飲食店が行うべき5つの感染症対策を消毒・除菌も含めて紹介
公開日:2020.07.28 最終更新日:2024.04.29
飲食店においてお客様と従業員の双方が安心して過ごせる空間を作るには、今や新型コロナウイルスをはじめとする感染症対策は必須といえます。
「消毒は具体的にどこをどれぐらいの頻度で行えばいいの?」
「マスクと消毒だけでは不十分?」
というような疑問をお持ちの事業者様もいらっしゃるのではないでしょうか。
このようなお悩みを解決するため、本記事では飲食店で行うべき5種類の感染症対策を解説します。
飲食店の経営者様や責任者様は、ぜひご一読ください。
飲食店での消毒を含む5つの感染症防止策
新型コロナウイルスが流行している現在、飲食店が行うべき感染症対策は消毒だけではありません。
このような状況下でも成果を出し続けるためには、以下のような5つの対策が大切です。
- 飛沫感染の防止
- 接触感染の防止
- 店舗・従業員の衛生管理
- 感染対策アピール
- テイクアウト・デリバリーの実施
それぞれの内容について、詳しく解説していきます。
対策①飛沫感染の防止
飛沫感染とは咳やくしゃみのしぶきを介した感染で、新型コロナウイルスの主な感染経路といわれています。
飲食店においても飛沫感染の防止に取り組みましょう。
具体的には、マスクの着用やソーシャルディスタンスの順守、適切な換気などが有効な予防策です。
従業員はもちろん、お客様にもマスクの着用を依頼し、食事中以外はできるだけ外さないように注意喚起を行いましょう。
カウンターや座席間のパーテーション設置も、マスクと同様の効果を発揮します。
また、ソーシャルディスタンスを保つためには、座席の配置や列の並び方を工夫するだけでなく、混雑具合の適切な管理も大切です。
店内が一定以上込み合う場合は入店をお断りし、過度な混雑状態をできるだけ避けてください。
予約・空席状況をオンラインで照会できるようにすれば、お客様と従業員に負担をかけることなく、適切な状態を管理できます。
対策②接触感染の防止
接触感染とは、ウイルスが付着した物に人の手が触れることによって起きる感染で、新型コロナウイルスの感染源のひとつとして認められています 。
接触感染を防ぐためには、手洗いと消毒を徹底し、接触をできる限り避けることが有効です。
飲食店では、以下のような大勢が触れる部分を定期的に消毒しましょう。
- 券売機
- ドアノブ
- セルフドリンクコーナー
- タッチパネル
- 卓上ベル など
とくに、テーブルやカウンター、メニュー表などの消毒は、お客様が入れ替わるごとに行いましょう。
店の出入り口に消毒薬を設置し、来店するお客様が自由に利用できるようにするのも効果的です。
また、接触を避けるためにテーブル上の調味料などは原則撤去し、お釣りやクレジットカードの受け渡しはトレーを介して行いましょう。
電子マネーなどの非接触型決済の導入は、お客様にとって利用しやすい店になるだけでなく、接触感染のリスクを減らすためにも有効です。
消毒作業と飲食店の通常業務を両立させるには?
「消毒作業は重要だけれど、従業員の負担が増えてしまう……」
このような問題が各所で指摘されています。
飲食店の設備全体の消毒作業は、消毒・除菌サービスを利用しての外注がおすすめです。
休業日や営業時間外に専門業者に消毒作業を行ってもらうことで、従業員の負担を減らすことができ、尚且つ高い消毒効果が期待できます。
対策③店舗・従業員の衛生管理
平素から行っている店舗・従業員の衛生管理の強化も効力を発揮します。
従業員には出勤前に体温を測らせ、体調不良の場合は無理せず休むように指導しましょう。
ロッカールームや休憩室についても、適切な換気を実施してください。
店舗では飛沫感染対策や接触感染対策を実施し、従来通りの調理設備や調理器具の洗浄・消毒など衛生管理を再度徹底しましょう。
対策④感染症対策の実施アピール
ここまで解説してきた飲食店での飛沫感や接触感染の対策は、ポップやステッカー、のぼりなどを使って積極的に実施アピールを行いましょう。
アピールはお客様の安心につながるだけでなく、説明やお断りといった従業員とお客様間の無用な会話の削減にもつながります。
たとえ直接言いにくい内容であっても、掲示物を使えば効果的にお客様に伝えられます。
対策⑤テイクアウトやデリバリーの実施
新しい生活様式が浸透してきた現在、テイクアウトやデリバリーによる収入は、飲食店の売り上げを支えるひとつの柱となっています。
ただし、テイクアウトやデリバリーについても、平素と同じ食中毒対策だけでなく、感染症対策を徹底ましょう。
テイクアウトについては、店内滞在時間を短くするため、事前予約などを導入しましょう。
デリバリーについては、運搬ボックスなどの都度消毒に加えて、配達員が直に触らないよう、料理を紙などで包んでください。
また、テイクアウト・デリバリーのどちらについても、店内飲食客との動線を別で確保し、双方の接触をできるだけ少なくすることが大切です。
飲食店では消毒や従業員の衛生管理徹底などの感染症対策を取ろう!
今回は、飲食店の感染症予防策についてご紹介しました。
飲食店において安心・安全な空間を提供するには、接触感染や飛沫感染が起きないようにする工夫が必要です。
接触感染の予防には消毒が効果的ですが、普段の業務と並行して徹底的に消毒を行うと従業員の負担が大きくなってしまう可能性があります。
飲食店の消毒には、専門業者の消毒サービスを使って店舗の安全を守りましょう。
業者紹介サービスのEMEAO!は、感染症対策に対応している消毒・除菌業者を無料でご紹介いたします。
飲食店での消毒サービス利用をご検討の事業者様は、ぜひEMEAO!コンシェルジュまでご相談ください。
この記事を書いた人
編集部員 城下
EMEAO!編集部員の城下です。雑誌編集者と人材コーディネーターの勤務経験を生かし、現在はWebコンテンツの作成を担当しています。業者選定ガイドでは真っ白でクリーンな情報を届け、皆様にとって有益な知識の溢れるお城となるようなメディアを目指します。よろしくお願いします!