これからのwithコロナの時代における非対面決済サービスの課題とは?
公開日:2021.09.30 最終更新日:2024.08.05
新型コロナウイルスの流行により、世間全体で外出自粛の傾向が強くなり、小売店や飲食店、娯楽サービスなどさまざまな業種の非対面(オンライン)化が現在も進んでいます。
多くの事業者様が気になるのは、これからのwithコロナの時代で消費者の行動にどのような変化が出てくるのか。そして、売上を伸ばしていくには事業者側でどのような動きが必要なのか、という点ではないでしょうか。
そこで今回は、非対面決済に強みをもつ 決済代行会社である、ソニーペイメントサービス株式会社様に特別にお話をお伺いしました。
現在既にECサイト等オンラインで決済を行うサービスを運営されている事業者様や、今後オンラインで事業を展開したいとお考えの事業者様はぜひご覧ください。
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withコロナの時代における非対面サービスの変化・課題
今回は、ソニーペイメントサービス株式会社の執行役員 ビジネスプロモーション部門 副部門長 兼 営業部長である碓井 康様にお話をお伺いいたしました。
高校教師・陸上競技選手の経験を経て、1997年にソニーグループに入社。
当初は債権管理を担当し、その後、個品割賦システムの新規営業や新商品の企画などに従事。
現在はソニーグループの決済代行会社であるソニーペイメントサービス株式会社にて執行役員ビジネスプロモーション部門 副部門長 と営業部長を兼任しており、営業チームのマネジメントや現場での営業提案を中心に行っています。
消費行動においてコロナ禍でみられた変化・今後予想される変化は?
――2020年頃から現在も続いているコロナ禍の影響で、感染拡大防止の面から今まで当たり前であった生活様式が大きく変わりました。
消費者の行動や決済手段のトレンドなどにおいてはどのような変化がみられたのでしょうか?
碓井様:多くの消費者が外出を控えるようになった結果、お家にいても楽しく過ごすために消費をするという『巣ごもり需要』が起こりましたが、消費者だけではなく加盟店側には『巣ごもり対応 』が起こりました。
加盟店側で消費者の需要に応えるために、デリバリーサービスやECサイト等での通信販売、映像コンテンツの配信などの業界はその影響が顕著ですし、そういった非対面決済のサービス需要が高まったのはやはり大きな変化ですね。
――今後はさらにどのような変化が予想されますか?
碓井様:やはり、完全にコロナが落ち着くまでにはもう少し時間がかかりそうですので 、それぞれの業界で非対面のサービスがさらに進化していくのではないでしょうか。
たとえば、飲食店であればオンライン上での事前予約システムやテイクアウトのサービス、お店の料理をECサイトで販売するなど、新しい仕組みを導入するお店がもっと増えていくことが考えられます。
また、医療機関でも今後は徐々に非対面決済の導入が増えていく可能性があります。
オンライン診療を始められる病院も徐々に増えていますが、今までは対面で診察を行って対面で決済するという形態が大前提でした。
そのため、いざオンライン診療を始めても非対面でスムーズにお金をやり取りする手段がほぼ無いという状態です。
今後はニーズに応えるかたちでオンライン診療を始める病院がより増えていくでしょうし、同時に非対面決済を導入されるケースも増えていくことが考えられます。
実際に、弊社ではオンライン診療の診察料金のお支払い方法として医療機関でお役立ていただいている例があります。
そのひとつが『メールリンク決済サービス』というサービスです。
医療機関側から患者さんにメールを送り、メールに記載されているURLを開くとカード情報を入力する画面が立ち上がるという仕組みになっています。
インターネットに接続できるPCが1台あれば 簡易的に導入できるため、医療機関をはじめとする多くのお客様にご活用いただいています。
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今後の課題は「ECサイト公開後の集客」
――飲食店や医療機関など、さまざまな業界での変化が考えられるのですね。
そのうえで今後、事業者側にとってはどのような課題が出てくることが考えられますか?
碓井様:これまでの課題は、「外出自粛によって店頭への客足が遠のいてしまったという問題をどう解決するか」という点でした。この課題におけるひとつの解決策が、ECサイトを立ち上げるという方法ですよね。
これからの課題は、「実際にECサイトを作った後、集客をどのようにすればよいか」。そして、「よりECサイトの売上を伸ばしていくにはどうすればいいのか」という点です。
多くの事業者様が同じ考えでECサイトを始められているため、これからは競合に勝つための工夫が必要になっていきます。
また、ECサイトで消費者に行動を促すために必要な工夫は、対面でのお店づくりとも異なる部分がたくさんあります。
――そのような課題を解決するには、具体的にはどのような対策が効果的なのでしょうか?
碓井様:まずは、ご自身のECサイトやユーザーについての分析をしっかりと行うことですね。
ご自身で現状を把握できていないことには、どうしても改善はなかなか難しくなってしまいます。
そのうえで、サイトの構成や集客の方法を見直したほうがいいのか、もしくは決済サービスの見直しを行ったほうがいいのかという改善策を考えていく必要があります。
たとえば、今までクレジットカード決済のみを扱っていたサイトでも、未成年からのニーズが意外と多かったということがわかれば、コンビニ決済やQRコード決済などの未成年でも利用できるサービスを導入することで売上の拡大が見込めます。
もちろん、「決済サービスを追加したいけど、どの決済サービスを選べばよいのかわからない」といった場合もご相談いただければ、お客様に寄り添った最適な提案をさせていただきます。
また、弊社は基本的には決済サービスを提供するという位置づけではありますが、今後はサイトの集客や構成のアドバイスなど、ECサイト運営の面でもお客様をサポートすることができれば、と考えております。
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これから新規に非対面サービスを始めるには?
――ECサイトを立ち上げて、非対面決済を導入したので終わり、ではなく、むしろ導入後のお客様こそ決済サービスのプロフェッショナルである貴社のサポートが重要になるのですね。
ちなみにですが、「これから新規にECサイト(や、非対面のサービス)を始めたい」とお考えのお客様からはどのようなご相談が多いのでしょうか?
碓井様:運用に関するご相談が多いですね。
初めてオンライン決済を導入される事業者様が多いため、「自分達の事業にはどのような決済が適していてどんな運用をしていくことが最適なのか、まずは相談したい」というご相談をよくいただきます。
また、中には「ECサイトを始めてみたいけれど、どのように始めればよいのか全くわからない」というお客様もいらっしゃいます。
――そのようなお客様にはどのようなご提案をされていますか?
碓井様:同じお悩みでも、お客様ごとに適切な決済サービスや運用方法はさまざまですので、まずはお客様のお悩みを掘り下げてヒアリングを行ったうえで最適な提案をさせていただいております。
弊社では「お客様に寄り添う」ことをテーマのひとつとして掲げているため、お客様としっかりとコミュニケーションをとることを大切にしています。
ですので、全くの初心者で始め方もわからないという場合も、まずは一度ご相談をいただければと思います。
- 今後は業種を問わず、非対面決済を導入するサービス形態がさらに増えていくことが考えられる
- ECサイトにおける今後の課題は、サイト公開後の集客や運用
- ソニーペイメントサービス株式会社では、導入後の改善提案までしっかりとサポートします
非対面サービスにおいて、今後は集客の面が課題に。迷ったらまずはプロに相談を
今回は、ソニーペイメントサービス株式会社の碓井様にお話をお伺いしました。
今後のwithコロナの時代では、ECサイトをはじめとする非対面のサービスがより増えていくことが考えられます。
そのうえで大切なのは、集客方法やサイト内で消費を促すための工夫を行うことです。
サイト内の構成などの改善はもちろん、時には決済サービスの見直しや追加を行うことで売上の拡大が期待できる場合もあります。
見直しをお考えの際は、やはり決済サービスを知り尽くしたプロへのご相談がおすすめです。
ソニーペイメントサービス株式会社様では、業界・業種を問わず幅広い分野で非対面決済サービスの豊富な導入実績があります。
「ECサイトを初めてみたけれど、売上に伸び悩んでいる……。」
「自社でもオンラインのサービスを始めたい!」
このようにお考えの事業者様はぜひお問い合わせください。
▶ソニーペイメントサービス株式会社様へのお問い合わせはこちら
- 社名:ソニーペイメントサービス株式会社
- 所在地:所在地:東京都港区高輪1-3-13 NBF高輪ビル6階
- Webサイト:https://www.sonypaymentservices.jp/
「お客様に寄り添う」をモットーに、お客様ごとに最適な決済代行サービスの提案や導入に関するサポートを行っており、多種多様な業種での決済代行サービス導入実績がございます。
また、非対面取引(オンライン)向け専業の決済代行会社で唯一、主要カード会社16社・21ブランドとダイレクトにネットワーク接続をしている強みを活かし、独自の不正対策ソリューションを提供しています。
この記事を書いた人
編集部員 城下
EMEAO!編集部員の城下です。雑誌編集者と人材コーディネーターの勤務経験を生かし、現在はWebコンテンツの作成を担当しています。業者選定ガイドでは真っ白でクリーンな情報を届け、皆様にとって有益な知識の溢れるお城となるようなメディアを目指します。よろしくお願いします!