学校での集団感染を予防する4つの感染症対策
公開日:2021.07.07 最終更新日:2021.08.12
このコラムでは、学校で行うべき4つの感染症対策とそれぞれのポイントについて解説します。
子ども達の教育を受ける権利を保障するために、徹底した感染症対策を行いたいとお考えの学校関係者様は、ぜひご一読ください。
学校で行うべき4つの感染症対策とそれぞれのポイント
学校内での感染症のリスクを可能な限り低減させるため、個々の感染症対策だけでなく、学校全体で取り組むことが重要となります。
文部科学省が発行する「学校の新しい生活様式」のマニュアルを基に、学校で行うべき4つの感染症対策とそれぞれのポイントをご紹介していきます。
対策①飛沫感染・接触感染の防止
新型コロナウイルスの感染経路は、感染者のくしゃみ等による飛沫感染と、感染者の飛沫がついた場所に触れた手から、粘膜などを介して感染する接触感染が一般的です。
- 常時マスクの着用
- 手洗いと消毒の徹底
- 咳エチケットの指導
- 常時換気または、30分に1回以上の数分程度の換気
- 共用部や共用具の消毒
基本的には個々の行動で感染を予防することができる内容ですが、消毒に関しては、教師陣・学校スタッフだけで行うことは困難です。
子ども達が安心して通える環境を整えるためには、専門の消毒業者への依頼がおすすめです。
対策②ソーシャルディスタンスの確保
感染リスクの高い近距離での接触を防ぐため、身体的距離(ソーシャルディスタンス)を1m~2m程度確保してください。地域の感染レベルごとにソーシャルディスタンスや部活動等の行動基準が設けられているので、確認しておきましょう。
地域の
感染レベル身体的距離 感染リスクの高い教科 部活動 レベル3 2m
(最低1m)行わない 感染リスクの低い活動のみ、短時間かつ個々か少人数で実施 レベル2 1m 感染リスクの低い活動から徐々に実施 感染リスクの低い活動から徐々に実施し、教師による状況確認を実施 レベル1 1m 適切な感染対策を行った上で実施 十分な感染対策を行った上で実施
地域の感染レベルは、各都道府県のホームページから確認してください。
対策③密にならない登校方法
教室内や登下校時は密になりやすい環境なので、学級内の密を避ける「分散登校」や、登下校時の密を避ける「時差登校」などを取り入れましょう。
密にならない登校方法分散登校 学級内が密にならないように、学級内の児童をグループ分けし、午前と午後(または曜日単位等)に分けて登校する方法 時差登校 登下校時が密にならないように、学年ごと(学級ごと等)に分けて時間差で登校する方法
対策④職員や児童の健康チェック
学校内での感染源を断つためには、外からウイルスを持ち込まないことが重要です。そのために、児童の健康観察だけでなく、家族や教職員の健康観察も徹底する必要があります。
以下のような症状がみられる場合は自宅での休養を徹底し、児童の指導要録には「出席停止・忌引き等の日数」として記録します。
- 発熱や風邪の症状がみられる
- 倦怠感や息苦しさがある
- 同居の家族に風邪の症状がみられる(地域の感染レベル2~3の場合)
学校での感染症対策を徹底し児童が学べる環境を整えよう
以上、学校で行うべき4つの感染症対策とそれぞれのポイントについて解説しました。
子ども達が安心して教育を受けられる場所を提供するためにも、しっかりとした感染症対策が重要です。
「教職員での消毒作業は難しい」
「正しい消毒を行い安全な環境を整えたい」
とお悩みの学校関係者様は、ぜひEMEAO!にご相談ください。
お悩みに合った、優良な業者を完全無料で紹介します!
この記事を書いた人
編集部員 城下
EMEAO!編集部員の城下です。雑誌編集者と人材コーディネーターの勤務経験を生かし、現在はWebコンテンツの作成を担当しています。業者選定ガイドでは真っ白でクリーンな情報を届け、皆様にとって有益な知識の溢れるお城となるようなメディアを目指します。よろしくお願いします!