
オフィスの集団感染予防に効果のある8つの対策法
公開日:2020.07.29 最終更新日:2024.04.29
2021年1月8日、1日の全国での新型コロナウイルス感染者は7,800人超と発表されました。
感染拡大を防ぐためテレワークや時差出勤という新しい働き方が推奨されていますが、やむを得ず出社が必要な場合もあります。
出社が必要な状況下でもオフィスでの集団感染を予防するには、適切な対策が必要です。
そこで本記事では、オフィスで行える感染症対策を紹介します。
従業員を守るためのオフィスの環境づくりをご検討中の事業者は、ぜひ最後までご覧ください。
参照:厚生労働省HP
オフィスの感染対策:ルールの整備
まずは社内ルールを整備して全従業員に周知することが大切です。
明日の出勤時からでもすぐに実行できる対策方法も中には含まれています。
下記5つのルールの制定を目指しましょう。
- 手洗いの徹底
- マスクの着用
- 健康管理
- 予防接種の推奨
- オフィスへの立ち入り制限
対策①手洗いの徹底
オフィスにおける主な感染経路のひとつとして、接触感染があげられます。
接触感染とは、ウイルスのついた物に手で触れ、その手を介した感染のことです。
接触感染の防止に有効なのが、適切な手洗いです。
出社時やトイレに立ったときだけでなく定期的に手洗いをすることで、接触感染のリスクを大幅に下げられます。
手洗いを推奨する旨はもちろん、正しい手洗いの方法などを掲示し、接触感染の防止に努めましょう。
手洗い場まで距離がある場合は、消毒液や消毒効果のあるウェットティッシュをオフィス内に常備しておくのがおすすめです。
対策②マスクの着用
オフィスにおける主な感染経路のひとつとして、飛沫感染があげられます。
飛沫感染とは、感染者が咳やくしゃみをし、そのしぶきを吸い込むことで感染することです。
飛沫感染の防止に有効なのが、マスクの着用です。
マスクの着用はしぶきの飛び散り・吸い込みの防止だけでなく、手が口元や鼻に触れる機会を減らしたり、喉を乾燥から守ったりする効果も期待できます。
感染症の流行で品薄になっている場合は、会社からの支給を検討しましょう。
また、装着の仕方をあわせて指導すると、マスクの効果をさらに高められます。
対策③従業員の健康管理
集団感染を防止するためには、まずオフィスにウイルスを持ち込まないことが重要です。
防止対策として、従業員に健康管理を呼びかけ、休みやすい体制を整えましょう。
- 出勤前の検温と報告
- 発熱・咳・くしゃみなど感染症が疑わしい症状がないかの確認
- 出勤前に症状が確認された場合は休暇取得を勧める
- 勤務途中で症状が確認された場合はできるだけ早く帰宅させる
正社員だけでなく、派遣労働者や請負労働者についても、同等の扱いが望まれます。
感染者が出勤することで感染が拡大し、現場の生産性を低下させることになります。
風邪などの軽い体調不良であっても、免疫が低くなっていることにより通勤経路などで感染してしまうリスクが高くなります。
また、過度な業務負担は、従業員の健康を損なう場合があります。
管理職の方は部下の健康状態はもちろん、業務量にも気を配りましょう。
対策④予防接種の推奨
インフルエンザなどの感染症の一部は、予防接種によって感染リスクを6〜7割程度まで下げられます。
単に予防接種を推奨するだけでなく、予防接種のための休暇制度や補助金なども検討してみましょう。
対策⑤オフィスへの立ち入り制限
外部関係者のむやみな立ち入りは、オフィスにおける感染リスクを引き上げます。
打ち合わせなどはできる限りオンラインで済ませ、外部関係者の立ち入りは必要最小限に抑えましょう。
オフィスに立ち入る必要がある場合は、従業員と同じ対策をとらせるようにしてください。
オフィスの感染対策:設備の管理
出入りする従業員のルールを整えると同時に、オフィスの設備側での対策も行いましょう。
安全なオフィス環境を整えるには、下記の3点が重要です。
- 定期的なアルコール消毒
- 空気の調整
- ソーシャルディスタンスの徹底
対策①定期的なアルコール消毒
手洗いやマスクの着用者、咳エチケットは感染リスクを下げますが、ウイルスそのものを消滅させるわけではありません。
ウイルスを消滅させるためには、定期的なアルコール消毒が効果的です。
不特定多数が触れる部分は、それだけウイルスが付着するリスクも高いと考えられます。ドアノブ・手すり・ボタンなどは、定期的に消毒を行ってください。
ただし、直接のアルコール噴射は、機器の故障や書類の滲みなど、トラブルの元にもなりかねません。
清潔な布にアルコールを染み込ませて拭き取れば、業務に支障をきたすことなく、ウイルスを消滅させられます。
また、オフィス全体の消毒や除菌コーティングを行っている専門業者に依頼するのもおすすめです。
対策②空気の調整
ウイルスは乾燥に強く湿度に弱いですが、人間の喉は乾燥すると防御機能が低下します。
そのため、オフィス内の空気の乾燥は、集団感染の誘発につながりやすいです。
必要に応じて加湿器などを導入して適切な湿度を保ち、定期的に換気を行えばさらに浮遊するウイルスの数を減らせます。
また、密閉状態を避けるため、空調設備の清掃や点検も大切です。
対策③ソーシャルディスタンスの徹底
ソーシャルディスタンスが守れるよう、オフィス内のデスクなどは対面を避け、2m以上の間をあけて設置しましょう。
頻繁に人と人が対面せざるをえない場合は、パーテーションなどを設けることで、咳やくしゃみによる感染を防止できます。
オフィスの集団感染を防ぐには、ルールと設備2つの観点で感染症対策を
今回は、オフィスでの集団感染を予防するための対策方法を解説いたしました。
リモートワークが難しい場合でも、従業員の安全を守るオフィス環境の作り方の参考となりましたでしょうか?
オフィスで感染症対策を行う場合は、検温やマスク、手洗いといった個々人が行える対策方法のルール、そして消毒などオフィス設備の整備という2つの観点があります。
それぞれしっかりと対策を行いましょう。
「まずは業者に設備を消毒してもらいたい!」
このような事業者様は、EMEAO!コンシェルジュまでご相談ください。
ご希望の条件にピッタリな消毒業者のみを、複数社ご紹介いたします。
お問い合わせは完全無料ですので、ぜひご利用ください。

この記事を書いた人
編集部員 城下
EMEAO!編集部員の城下です。雑誌編集者と人材コーディネーターの勤務経験を生かし、現在はWebコンテンツの作成を担当しています。業者選定ガイドでは真っ白でクリーンな情報を届け、皆様にとって有益な知識の溢れるお城となるようなメディアを目指します。よろしくお願いします!





