胃腸炎を引き起こすノロウイルスの感染症対策
公開日:2021.07.01 最終更新日:2021.08.12
このコラムでは、ノロウイルスの概要と主な感染経路、具体的な対策方法について解説します。
ノロウイルスの感染力は非常に強いため、感染した場合出勤停止とる場合があります。
大事なプレゼンが控えている・仕事に穴を開けられないとお悩みの事業者様は、ぜひご一読ください。
ノロウイルスとは
ノロウイルスとは、ウイルス性胃腸炎や食中毒の原因として知られる、感染力の非常に強いウイルスです。
秋から冬に感染することが多く、主な症状には嘔吐・下痢・発熱などが見られます。
症状がひどい場合は、脱水や窒息・誤飲性肺炎などで死に至るケースもあるので注意が必要です。
現在、ノロウイルスへの特効薬はなく、症状を軽くするための対処療法が原則となります。
社内で感染者を出さないためにも、ノロウイルスの感染経路を把握し、感染予防対策を徹底することが大切です。
ノロウイルスの感染経路や潜伏期間
ノロウイルスの主な感染経路は、「経口感染」「接触感染」「飛沫感染」「空気感染」です。
ノロウイルスの感染リスクを下げるため、詳しい感染経路や潜伏期間について確認していきましょう。
感染経路
ノロウイルスの感染経路の把握は予防対策に繋がるので、まずは4つの感染経路を具体的に確認していきましょう。
感染経路 原因 経口感染 ノロウイルスに感染した食品摂取による感染。
例)牡蠣・二枚貝・非加熱食品・水や氷接触感染 感染者が触れたものや便・嘔吐物によるウイルスが、手指を介して口に入ったことによる感染。 飛沫感染 感染者の嘔吐物等の処理で、飛散したウイルスを吸い込んだことによる感染。 空気感染 感染者の嘔吐物処理が不十分で、乾燥したウイルスの粒子が空気中を漂うことによる経口感染。
潜伏期間
ノロウイルスの潜伏期間は12時間~48時間で、発症すると嘔吐・下痢・発熱などの症状が表れます。これらの症状は1~2日間続き、自然に消滅していきます。
ただし、回復後も1週間~1ヵ月は便の中にウイルスが排出されるため、二次感染の恐れがあります。
空気中にウイルスを飛散させないように、トイレの水を流すときはふたを閉めるようにしましょう。
ノロウイルスの感染予防対策
社内でノロウイルスに感染しないように、「手洗い」「消毒」の徹底を行うことが大切です。
正しい手洗いと消毒の方法を確認して、感染予防対策に努めてください。
手洗い
出勤時・トイレ後・食事前には、手洗いを行う習慣を付けましょう。
効果的な手洗いの方法は以下の手順に沿って行ってください。
- 指輪や時計は外しておく
- 手をよくぬらした後、石鹸をつけて手のひらをよくこする
- 指先と爪の間を念入りにこする
- 指の間を洗う
- 親指と手のひらをねじり洗いする
- 手首も洗い十分に水で流す
- ペーパータオルでよく拭き取る
手洗いの後にアルコール消毒を行うのも効果的です。
共有部分の消毒
多くの人が触る場所は感染リスクの恐れがあるため、日常的に消毒作業を行いましょう。
消毒するべき箇所は以下の共有部分です。
- ドアノブ
- 手すり
- トイレ
- デスク
- 共有の機材 など
消毒作業に人員を割けないという場合は、専門の業者への依頼がおすすめです。
専門知識のあるプロが消毒作業を行ってくれるので、感染予防対策としても安心です。
ノロウイルスの感染症対策には手洗いと消毒作業が鉄則!
以上、ノロウイルスの概要と主な感染経路、具体的な対策方法について解説しました。
手洗いの徹底と消毒作業を行うことで、ノロウイルスによる感染リスクを下げることが可能です。
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この記事を書いた人
編集部員 城下
EMEAO!編集部員の城下です。雑誌編集者と人材コーディネーターの勤務経験を生かし、現在はWebコンテンツの作成を担当しています。業者選定ガイドでは真っ白でクリーンな情報を届け、皆様にとって有益な知識の溢れるお城となるようなメディアを目指します。よろしくお願いします!