【EMEAO!ニュース】新しい業務形態ワーケーションとは
公開日:2020.07.28 最終更新日:2021.08.31
7月27日に行われた観光戦略実行推進会議では、菅官房長官より「ワーケーション」という新しい働き方の普及の推進が語られました。
ワーケーションは、感染症の拡大リスクを抑えつつ観光業界の回復が期待できる手段のひとつです。
そこで本記事では、ワーケーションとはどのようなものなのか、観光業界に主軸を置いて解説します。
観光関連業の事業者様は、ぜひご一読ください。
参照:日本経済新聞“観光回復へ休暇分散策 政府検討、ワーケーション推進”
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ワーケーションとは?
ワーケーションとは、旅先でテレワークを行う新しい業務形態で、有給休暇や休日出勤とは別の考え方です。
テレワークが普及した昨今、“作業場所が家ではなくホテルになる”と表現するとイメージしやすいのではないでしょうか。
2000年代にアメリカで生まれたとされており、「ワーク」と「バケーション」を合わせた造語です。
日本では、2017年にJALが取り組みを表明したことで広く知られるようになりました。
今回のワーケーション推進理由
今回、ワーケーションに言及された最大の理由は、感染症拡大を予防しつつ観光業界の回復が期待できる方法であるためです。
現在は新型コロナウイルスの感染拡大により、多くの人が移動し密集する観光業は需要が落ち込んでしまっています。
国内観光は会社員らが大型連休やお盆、年末年始に一斉に休暇を取得するため一定の期間に人出が集中しやすい。
引用元:日本経済新聞
休暇の分散取得で混雑を回避できれば、旅行者と事業者の双方にとって新型コロナの感染防止にもつながる。
引用元:日本経済新聞
そこで、従来のように長期休暇に一斉に人が移動するのではなく、全国各社の会社員が分散して観光地へ赴き、観光先で仕事を行えるワーケーションが着目されるようになりました。
事業者がすべきことは?
今回のワーケーション推進にあたっては“旅行先で働きやすい環境づくり”が必要です。
観光庁は、宿泊施設での通信環境の整備や感染予防のための施設の改装を相談できるアドバイザーの派遣を検討しています。
まずは「業種別ガイドライン」に沿って設備の消毒作業やマスクの着用、3密の回避という対策の徹底と定着を行いましょう。
新たな働き方・観光の楽しみ方を提示する「ワーケーション」は旅行者と事業者の双方にメリットが
今回は、菅官房長官により発表されたワーケーションについて基本的な内容を解説いたしました。
観光戦略実行推進会議で言及された背景や、期待できるメリットがどのようなものかご理解いただけたでしょうか?
ワーケーションの普及を現実的にするためには、まずは観光関連施設の感染症対策を行うことが大切です。
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この記事を書いた人
編集部員 城下
EMEAO!編集部員の城下です。雑誌編集者と人材コーディネーターの勤務経験を生かし、現在はWebコンテンツの作成を担当しています。業者選定ガイドでは真っ白でクリーンな情報を届け、皆様にとって有益な知識の溢れるお城となるようなメディアを目指します。よろしくお願いします!