
店舗クリーニングを効率的にコスパ良く回すための4つの秘訣
公開日:2019.08.23 最終更新日:2021.08.26
今回の記事では店舗内のクリーニングを行う際のポイントや業者に依頼する際の費用相場などを解説します。
店舗の清掃は自分たちでを行っている、もしくは清掃業者への依頼をお考えの店舗経営者様は、今後の店舗クリーニングの見直しの参考にぜひご一読ください。
店舗のクリーニングで押さえておきたい4つのポイント
店舗清掃は簡易的なものであれば、自社で清掃も可能です。
ただし、営業時間中はお客様の来店があり接客対応や調理業務に集中する必要があります。
そこで、店舗を清潔に保つために店舗クリーニングを効率よく行うポイントをご紹介します。
ポイント①難しい清掃は清掃業者に依頼する
第一に押さえておきたいポイントが、難しい清掃はプロの清掃業者に委託することです。
エアコンの分解洗浄やグリストラップの清掃など、専門知識がなければ上手く掃除できない箇所についてはプロに任せることで効率的な店舗クリーニングができます。
特にグリストラップにたまった油脂分の処理は大変時間がかかるうえ、くまなく汚れを落とすことが難しい構造でもあります。
悪臭の発生は客足が遠のく原因になりかねませんので、グリストラップの清掃は1~3カ月に1回程度の頻度で業者に委託するのがベストな選択です。
ポイント②業種にあわせて清掃業者を選ぶ
一口に店舗といっても、小売店から飲食店などさまざまな業種が存在します。
清掃業者はそれぞれ対応できる範囲が異なるため、自店舗と同じ業種の清掃実績が多い業者に依頼しましょう。
例えば飲食店の場合、調味料や油汚れの落とし方や菌の繁殖防止や害虫害獣対策といった、専門知識を持ったスタッフが清掃してくれるので安心です。
小売店の場合であれば、商品の陳列棚の細かい部分まで清掃してくれる業者に依頼するほうがよいでしょう。
ポイント③清掃業者に依頼する範囲を決めておく
店舗クリーニングを清掃業者に任せる場合は、清掃範囲をあらかじめ決めることも重要なポイントです。
業者によっては可能な限りすべての範囲を依頼することもできますが、予算の問題もあるため、「ここは外注して、ここは自社で回す」と分担する方法が現実的です。
事前に委託する範囲を決めておくと見積もりなどもスムーズに進み、業者選びの際も同じ条件で比較することができます。
例えば、飲食店舗のクリーニングに特化した清掃業者の場合、以下のように分担するとよいでしょう。
- 【フロア】照明器具や窓ガラス、エアコン清掃など
- 【キッチン】グリストラップやグレーチング・コンロ・レンジフードの清掃など
- 【トイレ】便器や便座、水回りの清掃など
- 【フロア】床の掃き掃除や、テーブル・カウンターなどの拭き掃除
- 【キッチン】床のモップ掛けや、棚・作業台の拭き掃除
- 【トイレ】床の掃き掃除や備品の交換、簡単な拭き掃除
上記を参考に、自店舗ではどの清掃がスタッフの負担になるかという基準で考え、業者に委託する清掃範囲を決めましょう。
ポイント④自社清掃のサイクルをまわし続ける
店舗クリーニング業者に委託しない箇所については、自社スタッフだけで清掃を行っていく必要があります。
清潔感を維持するためには、明確な清掃ルールを決めて「清掃も重要な業務のひとつだ」ということを各スタッフが認識できる仕組み作りが大切です。
きちんと清掃サイクルをまわしていくためにも、以下の4つのポイントを押さえましょう。
- 清掃マニュアルの作成
- 清掃カレンダー・清掃チェックリストを作成する
- 清掃道具の準備・メンテナンス
- 店長が率先して掃除をする姿勢を見せる
毎日使う場所の掃除は、大きな変化が見えにくいため、チェックリストのように記録を形に残しておくことで効率的にサイクルを回すことができます。
使用する清掃道具は市販のもので問題ありませんが、数ヶ月、数年も同じものを使い続けてしまうと逆に不衛生になってしまいます。
適切な買い替えや消毒を心がけ、不安であれば「道具の状態確認と買い替えのタイミング」についてもマニュアルに含めましょう。
店舗クリーニングにかかる費用の相場
店舗クリーニングを業者に依頼する場合、清掃内容により日常清掃と定期清掃に分けられます。
店舗内のフロアやトイレの清掃は日常清掃となり、エアコンの分解洗浄やワックスがけなどは定期清掃となります。
また、料金は、基本的にパッケージにしている清掃業者が多いですが、それぞれ1箇所あたりいくらといった料金表を公開している業者もあります。
日常清掃や定期清掃にかかる費用については、こちらの日常清掃・定期清掃を業者に依頼する場合の費用相場をご覧ください。
それぞれの清掃場所別の費用の相場としては、以下のようになります。
店舗クリーニングで日常清掃を行う場合の費用の相場
店舗クリーニングの日常清掃を行う場合、清掃場所によって費用は異なります。
以下に、清掃箇所別の費用の相場をまとめました。
清掃内容 | 費用の相場 |
フロア清掃 | 1万~1万5,000円程度 |
トイレ清掃 | 6,000~1万円程度 |
ガラス・サッシの清掃 | 3,000~7,000円程度 |
店舗クリーニングの日常清掃を週1回行った場合の費用の相場は、3,000~1万5,000円程度です。
日常清掃の料金は、週に何回清掃を行うのかにより大きく変動します。
上記の表は週1回行った際の料金目安ですが、週3回や週5回と回数を増やすことで値引きを行う業者もいます。
簡単な清掃であれば店舗スタッフだけでも対応可能なため、自社清掃と組み合わせることでコストを抑えつつ清潔具合を維持できます。
店舗クリーニングで定期清掃を行う際の費用の相場
店舗クリーニングで定期清掃を行う際は、清掃内容により大きく値段が異なります。
以下に、定期清掃の費用の相場を、清掃内容別にまとめました。
清掃内容 | 費用の相場 |
エアコンの分解洗浄 | 1万5,000~3万円程度 |
床洗浄・ワックス掛け | 1~2万円程度 |
換気扇の清掃 | 2万5,000~3万円程度 |
グリストラップの清掃 | 2~4万円程度 |
消毒・除菌作業 | 約1,000~6,000円/㎡ |
定期清掃の頻度は清掃箇所にもよりますが、目安としては汚れや不具合が気になったタイミングで、数か月に1度程度行うほうがよいでしょう。
なお、依頼する業者が日常清掃に対応しているからといって、必ずしも定期清掃にも対応しているとは限らないので事前に確認が必要です。
店舗クリーニングを依頼する清掃業者の選び方
店舗のクリーニングの業者の選び方で重要なことは、少なくとも2~3社の清掃業者を比較検討することです。
比較する業者が集まったら以下の4つのポイントに注目して絞っていきましょう!
- 見積り書はわかりやすいか
- スタッフ教育に意欲的か
- 清掃業者内に有資格者が在籍しているか
- 清掃業者が損害賠償責任保険に加入しているか
上記の清掃業者の比較ポイントは、優良な清掃業者を見極めるポイントにもなりますので把握しておきましょう。
清掃業者選びで失敗しないためにも、こちらの優良な清掃業者の選び方のポイントもあわせてご覧ください。
店舗クリーニングを行う上での注意点
店舗クリーニングを業者に依頼する場合でも、自社清掃を行う場合でも、注意しなくてはいけないことは感染症対策です。
自社清掃を行う場合であれば、店舗全体の清掃をしたあとにアルコール等で拭き上げ掃除を行うことで感染症対策ができます。
ただし、アルコールの拭き上げによる消毒は持続性がないため、基本的に毎日行う必要があります。
清掃業者の中には消毒施工までできる業者もいるため、業者に大規模な消毒や抗菌施工を行ってもらうことで自社スタッフの手間も省くことができます。
感染症対策にも力を入れたい場合は、店舗クリーニングと同時に消毒施工ができるかも確認しておきましょう。
店舗のクリーニングは清掃業者と自社スタッフの2段構えで行おう
以上、店舗をクリーニングする際に押さえておきたいポイントや、店舗クリーニングの費用の相場などをご紹介しました。
店舗の清掃は、自社スタッフで行う場合も多いでしょう。
しかし、思った以上に清掃には時間がかかるもので、業務負担を減らすためにも清掃業者を活用していくことも必要です。
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この記事を書いた人
編集部員 河田
編集部員の河田です。編集プロダクションでの書籍編集の経験を経て、現在はEMEAO!のWebコンテンツ編集・執筆とお客様へのインタビューを担当させていただいています。日々、コツコツと皆さんのお役に立つ情報を発信していきます!よろしくお願いします。





