコンを導入する際は、以下で挙げるポイントを押さえておきましょう。
ポイント①室内の広さを確認する
業務用エアコンの導入コストを抑えるために「馬力数が小さい機器を導入したい」とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、室内の広さに合っていない機器を導入すると、空調のコントロールに時間がかかったり、電気代がかさんでしまったりするおそれがあります。
場合によっては、機器を追加で導入しなければならず、さらに設置費用が高くなることも起こりえます。
このような事態を避けるためにも、業務用エアコンを設置する際は、室内の広さを確認したうえで、スペースに合った馬力を搭載している機器を選びましょう。
馬力の選び方は後述します。
ポイント②設置場所や用途を明確にする
業務用エアコンを導入する際は、設置場所を明確にしたうえで、最適だと思える機器を選びます。
たとえば、多くの人が密集する場所や、風通しが悪い場所は温度が高くなるので、馬力数が高く、部屋全体に気流を届けられるタイプが向いています。
ほかにも、美容室やレストランといった、雰囲気を重視する店舗においては、内観の美観を損ねない天井埋込型や、稼働音が静かな機器を選びたいところです。
業務用エアコンの効果を最大化させるためにも「どこに設置すれば風が行き届くのか」「どのタイプが、店舗の雰囲気に合うのか」の2点を意識してみてください。
ポイント③搭載されている機能を確認する
業務用エアコンのなかには、電気代の削減や、掃除の工数削減に役立つ機能を搭載している機器があります。
たとえば、人の動きや室温を感知して、運転が切り替わるセンシング機能や、フィルターについているゴミを自動的にクリーニングしてくれる自動清掃機能などが挙げられます。
「人がいないときでも、常に一定の室温を保ちたい」「メンテナンスの手間を削減したい」など、求めているニーズに応えてくれる機能が搭載されている機器を選びましょう。
また、エアコンの自動清掃機能について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
関連記事:エアコンの自動清掃機能とは?お手入れ方法も解説
業務用エアコンの馬力の選び方
ここからは、業務用エアコンの馬力の選び方を紹介します。
馬力の目安
メーカーや機器のタイプごとに数値は異なりますが、業務用エアコンの“1馬力”は、およそ11㎡の広さに対応しています。
坪数に換算するとおよそ3.3坪、畳に換算するとおよそ6.6畳なので、30坪ほどの店舗であれば、9馬力前後のパワーを搭載した機器が望ましいです。
床面積別の、業務用エアコンの馬力の目安を下記するので、ぜひ参考にしてみてください。
【床面積別】業務用エアコンの馬力数の目安床面積 馬力数 10~30㎡程度 1.5~2.0馬力 25~40㎡程度 2.3~2.5馬力 35~70㎡程度 3~4馬力 60~100㎡程度 5~6馬力 100~145㎡程度 8馬力~
室内の人数が多かったり、熱を発する機械などが設置されていたりする場合は、1~3つほど上の馬力数を選びます。
最適な馬力数がわからない方は、業務用エアコンの取り付け工事を専門とした業者に現場調査を依頼しましょう。
また、業務用エアコンの馬力についてさらに詳しく知りたい方は、こちらを参考にしてみてください。
関連記事:業務用エアコンの馬力の目安を業種別に紹介
業務用エアコン選びにこだわったほうがよい理由
業務用エアコンの導入費は決して安くないため、機器の価格や、工事費用の安さだけで選ぶケースも多いです。
しかし、機器のタイプや馬力数を重視せずに設置してしまうと、設置後に思わぬトラブルに見舞われる可能性があります。
業務用エアコン選びにこだわったほうがよい理由を下記します。
理由①空調が調整できなくなるため
室内の広さや人数に合わない業務用エアコンを設置すると、室温が適切に調整できなくなります。
スペースに対してエアコンの馬力が低ければ、設定温度に達するまで時間がかかりますし、一方で高い馬力の機器を導入すれば、本体価格だけでなく電気代も高くつきます。
「あのお店は暑いから行きたくない」という評判が広まったり、空調が不安定になることで従業員が風邪をひく事態が発生したりすれば、売上も低下するでしょう。
お客様と従業員の快適性を損ねないためにも、室内の人数や、スペースに合った機器を選んでください。
理由②電気代がかさむため
業務用エアコンは、馬力が高い機器であるほど大量の電力を消費するため、長時間稼働すると電気代が高くなります。
一方で馬力が低い場合でも、機器本体の負担が大きくなるため、かえって電気代が高くなる可能性もあります。
無駄な電気代の支払いを抑えるためにも、室内のスペースに合ったエアコンを導入しましょう。
また、エアコンにかかる電気代の節約法について知りたい方は、こちらをご覧ください。
関連記事:業務用エアコンにかかる電気代の節約術2選
理由③機器の寿命を縮める可能性があるため
室内の面積に対して、馬力数が低い業務用エアコンを導入すると、空調の調整に時間がかかります。
機器を長時間稼働させると本体に負荷がかかるため、寿命は縮まります。
「馬力数が低い業務用エアコンを導入したのに、かえって修理費がかかってしまった」といった事態を避けるためにも、機器選びはこだわらなければなりません。
業務用エアコン選びは室内の広さや搭載されている機能などを重視しましょう
今回は、業務用エアコンを選ぶ際に押さえたいポイントを紹介しました。
使用環境に合わない機器を設置すると、本体価格や電気代がかさむだけでなく、室温の調整に時間がかかります。
このような事態を防ぐためにも、業務用エアコンの導入時は、室内の広さや人数などを確認したうえで、最適だと思える馬力や機能を搭載している機器を選びましょう。
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この記事を書いた人
hata