社内で新型コロナウイルス濃厚接触者が出た場合の対応手順
公開日:2021.06.29 最終更新日:2021.08.31
このコラムでは、社内で新型コロナウイルス濃厚接触者が出た場合の対応手順について解説します。
万が一社員に濃厚接触者が出た場合に正しい対応をしたいと考えている事業者様は、ぜひご一読ください。
社内で新型コロナウイルス濃厚接触者が出た時の5つの手順
新型コロナウイルスの感染症対策を行っていても、濃厚接触者に該当してしまう可能性があります。
もしもの時に、正しい対応が行えるように、社内で濃厚接触者が出た時の5つの手順をご紹介します。
手順①濃厚接触者の勤務態勢を検討する
現在、コロナウイルス感染症の濃厚接触者に該当した場合、「発症から14日経過」すれば仕事復帰することができます。
PCR検査が陰性の場合でも、本人や周囲の社員が不安な場合は在宅勤務に変更し、自宅待機の指示をだしましょう。
ただし、PCR検査が陰性でも仕事を休ませる場合は、休業手当を支払う必要があります。
手順②社内外への報告
ヒアリングで取引相手にも濃厚接触が確認できた場合は、速やかに連絡をしてください。保健所からも連絡が入る旨を伝えておきましょう。
社内報告では、感染者や濃厚接触者のプライバシーに考慮しながら、事業継続の有無・今後の方針などを伝えるようにしましょう。
これらの報告は担当者を決め、情報が錯そうしないように努めてください。
手順③徹底した社内消毒
新型コロナウイルスの菌は数日間感染力を持ったまま生存しています。
感染拡大を防止するためにも、徹底した社内消毒が必要となります。
応急処置として従業員が消毒作業を行う場合は、完全防備で直接肌や粘膜にウイルスが付かないように注意してください。
社内の共有部分を中心に清掃を行い、十分な換気をした上でエタノール・次亜塩素酸水・次亜塩素酸ナトリウム0.05%などで消毒を行ってください。
あくまでも素人が行える範囲の応急処置なので、できるだけ早く専門の消毒業者に依頼をして、徹底的に感染拡大を防止することが大切です。
手順④濃厚接触者の健康観察
新型コロナウイルスの潜伏期間は1日~12.5日と言われ、多くは5日~6日に発症しているということが、厚生労働省の令和2年2月現在のデータからわかっています。
「濃厚接触者=感染者」ではないので、通常勤務を行っている場合は、2週間程度の健康観察をしっかりと行いましょう。
1日2回の検温やその他の症状が発症していないかを確認し、症状がみられた場合はすぐに保健所へ連絡してください。
手順⑤仕事復帰のフォローアップ
濃厚接触者として認定された場合、陰性だったとしてもショックから精神的に負担を感じていることがあります。
スムーズに仕事復帰ができるように、社員にはエビデンスに基づいた説明を行い、感染の可能性がないことを理解してもらいましょう。
くれぐれも差別が起こらないように周知を徹底してください。
社内に濃厚接触者が出た場合は慎重に対応しよう
以上、社内で新型コロナウイルス濃厚接触者が出た場合の対応手順について解説しました。
濃厚接触者が確定したら、手順に沿って慎重に対応してください。
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この記事を書いた人
編集部員 城下
EMEAO!編集部員の城下です。雑誌編集者と人材コーディネーターの勤務経験を生かし、現在はWebコンテンツの作成を担当しています。業者選定ガイドでは真っ白でクリーンな情報を届け、皆様にとって有益な知識の溢れるお城となるようなメディアを目指します。よろしくお願いします!