キャリア決済を徹底解説！仕組み・特徴と導入メリット

主にWeb上のサービスやECサイトで用いられる「キャリア決済」。
クレジットカードやコンビニ支払い等と比較すると、ややマイナーな決済方法かもしれません。
しかし、他サービスと被らないメリットも多くあり、事業において顧客拡大などの可能性も期待できます。

そこで本記事では、キャリア決済とは何か？という基本的な面から、導入メリットまでを解説します。
決済方法の見直しや拡大をお考えの事業者様は、ぜひご覧ください。

キャリア決済とは

「キャリア」とは、一般的に、3大携帯電話キャリアのことをさします。
キャリア決済とは、各キャリアのアカウントを利用して、特定の商品やサービスの料金を毎月の携帯電話料金と合算して支払うサービスです。

キャリア決済の仕組みとは？

仕組みは非常にシンプルです。

消費者がキャリア決済を利用して商品などを購入した後、決済代行会社により処理が行われます。
その後、キャリア会社は決済代行会社を通して事業者へ代金を入金するという流れです。
このときに支払われる代金はキャリア会社による立て替え払いで、消費者はこの後代金を支払います。

キャリア決済の特徴

消費者にとって、キャリア決済の利用方法とは、とてもわかりやすい流れになっています。
ECサイトなどの各購入ページなどにキャリア決済フォームのリンクがあり、フォームにアカウント情報を入力し、ログインします。
そこから承諾のボタンを押せば決済完了です。

一方で、事業者にとってはややハードルが高い部分もあります。
まず、導入の際の審査には最低でも1ヵ月の時間を要します。
また、法人格をもっているうえで自社サイトが必須となるため、非営利団体や個人事業主は利用できません。

しかし、そのような敷居の高さを上回るメリットがあります。
詳しくは次章にて解説します。

キャリア決済の導入メリットとは

それでは、キャリア決済のメリットとはどのようなものがあるのでしょうか。
ここからは、事業者にとっての3つのメリットを紹介します。

メリット①若年層を取り込むことができる

そもそも、なぜキャリア決済という方法があるのか？というと、ひとつにはクレジットカードを所持していない消費者の存在があります。
特に、携帯電話およびスマートフォンを所持している10代～20代前半の消費者とは、通販などに興味はあってもクレジットカードを所持していないことがほとんどです。
そのため、キャリア決済を導入することで、若年層を新たなターゲットとして取り込むことができます。

メリット②未回収のリスクを減らせる

前章でもご説明したように、代金の支払いはキャリア会社による立て替え払いです。
消費者が入金する前に支払われるため、基本的には未入金のトラブルが起きることがありません。

メリット③決済の機会を増やすことができる

最後に挙げられるメリットとは、消費者が自社のために消費する機会が増えることが期待できるということです。

例えば、クレジットカードの場合は、不特定多数のいる電車内などでカードを出すにはカード情報流出などのリスクがあります。
しかし、キャリア決済は画面上で全て完結するため、消費者は場所を問わず決済処理を行うことができます。
「買いたい」と思ったそのときに気軽に購入できるという点は、従来であれば取りこぼしていた可能性のある機会も可能な限り拾えるということです。

決済代行会社の選び方

キャリア決済の導入メリットを把握したら、次は決済代行会社の選び方を確認していきましょう。
決済代行サービスの選び方のポイントは以下の3つです。

詳しくは、こちらの決済代行会社選びのコツの一覧ページにて紹介しています。

キャリア決済とは、携帯電話料金と合算して支払う方法

今回は、「キャリア決済とは何か」という点を、基本的な部分から解説しました。
自社において、キャリア決済とは導入する価値があるものなのか、ご検討いただく材料となりましたでしょうか。

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