
美容室の感染症対策で徹底する消毒方法
公開日:2021.07.06 最終更新日:2021.08.12
このコラムでは、美容室で行うべき感染症対策の具体的な方法と消毒の手順について解説します。
お客様だけでなく、スタッフにも安心で安全な空間を提供したいと考えている事業者様は、ぜひご一読ください。
美容室で行うべき感染症対策の具体的な方法
美容室の感染症対策のガイドラインは、厚生労働省に認可された全日本美容業生活衛生同業組合連合会によって定められています。
ここでは、業界の衛生水準の向上を図る美容連合会のガイドラインに沿って、具体的な感染症対策の方法をご紹介していきます。(引用元:全日本美容業生活衛生同業組合連合会)
接触・飛沫感染による感染症対策
美容室ではお客様と従業員の接触が多く、接触や飛沫による感染リスクがあるので、以下の点に気を付けてください。
- 顧客への施術に影響がない範囲で1m 以上確保するように努める。
- 受付等の場所では、対人距離を確保するかアクリル板や透明ビニールカーテンなどで仕切る。
- 施術に影響しない範囲で顧客にもマスクの着用を促す。
- 使用する美容椅子の間隔を広く確保する。 など
共用部分の消毒作業
従業員が共有する器具や、お客様も触れる共用部分の場所は感染リスクが高まるので、定期的な消毒作業が必要となります。
- 受付け用テーブル
- 美容椅子
- 美容機具/美容剤
- シャワーヘッド
- ドアノブ
- トイレ
- 電話
- 待合室 など
美容室では消毒が必要な箇所が多く、業務以外の消毒作業に手が回らないという場合もあるかと思います。美容業務に専念しながら感染症対策をきちんと行うためには、専門の清掃業者への依頼がおすすめです。
お客様の入店チェック
店内の感染症対策だけでなく、お客様の入店時にも感染症対策として以下のチェックを行いましょう。
- 検温(37.5℃以上は入店不可)
- 咳や咽頭痛の有無
- 濃厚接触者の可能性の有無
美容室で行うべき消毒の手順
美容室で行うべき消毒は「器具」「タオル」「指先」の3つです。しっかりと消毒が行えるように、正しい消毒の手順を確認していきましょう。
器具の消毒手順
ハサミやブラシの消毒を行う際は、事前に器具をスポンジでこすり洗いをして、流水で洗浄しておきましょう。
消毒前の処置が終わったら、以下のいずれかの方法で消毒を行ってください。
消毒方法 煮沸消毒 水が沸騰してから器具を入れて2分以上煮沸する。 エタノール消毒 消毒用エタノールの中に器具を浸し10分以上放置する。 次亜塩素酸ナトリウム消毒 0.1%次亜塩素酸ナトリウム液の中に10分間浸す。
タオルの消毒手順
タオルの消毒は、加熱・消毒液のどちらかの方法で行ってください。
加熱による消毒
タオルを洗剤で洗い、80℃を超える温度に設定できる蒸し器に入れます。庫内が80℃になったら、タオルを入れて10分以上放置してください。
タオルの中心温度が80℃を超えることで消毒されるので、均一に消毒できるようにタオルの入れ過ぎには注意してください。
消毒液での消毒
使用済みのタオルを、0.1%次亜塩素酸ナトリウム液に10分間浸します。その後いつも通りの洗濯を行い、乾燥させてください。
次亜塩素酸ナトリウムには消毒作用の他に、漂白作用もあるので色物のタオルは色落ちしてしまいます。色物のタオルの消毒は、加熱消毒がおすすめです。
指先の消毒手順
美容師の手指の消毒は、お客様一人を対応するごとに行うことが基本です。消毒には、アルコール消毒を使用してください。
体質等で消毒液が使えない人は、石けんで15秒間洗浄し流水でしっかりと流しましょう。手を拭くときは、雑菌が繁殖しやすいハンカチではなく、使い捨てのペーパータオルの使用がおすすめです。
美容室の消毒を徹底して安全な空間を提供しよう
以上、美容室で行うべき感染症対策の具体的な方法と消毒の手順について解説しました。
美容室では距離が近くなりがちなので、しっかりとした感染症対策を行いましょう。
「定期的な消毒作業を行ってほしい」
「徹底した感染症対策を講じてほしい」
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この記事を書いた人
編集部員 城下
EMEAO!編集部員の城下です。雑誌編集者と人材コーディネーターの勤務経験を生かし、現在はWebコンテンツの作成を担当しています。業者選定ガイドでは真っ白でクリーンな情報を届け、皆様にとって有益な知識の溢れるお城となるようなメディアを目指します。よろしくお願いします!





