スキャニングで納品できる3つのファイル形式の特徴
公開日:2021.01.07 最終更新日:2021.07.26
本記事では、スキャニングで納品できる3つのファイル形式と各形式の特徴を解説します。
これからスキャニングを依頼する事業者様は、ファイル形式選択の際の参考にしてみてください。
スキャニングで納品できる3つのファイル形式
スキャニングを行って電子データ化する際、ファイル形式を選択する必要があります。
ファイル形式とは、コンピュータ上のデータをどのように扱うかを定めた規約のことです。
データに拡張子を付記することで識別されます。
スキャニングで利用されるファイル形式として代表的なのは、画像データに使われる「JPEG」や「TIFF」、文書に適した「PDF」の3種類です。
すべて統一したり、ファイルごとに拡張子を変更したりすることも可能なので、契約を取り交わす前に必ず考えておきましょう。
基本的には、どの形式であっても処理費用が異なることはありません。
また、スキャニング業者に希望を伝えれば、JPEG、TIFF、PDFといった代表的なファイル形式以外で納品してもらえることもあります。
スキャニングで納品できるファイル形式それぞれの特徴
ファイル形式の違いを理解し、スキャニングを行なう際に保存するデータの内容・データ化後の使用法に適したファイル形式を選択できるように、ここではそれぞれの特徴を説明します。
ファイル形式①JPEGの特徴
JPEGはよく写真のスキャニング時に使用される、静止画像データの圧縮方式の一種です。
圧縮率が高く、フルカラーの画像を扱えるという特徴があります。
また、パソコンはもちろんのこと、スマートフォンやタブレット端末でも閲覧することができます。
Photoshopなどの画像編集ソフト、Illustratorなどのグラフィックデザインソフトでも開くことができるので、使い勝手がよい形式といえます。
圧縮率は自由に設定できるため、データ容量の節約にも効果的です。
ただし、一度圧縮する以上、データの劣化も起こるので、注意が必要となります。
ファイル形式②TIFFの特徴
TIFFは様々なプラットフォームやソフトウェアで利用できる汎用的な画像データ形式です。
非圧縮形式を選べるので画質の劣化が起きないのが特徴です。
特に白黒2色のデータ化に強く、設計図などの大きなデータに有効で、1ファイルに複数の画像データを持つことができるマルチページ対応となっています。
ただし、非圧縮形式を選ぶと容量が大きくなることもあります。
ファイル形式③PDFの特徴
PDFは画像データというよりも、電子文書のファイル形式です。
JPEGやTIFFでスキャニングされたデータの最終的なフォーマットとして多く使用され、特に書類のスキャニングの際によく選択されます。
PDFは1ファイルの中に複数の画像をまとめることができるのが特徴です。
また、PDFは無償のリーダーが普及しているため閲覧しやすく、WEB上での配布やメール等のやり取りに適しています。
さらに、暗号化などのセキュリティ機能も備わっています。
スキャニングで選択できる代表的なファイル形式は「JPEG」「TIFF」「PDF」の3種類
以上、スキャニングを依頼した際に選択できる3つのファイル形式と各形式の特徴について解説してきました。
画像データの場合にはJPEGやTIFFを、文書データの場合はPDFを選択するのが一般的です。
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この記事を書いた人
編集部員 河田
編集部員の河田です。編集プロダクションでの書籍編集の経験を経て、現在はEMEAO!のWebコンテンツ編集・執筆とお客様へのインタビューを担当させていただいています。日々、コツコツと皆さんのお役に立つ情報を発信していきます!よろしくお願いします。