専門業者が行うオゾン燻蒸による除菌効果
公開日:2021.01.04 最終更新日:2021.08.12
消毒・除菌を行ってくれる業者は数多くあり、各社それぞれ独自のサービスやアピールポイントがあります。
その中でも“オゾン燻蒸”というサービスを行っている業者を見たことはないでしょうか?
今回は、消毒・除菌業者の行うオゾン燻蒸とはどのようなものなのかを解説します。
消毒・除菌の外注をお考えの事業者様は、ぜひ本記事を発注先選びの参考にご活用ください。
除菌業者の行うオゾン燻蒸とは?
オゾン燻蒸とは、オゾンを空間に撒くことでウイルスや菌を無毒化する除菌方法です。
オゾンは高濃度で使用すると人体にも悪い影響を与えてしまいますが、適切な濃度で扱えば安全に消毒・除菌のみを行うことができます。
また、オゾンは簡単に分解されるので空気中に残ることはありません。
オゾン燻蒸の仕組み
オゾンとは、酸素原子が3つ結合した分子のことです。
大気中では酸素原子が2つ結合している酸素分子のほうが安定した状態で存在しています。
反対にオゾンはとても不安定ですが、強い酸化力があります。
オゾンは常温では気体状で存在しており、これを除菌を行いたい施設内に放つことで空気中に酸素原子を放出します。
この酸素原子はインフルエンザウイルスや大腸菌といった病原性のある菌に反応して殺菌したり、分解して人体に害を与えないようにすることができます。
オゾン燻蒸の除菌効果
従来の消毒・除菌方法は、アルコールなどの薬品で消毒したい箇所を拭き取る方法が一般的です。
これでは菌を拭き取った場所しか除菌できませんが、オゾンは広い空間ほど拡散しやすいという特徴があるため、オゾン燻蒸では空気中に漂うウイルスや床についている菌まで消毒して除菌することが可能です。
オゾン燻蒸はすでにインフルエンザウイルスに対して除菌、無毒化できることが報告されていることから、新型コロナウイルスへの除菌作業にも用いられています。
日本の医療機関が試験を行なったところ、オゾン燻蒸を1ppmから6ppmの高い濃度で短時間で行なった場合と、労働環境で基準値とされる0.1ppm以下の濃度で長時間かけて行なった場合のどちらでも、コロナウイルスを不活性化できることがわかりました。
この結果からコロナウイルスが存在しているであろう場所や、存在してはいけない場所にオゾンを用いることで感染予防が可能になりました。
たとえば感染者が使用していた病室にオゾン燻蒸を行ない、除菌することで短い時間で新しい患者を迎え入れることができるようになります。
また飲食店内や映画館、交通機関といった、たくさんの人が常に集合したり移動するような場所においては低濃度でのオゾン燻蒸をすることで、換気機能の補助として使用することも可能になります。
参照:株式会社タムラテコHP“オゾンで新型コロナウイルスを無害化についてメディア紹介と無人環境下での想定実験”
オゾン燻蒸とは、オゾンの力を使って広い空間でウイルスを不活性化できる除菌方法
今回は、除菌業者の行う「オゾン燻蒸」の仕組みや除菌効果を解説しました。
オゾン燻蒸とはどのような除菌方法なのか、どういった効果があるのかご理解いただけたでしょうか?
オゾン燻蒸は、強い酸化力をもつ「オゾン」を空気中に放つことで広い空間でインフルエンザウイルスや雑菌などを除菌するという方法です。
新型コロナウイルスの陽性者が発生した施設などでも効果的に用いられています。
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この記事を書いた人
編集部員 城下
EMEAO!編集部員の城下です。雑誌編集者と人材コーディネーターの勤務経験を生かし、現在はWebコンテンツの作成を担当しています。業者選定ガイドでは真っ白でクリーンな情報を届け、皆様にとって有益な知識の溢れるお城となるようなメディアを目指します。よろしくお願いします!