ウイルスの消毒・除菌業者が行う具体的なサービス内容

ウイルス対策が重視されている昨今、EMEAO!でも、毎月40件以上の消毒・除菌業者紹介のお問い合わせをいただいております。

しかし、自分たちで行う消毒・殺菌作業とはどのような違いがあるのか、具体的にどのような作業をやってもらえるのかなかなかイメージがしづらいですよね。

そこで今回はウイルスの消毒・除菌サービスの一般的な作業内容をご紹介します。
店舗やオフィスなどの消毒・殺菌を外注するかどうか迷っている事業者様はぜひご一読ください。

ウイルスの消毒・除菌において提供される4つのサービス

ウイルスの消毒・除菌において提供される具体的なサービスは、主に以下の4つです。

それぞれの内容について、詳しく確認してみましょう。

サービス①空間除菌

消毒・除菌サービスにおいてまず行われるのは、専用機器を使った空間除菌です。

ウイルスは基本的に空間では長時間生存できないとされていますが、新型コロナウイルスのように未知の部分が多いウイルスの場合は空間で生存している可能性も考える必要があります。
そのため、なるべく作業員への感染リスクを抑えるため、本格的な除菌作業を行う前に空間に漂うウイルスを除菌する必要があるのです。

この空間除菌に現在主に用いられているのはオゾンです。
日本脳炎・C型肝炎・エボラなどのウイルスはエンベロープというたんぱく質の膜をもっており、オゾンやアルコールでエンベロープを壊すことにより活動が停止します。
奈良医科大学の研究によって、新型コロナウイルスについてもオゾンが有効であることが実証されました。

参照：一般社団法人日本特殊清掃隊｜新型コロナウイルス(COVID-19)除菌消毒する業者とは？【日本全国対応可】

ただし、オゾンによる除菌が効力をもつのは、一定以上のオゾン濃度に決められた時間以上接触した場合のみです。
実際にウイルスの除菌が行われる際は、室内面積から適切な燻蒸時間が算出されます 。
オゾン濃度によってかかる時間は変わりますが、目安はだいたい50㎡の室内で30～60分程度です。

サービス②薬剤を用いて拭き上げ

オゾン燻蒸による空間除菌のあとは、マスク・ゴーグル・防護服を身に着けた担当者が次亜塩素酸・エタノール・過酸化水素水などを用いて、ウイルスの付着が疑わしい部分を手作業で拭き上げます。

拭き上げでなく薬剤噴霧という方法もありますが、薬剤噴霧はウイルスが小さい場合あまり効果がないと考えられており、WHO・CDC・厚生労働省などは拭き上げによる除菌を推奨しています。
新型コロナウイルスの除菌にあたっても、「薬剤噴霧の効果は不確実であるから行わないこと」という内容の連絡を、厚生労働省が令和2年3月に発表しました。

薬剤による拭き上げの対象となるのは、主に目線から1メートル程度のドアノブ・テーブル・スイッチ類・手すりなどです 。
範囲内にエアコンが含まれる場合は、エアコンの表面だけでなく、内部のフィルターも除菌・清掃を行います 。

コース・料金によって拭き上げの対象が変わる業者もあるので、依頼する際にあらかじめ確認をとっておきましょう。

サービス③床面の消毒

拭き上げが可能な床面の場合は、2の工程と同じように薬剤を用いて奥から順番に床を拭き上げていきます。

しかし、カーペットなど拭き上げが困難な床面の場合は、大量の消毒剤を散布して数分間湿らせ、クリーナーで水分のみを除去します。

サービス④人間に有益な菌の散布

1～3までの手順で消毒・除菌を行うと、人間に有害な菌・ウイルスと共に、人間に有益な菌も全て死滅してしまします。
有益な菌が少ない状態のままでは、かえって雑菌やウイルスの繁殖を招きかねません。
そのため、消毒・除菌作業の最後には、人間に有益な菌を再度散布して空間を整えます。

ウイルスの消毒・除菌サービスでは有益な菌の散布まで行ってくれる！

今回はウイルスの消毒・除菌サービスの一般的な作業内容を4つご紹介してきました。
プロに任せれば物や空間の消毒・除菌はもちろん、人間に有益な菌の散布まで行ってくれるということがお分かりいただけたかと思います。
自社の従業員で行うことができる作業内容よりも、やはり専門業者に任せた方が安心です。

「消毒・除菌サービスを利用してみたい」
「外注するとどれくらい費用が掛かるか知りたい」
そう思われた事業者様や管理者様は、ぜひEMEAO!にお問い合わせください。
コンシェルジュにご相談いただければ、予算感に関するアドバイスから消毒・除菌サービスを提供している優良業者のご紹介まで、誠心誠意サポートさせていただきます！
もちろん完全無料なので、お気軽にご利用いただけます！