消毒・除菌業者がよく活用する光触媒とは
公開日:2021.01.05 最終更新日:2021.08.12
「消毒・除菌の依頼先を探していたら“光触媒”という言葉を目にするが、一体何なんだろう」
と疑問をお持ちの事業者様もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、消毒・除菌に活用される光触媒の概要から除菌の仕組み、除菌効果までを解説します。
消毒・除菌を外注する予定の事業者様は、ぜひ業者に依頼する内容を決める際の参考にしてみてください。
光触媒とは
光触媒とは、光を当てて化学反応を促進させるものです。
現在実用化されている光触媒の物質としては酸化チタンが最もよく使われています。
「光触媒=酸化チタン」と考えてもよいでしょう。
それでは「チタン」というのはどういうものなのでしょうか。
チタンは丈夫なのに軽いことが魅力の金属で、メガネのフレームや、ゴルフクラブの素材など身のまわりの色々なものに使用されています。
そして「酸化チタン」というのは、チタンと酸素が結合した物質のことです。
光触媒による除菌の仕組み
「酸化チタン」の表面に何かが付いた場合、光を当てると光触媒の酸化分解という働きが起こり、表面に付いた燃えるものは何でも分解されます。
たとえば、細菌やウイルス、空気中の有害有機物質、臭いの元、油汚れ等を酸化分解することが可能です。
光触媒のこの仕組みを利用することで、効果的な除菌ができます。
光触媒の除菌効果
ウイルスの感染を防ぐための効果的な除菌法として光触媒が注目されています。
光触媒には抗菌効果・抗ウイルス効果・防カビ効果・消臭効果・自浄効果などが確認されているのです。
確かな効果が期待できるため、家づくりや病院・介護施設などでも安全・安心な空間作りに活かされています。
光触媒の作用は酸化チタンと光があるかぎり、半永久的に効果が持続します。
つまりコーティングが剥がれにくい室内であるなら、長期間にわたって抗菌・抗ウイルス・防臭の効果が得られるというわけです。
さらに、酸化チタンをコーティングする際には特別な下準備は必要なく、時間もそれほどかかりません。
また、ウイルスを不活化させる効果がありながら、無色透明で無害な物質なので、室内の壁や天井、バスや電車などの乗り物にもコーティングできます。
酸化チタンは食品の添加物にも使われるくらい人やペットにもやさしい物質であり、安全性も十分です。
除菌に活用される光触媒とは、酸化チタンに光を当てて汚れやウイルスを酸化分解すること
以上、消毒・除菌に活用される光触媒の概要から除菌の仕組み、除菌効果までを詳しく解説してきました。
光触媒とは光を当てて化学反応を促進させるもので、酸化チタンに光を当てて汚れやウイルスを酸化分解することができます。
「光触媒による除菌をしてくれる業者を探したい」
という事業者様はぜひEMEAO!にお問い合わせください。
コンシェルジュにご相談いただければ、光触媒による除菌に対応可能な優良業者をピックアップして無料でご紹介いたします!
この記事を書いた人
編集部員 河田
編集部員の河田です。編集プロダクションでの書籍編集の経験を経て、現在はEMEAO!のWebコンテンツ編集・執筆とお客様へのインタビューを担当させていただいています。日々、コツコツと皆さんのお役に立つ情報を発信していきます!よろしくお願いします。