清掃業者と請負契約を結ぶメリットや委任契約との違い
公開日:2019.09.26 最終更新日:2024.05.14
清掃業者に払っている費用に対して、清掃のクオリティが釣り合っていないように感じている場合は契約形態の見直しがおすすめです。
そこで今回は、清掃業者に不満がある管理者様に向けて清掃業者との「請負契約」の概要と、「委任契約」との違いご紹介します。
また、そもそも費用自体が相場よりも高い業者である可能性も。
清掃業者の費用相場を把握し、現在の業者は適正価格かどうかを見極めましょう。
そもそも清掃業者との「請負契約」とは?「委任契約」と比較しながら解説
そもそも「請負契約」という契約形態はどんなものか、簡単に抑えておきましょう。
以下では「請負契約」について、対になる「委任契約」と比較しながらご説明します。
請負契約とは
請負契約とは、発注者が求める仕事の完了を前提に、依頼した仕事の完全納品に対して報酬を支払う労働契約のことをいいます。
請負契約を結んだ場合、仕事が全うされなければ、報酬が支払われることはありません。
たとえば、床の汚れを落とすことを仕事の完了として設定し、請負契約を結んだとします。
すると実際の掃除内容には関わらず、床の汚れが落ちれば依頼主は報酬を支払うことになりますが、汚れが落ちなければ支払わなくていいわけです。
委任契約とは
一方で委任契約とは、仕事のクオリティに関わらず、仕事の実施のみを約束する契約のことをいいます。
委任契約を結んだ場合、完全状態での納品ではなかったとしても、業務を遂行しさえすれば報酬が支払われます。
清掃業者と委任契約を結んだ場合、清掃作業が行われてさえいれば、実際にはほとんど綺麗になっていなくても依頼主は報酬を支払わなければなりません。
清掃業者に請負契約で依頼するメリットとは?
以上の通り、請負契約と委任契約を比較してみると、実際に仕事を遂行した際の『仕事の完了状態』の定義に違いがあるということがお分かりいただけたでしょう。
ざっくり言うと、請負契約では『汚れが落ちた状態』が仕事の完了状態であるのに対し、委任契約では『汚れを落とそうと試みた』こと自体をもって仕事の完了状態となります。
つまり、委任契約では実際に汚れが落ちたかどうかまでは、清掃会社側に責任の所在がないということです。
当然のことながら、発注者側にとってメリットが大きいのは、請負契約であるといえます。
請負契約を結ぶと、もし掃除後に確認した際に満足のいく仕上がりではない場合、あらかじめ契約で定めた完了状態になるまで清掃をやり直してもらうことができます。
清掃業者と請負契約を結ぶ際に注意すべき4つのポイント
請負契約は依頼主にとってメリットが大きい契約方法ですが、契約を結ぶ際にはいくつか注意するポイントがあります。
ここでは請負契約を結ぶ際に注意すべきポイントを4つご紹介します。
- 清掃範囲が細かく決められているか
- 清掃作業に対して求めるクオリティが設定されているか
- 掃除用具代や交通費などの諸経費の負担者が明確か
- 清掃中に問題が起こった際に誰が責任を負うか明示されているか
ざっくり言ってしまうと、『仕事の完了状態』や『仕事中の諸々の責任の所在』について互いの認識を合わせておくという話です。
以上のポイントについてあいまいなまま請負契約を結んでしまうと、後になって清掃業者との間でいさかいが起こることも。
そのため、必ずきっちりと決めて契約書に記しておきましょう。
清掃業者と請負契約を結んで、高クオリティのサービスを提供してもらおう!
いかがでしたでしょうか?
なぜ、清掃業者に不満をお持ちの管理者様に請負契約をおすすめするのか、ご理解いただけたのではないかと思います。
ただし後になってトラブルが起こらないよう、注意が必要なことも覚えておきましょう。
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この記事を書いた人
編集部員 河田
編集部員の河田です。編集プロダクションでの書籍編集の経験を経て、現在はEMEAO!のWebコンテンツ編集・執筆とお客様へのインタビューを担当させていただいています。日々、コツコツと皆さんのお役に立つ情報を発信していきます!よろしくお願いします。