ウイルスのエアロゾル感染を防ぐ5つの対策法
公開日:2020.07.28 最終更新日:2021.08.12
感染症拡大の一因として、エアロゾル感染という言葉を耳にしたことのある事業者様もいらっしゃるのではないでしょうか。
従業員やお客様を守るために、事業所でのエアロゾル感染症対策は行いたいものですが、具体的に何を行えばよいのかまではよくわかりませんよね。
そこで本記事では、事業所で行える5つのエアロゾル感染対策を紹介します。
オフィスや店舗の感染症対策方法をお探しの事業者様は、ぜひご覧ください。
エアロゾル感染の対策をする際の5つのポイント
エアロゾル感染とは飛沫感染の一種であり、流行中の新型コロナウイルスについては確認されていないものの、クラスターの原因として可能性が指摘されています。
エアロゾル感染の対策としては、以下のような5つのポイントがあげられます。
- 手洗い・消毒
- マスクの着用
- ソーシャルディスタンスの遵守
- 三密の防止
- トイレの除菌・消毒
それぞれの内容について、詳しく解説していきます。
対策①手洗い・消毒
すでに周知されている事実ですが、こまめな手洗いや消毒は、新型コロナウイルスを含めた多くの感染症予防に有効です。
お客様の入退店がある店舗は、出入り口に消毒液を設置し、ポップやステッカーなどで利用をうながしましょう。
従業員に対しては、手洗いや消毒を行うべきタイミングを決め、周知徹底させるのがおすすめです。
対策②マスクの着用
こちらもすでに周知されている事実ですが、飛沫の防止にはマスクの着用が有効だと考えられています。
飲食時以外はマスクを着用するようにうながし、場合によっては会社からの配布も検討しましょう。
また、たとえマスクを着用していたとしても、咳・くしゃみ・会話に際しては、飛沫感染のリスクがあります。
対面や至近距離での会話を避け、咳エチケットを守るように指導してください。
対策③ソーシャルディスタンスの遵守
咳やくしゃみのしぶきは、1~2m程度で落下するとされています。
飛沫感染を防止するために、人との間隔を1~2mに保つ取り組みとして、ソーシャルディスタンスの遵守が大切です。
ポップや足元の表示で目に見えるようにしておけば、誰の目にもわかりやすく効果的です。
対策④三密の防止
世界で統一された見解はありませんが、飛沫感染とエアロゾル感染は、ウイルスが付着する粒子の大きさで区別されるのが一般的です。
飛沫感染が5㎛以上のしぶきを想定しているのに対して、エアロゾル感染は2~3㎛以下のさらに細かい粒子(エアロゾル)を想定しています。
エアロゾルはほどなく乾燥、または地面に落ちるとされており、ほとんどの環境下では大きな感染リスクにはなりません。
しかしながら、密閉・密集・密接した、いわゆる三密の環境下では、水分を保ったまま長時間空気中を漂う可能性があります。
エアロゾル感染を防止するためには、三密の環境をつくらないことが大切です。
一カ所に人が密集しないように気を配るのはもちろん、空調設備などの清掃や点検を行い、適切な空気の流れを維持しましょう。
対策⑤トイレの除菌・消毒
新型コロナウイルスは唾や鼻水だけでなく、感染者が輩出した便の中からも検出されています。
さらに中国の研究者たちによって、トイレの水流によってエアロゾル感染の恐れがあることが指摘されました。
実際にトイレからのエアロゾル感染が確認されたわけではありませんが、リスクを知り対策を講じておくことは有効といえます。
トイレの定期的な除菌・消毒を実施するとともに、清掃に関わった従業員にも充分な予防策を取らせましょう。
また、水を流す際に蓋をするだけでも、一定の効果が期待されています。
エアロゾル感染は、効果と根拠を理解したうえでしっかりと対策を
今回は、オフィスや店舗といった事業所で行えるエアロゾル感染の対策方法について解説しました。
感染症の対策は、“行うことでどのような効果があるのか”“なぜそのような結果が期待できるのか”という、効果と根拠を理解し適切に行うことが大切です。
本記事で解説した5つのポイントを意識して、対策を実施しましょう。
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この記事を書いた人
編集部員 城下
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