
工事不要のLED照明を設置する際の3つの注意点
公開日:2020.12.04 最終更新日:2021.08.10
「工事しなくてもいいLED照明があると聞いたけど、工事が必要なものと何が違うんだろう」
と疑問に思っているご担当者様もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで本記事では、工事不要のLED照明に関する概要と、事前に知っておきたい注意点をご紹介いたします。
注意点を知っておかないと設置後に後悔してしまうかもしれませんので、ぜひご一読ください。
工事不要のLED照明とは
工事不要のLED照明とは、蛍光灯用の照明器具に取り付けるだけ使用開始できるタイプのLED照明です。
一般的に、蛍光灯とLEDは使用する電流・電圧が違うので、電球部分だけを取り換えることはできません。
そのため、照明器具をLEDに交換するためには工事費用が必要であり、導入にはコストがかかります。
しかし、工事不要のLED照明の場合は、内部に電流・電圧を変換する整流回路が組み込まれた構造になっています。
また、従来の蛍光灯用の照明器具に装着が可能なサイズ・形状に作られています。
そのため、それまで使用していた蛍光灯用の照明器具にそのまま取り付けて利用できるというわけです。
工事不要のLED照明を選ぶと、すぐに利用が開始できて、工事費用がかからないというメリットがあります。
工事不要のLED照明の注意点
以上、工事不要のLED照明の概要を説明してきましたが、実は工事不要のタイプを選択する前に知っておくべき注意点が2つあります。
注意点①工事必須のLED照明よりも消費電力が大きい
工事不要のLED照明には、LED照明専用の器具と比べると消費電力が大きくなるという欠点があります。
工事不要のLED照明では、蛍光灯用の照明器具を使用するので電流は蛍光灯用の安定器と、LED用の直流整流器の2つを通過して供給されることになるため、電気は二重に整流されます。
つまり、LED照明専用の器具であれば不要な蛍光灯用の整流回路を通過してから照明に電気が供給されるので、ロスが生じてしまうのです。
注意点②安定器の交換修理の手間・費用がかかる
LEDの寿命は10年ですが、安定器の寿命は5年ほどです。
工事不要のLED照明を使用するためには、照明器具に組み込まれている安定器が必要なので、安定器が故障したら交換修理をしなければなりません。
安定器の交換修理のことを考えると、工事不要のLED照明を選ぶよりも、交換工事を行ってしまった方が手間暇や費用がかからない場合もあります。
注意点③照明の種類を間違えると発煙・発火の危険がある
工事不要のLED照明に置き換える場合、照明を選び間違えると火災が発生してしまう危険があります。
そのため、工事不要のLED照明は、使用する照明器具のタイプに合わせて選ばなくてはなりません。
蛍光灯には、スタータ式・ラピッドスタータ式・インバータ式、の3種類が存在します。
現在使用している照明器具がどのタイプに該当するかの確認は、内部にある安定器を見て判断する必要があります。
工事不要のLED照明は通常の電球交換をするのと同様に誰でも簡単に交換できますが、火災をを防ぐために、注意事項をよく確認した上で購入する商品を選びましょう。
自分で判断できない場合は、事前に知識のある人に相談することをおすすめします。
工事不要のLED照明は消費電力が大きく、種類を選び間違えると火災の危険も
以上、工事不要のLED照明の概要と事前に知っておくべき注意点をご紹介してきました。
工事不要だと初期費用が安くすみすぐ使い始められる一方で、「消費電力が大きい」「安定器の交換修理の手間・費用がかかる」「種類を間違えると火災の危険がある」という3点には注意する必要があります。
そのため、ある程度の初期費用をかけられる余裕があるのであれば、工事して設置するLED照明がおすすめです。
「火災が怖いから工事不要のLED照明はやめて、一般的な方にしておこう」
「工事が必要なLED照明にするとどれくらい費用がかかるか知りたい」
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この記事を書いた人
編集部員 河田
編集部員の河田です。編集プロダクションでの書籍編集の経験を経て、現在はEMEAO!のWebコンテンツ編集・執筆とお客様へのインタビューを担当させていただいています。日々、コツコツと皆さんのお役に立つ情報を発信していきます!よろしくお願いします。





