LED照明で使われる4種類の電球色それぞれの特徴
公開日:2021.02.19 最終更新日:2024.02.16
LED照明の色は、主に4種類に分けられそれぞれの色ごとに適した場所があります。
今回は、LED照明の4つの色の特徴とそれぞれにおすすめの活用場所を解説します。
オフィスや店舗のリニューアルをお考えの事業者様はぜひ最後までご覧ください。
LED照明の色の種類
LED照明を選ぶ際は、光の色によって変わる印象と機能を意識すると良いでしょう。
主に下記の3種類の色があります。
- 昼光色
- 昼白色
- 電球色
- 温白色
それぞれに最適な生活シーンや場所があるため、使用目的によって使い分けることが大切です。
ここからは具体的に、それぞれの色について特徴を解説します。
LED照明の色①昼光色
昼光色(ちゅうこうしょく)は、白っぽく青みがかった最も明るい色です。
すっきりとした青い光は、細かい部分がよく見えるため作業にぴったりです。
また、昼光色には脳を覚醒させる効果があるため集中力を高められることが期待できます。
そのため、昼白色のLED照明はオフィスや作業スペースに適しています。
LED照明の色②昼白色
昼白色(ちゅうはくしょく)は、太陽の明るさに近い自然な色の光です。
太陽の光に近い色のため、屋内にいながら屋外と近い印象でものを見ることができます。
そのため、昼白色のLED照明は化粧室など鏡で身だしなみを整える場所に適しています。
LED照明の色③電球色
電球色(でんきゅうしょく)とは、暖色系のオレンジ色で温かみのある光を指します。
使い方によって、落ち着いた雰囲気を高められる可能性がある色です。
落ち着いた色で、目が疲れにくいのが特徴です。また、料理をおいしく見せるという効果もあります。
病院の待合やエステや飲食店など、リラックスしたい場所や食事を提供する場所におすすめです。
LED照明の色④温白色
温白色(おんぱくしょく)とは、オレンジ色と白色の間で色温度は3,500Kです。
明るいさと同時に落ち着いた雰囲気があるため、家族で過ごすリビングなどに向いています。また、電球色より明るく昼白色ほどまぶしくないため、リラックスしたいけど電球色だと暗く感じる方におすすめです。
光色ごとの特徴と明るさの違い
光色ごとの明るさは色温度といい、K(ケルビン)という単位で表すことができます。ケルビンの数値が高ければ青白い光に近づき、低ければオレンジ色の光に近づきます。
具体的な光色ごとの違いは以下のとおりです。
色の種類 | K(ケルビン) ※JIS規格の区分 | 光色の特徴 | 適した場所 |
昼光色 | 5,700~7,100 | 白っぽく青みがかった色 | 集中したい場所 (オフィスや作業スペース、勉強部屋) |
昼白色 | 4,600~5,500 | 太陽の明るさに近い自然な色 | 色の確認を行う場所 (化粧室、キッチン) |
温白色 | 3,250~3,800 | オレンジ色と白色の間の色 | くつろぎスペース (リビング、ダイニング、階段など) |
電球色 | 2,600~3,250 | 暖色系で温かみのあるオレンジ色 | くつろぎスペース (玄関、寝室、ダイニング、トイレなど) |
LED照明の便利な機能
LED照明には便利な機能が3つあります。具体的には以下のとおりです。
- 調色機能
- 調光機能
- 人感センサー
それぞれ解説していきます。
色を変えられる調色機能
一般的な調色機能がついたLEDシーリングライトは、寒色系の光(青や白に近い光)から 暖色系の光(赤やオレンジに近い光)に調整できます。
例えば、目が覚める朝の時間帯には太陽の光に近い昼光色、仕事や勉強をするときには文字がはっきり見え、集中力を高める効果がある昼白色、夕食や就寝前のリラックスしたい一日の終わりには電球色のように時間と用途に合った光を選べます。
調色機能は、部屋の用途や生活スタイルに合わせて光の色味を変えられる便利な機能です。
明るさを変えられる調光機能
調光機能がついたLEDシーリングライトは、リモコンに「20%・50%・75%・100%」や「明るく・暗く」のようなボタンがあり明るさを調整できます。LED電球は、リモコンを使うのではなく壁にあるスイッチで変えるのが一般的です。
明るさを上手に調整することで省エネにもつながります。省エネの数値は照明の明るさに比例しており、例えば明るさを80%で使えば約20%の省エネです。
また、寝る直前は薄暗い光にするなど生活の場面に合わせて明るさを調整することで、快適な生活ができます。
自動で明かりをつけてくれる人感センサー
動きにあわせて照明のスイッチを入れてくれるため、人がいるときだけ明るさが欲しい場所で活躍します。
たとえば、廊下に設置しておけば、夜トイレにいくとき真っ暗な状態のままスイッチを探す必要がありません。 また、荷物で手がふさがったまま入退室するクローゼットのようなスペースでは、明かりを消したりつけたりすることを気にしなくてすむため便利です。屋外では、侵入者を照らすことで盗難や窃盗を未然に防ぐ効果も期待できます。
人の動きに反応して電気がつくため、消し忘れが防げ省エネにも効果的です。
おすすめのLED照明を紹介
LED照明と言っても用途によっていくつも種類があるため、迷う方もいるでしょう。
ここではおすすめのLED照明を2つ紹介します。
リビングには調色機能のあるシーリングライト
いろいろな人が過ごすリビングには調色・調光機能のあるシーリングライトがおすすめです。長寿命で40,000時間使用できるため、一度取り付ければ約10年間交換が必要ありません。11段階の調色機能と10段階の調光機能があり、リモコンで操作するだけで簡単に色や明るさを変えられるので、生活のさまざまなシーンに合わせて使用できます。
さらにお休みタイマーが簡単に設定でき、「10分・30分・60分」を選ぶと自動で消灯してくれます。
自動で光が変わるLED照明もおすすめ
自動で色や光を変えてくれるサーカディアンシーリングライトです。
サーカディアンとはおおむね一日という意味で、自然光の周期に合わせた光を再現することで生体リズムを整える、ストレスや疲労を軽減する、睡眠の質を高める効果が期待できます。
寿命は約40,000時間。自動照度センサー付きで、設定された明るさに照明が自動でコントロールしてくれます。
家庭だけでなくオフィスで使用することにより、仕事の効率やパフォーマンス向上が期待できます。
LED照明の電球色は4種類。明るさや色味でそれぞれもたらす効果が異なります
今回は、LED照明の3種類の色について紹介しました。
それぞれ、色のもつ効果や与える印象が異なるため、場所ごとに適切な色を選びましょう。
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この記事を書いた人
編集部員 城下
EMEAO!編集部員の城下です。雑誌編集者と人材コーディネーターの勤務経験を生かし、現在はWebコンテンツの作成を担当しています。業者選定ガイドでは真っ白でクリーンな情報を届け、皆様にとって有益な知識の溢れるお城となるようなメディアを目指します。よろしくお願いします!