
蛍光灯のチカチカが起きる原因と具体的な対策方法
公開日:2021.06.29 最終更新日:2024.02.20
この記事では、蛍光灯のチカチカが起きる原因とちらつきによって引き起こされるデメリット、具体的な対策方法などについて解説します。
蛍光灯を取り換えてもチカチカが解決しないとお困りの事業者様は、ぜひご一読ください。
蛍光灯のチカチカが起こる原因
蛍光灯のチカチカは、蛍光灯の寿命や接触不良などによって引き起こされます。
しかし、蛍光灯を交換してもチカチカが解消しない場合もあるので具体的な原因を確認していきましょう。
原因①蛍光灯の寿命
蛍光灯のチカチカの原因としてまず考えられるのは、蛍光灯の寿命です。
蛍光灯の寿命は6000時間~12,000時間なので、毎日8時間点灯した場合の寿命は2年~4年くらいです。
蛍光灯の明かりが薄暗くなってきたり、両端が黒ずんできたりすると、チカチカが起こりやすくなります。
原因②点灯管が切れている
蛍光灯を交換してもチカチカが解消されない場合は、蛍光灯を取り付ける土台にある点灯管が切れている可能性があります。
点灯管の故障は蛍光灯や照明器具に負担をかけるので、早めに交換するようにしてください。
原因③照明機器が古くなっている
点灯管を交換しても蛍光灯が点滅する場合は、照明器具が古くなっている可能性があります。
照明器具の寿命は8年~10年なので、それ以上使用している場合は交換が必要です。
古い照明器具は漏電による感電や火災の危険があるので、速やかに対処してください。
蛍光灯のチカチカを放置するデメリット
蛍光灯がチカチカするまで放置すると、次のようなデメリットがあります。
- 放置すると火事につながる
- 漏電につながる恐れがある
- 目が疲れやすくなるため、目に悪い
- 体調不良を引き起こす
それぞれ詳しく見ていきます。
放置すると火事につながる
通常、照明器具の寿命は約10年です。
長期間使用している照明器具や、内部の安定器と呼ばれる部品は、見た目に問題がなくても劣化している可能性があります。
使用中にチカチカしたり、異音や異臭を感じた場合は点検や交換を行いましょう。
漏電につながる恐れがある
蛍光灯のチカチカを放置することで、漏電につながる恐れもあります。
蛍光灯がチカチカしているときは、すでに寿命を迎えているため、状態の良い電子回路とは言えません。
チカチカを放置するとさらに電子回路が劣化します。劣化により異常振動や発熱、点灯不良を引き起こし、最終的に漏電につながります。
目が疲れ、目に悪い
蛍光灯の光は、正常な状態でも1秒に100回もの速さで点滅しています。この速さは人間の目で感知できないスピードですが、目に負担がかかりやすいと言われています。
チカチカと点滅する理由は、電気が正常に流れず点滅回数が少なくなり、人の目に点滅が見えるようになったためです。
元々目に負担がかかりやすい蛍光灯の光ですが、チカチカすることにより、目に余計なストレスを与えます。
気持ち悪くなり、体調不良を引きおこす
蛍光灯は、人間の目には見えないスピードで点滅しています。
蛍光灯が古くなると、1回点滅するまでの時間が長くなり、チカチカが目立つようになります。点滅した光の元にいると、脳に影響を与えるため、体調不良を引き起こす場合があります。
蛍光灯のチカチカの直し方
蛍光灯がちらついた場合は、その原因を交換することで問題が解消します。
しかし、蛍光灯器具の生産は2030年までに終了することを内閣府が目標としてるので、今後価格が高騰する可能性があります。
また、蛍光灯は消費電力が多く電気代が高いので、省エネのLED照明に交換することをおすすめします。
蛍光灯を交換する
使いはじめて数年後にチカチカしたとき、まずは蛍光灯の寿命を疑いましょう。
次を目安に蛍光灯を交換すると良いでしょう。
- 電気のつけ始めが以前より暗くなってきた
- 蛍光灯自体が黒ずんで見える
グローランプを交換する
グローランプとは蛍光灯管に電気を流すために必要な部品です。一度使用を開始すると長持ちするため、寿命のタイミングが蛍光灯と異なります。
グローランプが寿命を迎えると、うまく電気を流せずチカチカと点滅する特徴があります。蛍光灯を交換してもチカチカが治まらないときは、グローランプの劣化を疑いましょう。
安定器を交換する
安定器とは、蛍光灯を点灯させるために必要な部品です。
安定器に不具合があると、蛍光灯がチカチカしたり、照明器具が正常に動作しません。蛍光灯・グローランプの交換をしてもチカチカする場合、安定器の交換によって直る可能性があります。
新品なのにチカチカする原因と直し方は?
新品の蛍光灯に交換してもチカチカが治まらないときは、上記で述べたように蛍光灯以外のパーツが故障している可能性があります。
グローランプや安定器が壊れていたり、寿命がきていないか確認し交換しましょう。
また、調光機能がついている照明器具をLEDに変えた際に、新品でもチカチカする可能性があるため注意が必要です。
調光機能のある照明器具とは、ダイヤルを回して光の加減が調節できるタイプのものです。LED電球には一部の製品のみが調光機能に対応しています。
対応していないものを使うと、新品でもチカチカする可能性があります。蛍光灯をLEDに変えるときには、調光機能についてよく確認してから交換しましょう。
蛍光灯のチカチカはLED照明導入のタイミング!
以上、蛍光灯のチカチカが起きる原因・デメリットと具体的な対策方法について解説しました。
蛍光灯のチカチカは人体への悪影響があるので、早急な交換をおすすめします。
照明を取り換える際は、ランニングコストが低く長寿命なLED照明に取り換えるとチカチカが起こりにくいです。
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この記事を書いた人
編集部員 城下
EMEAO!編集部員の城下です。雑誌編集者と人材コーディネーターの勤務経験を生かし、現在はWebコンテンツの作成を担当しています。業者選定ガイドでは真っ白でクリーンな情報を届け、皆様にとって有益な知識の溢れるお城となるようなメディアを目指します。よろしくお願いします!





