絵画を傷つけずデータ化できる非接触型スキャン
公開日:2020.07.28 最終更新日:2021.08.13
この記事では、絵画を傷つけずにデータ化する3つの方法と非接触型スキャンについて紹介します。
絵画のデータ化方法にお悩みの事業主様は、ぜひご一読ください。
絵画を傷つけずデータ化する3つの方法
ここからは、絵画を絵画をスキャンしてデータ化する3つの方法を紹介していきます。
方法①スキャンサービスを使用する
絵画スキャンにかかる費用は1枚数万円からと高額ですが、スキャンサービスを利用すれば専用の機器を使って高い解像度で作品を保存できます。
平置きした絵画に上からカメラとライトを当て、同時に移動させながらデータ化して取り込む方法が一般的です。
筆のタッチや絵の具の粒感など細かなニュアンスをそのまま残せるので、全体にピントの合ったクオリティの高い完成品を期待できます。
さらに色調補正などの付随するサービスを受けることで、より原画に近い調整を依頼することも可能です。
原画そのままの風合いを残しておきたいという方に、もっともおすすめの方法です。
方法②自分で写真撮影を行う
一眼レフカメラやスマホカメラなどを使い、自身で直接絵画を撮影する方法です。
既存の設備を使えるため、コストが安く済むというメリットがありますが、撮影する環境によって完成品のクオリティに大きく違いが現れてしまいます。
写真撮影に必要な器具は以下の3つです。
- カメラ(一眼レフカメラ・スマホなど)
- 照明器具
- 三脚
十分な明るさがなければ色調が変わってしまい、鮮明な画像を撮れないため、照明は部屋のものだけではなく、別途用意をしたほうがよいでしょう。
撮影の際は、光が反射しないようにライトの位置や角度も細かく調整しなくてはなりません。
手ブレや角度のズレが起こらないように、三脚などカメラを固定できる機器も必須です。
ただし、個人の技量には限界があるため、一部ピントの合っていない仕上がりになることも珍しくありません。
また、専用のスキャナーを使った場合に比べると、ニュアンスは失われてしまいます。
あくまでもコストを抑えて作品を残すためのインスタントな方法として、理解しておきましょう。
方法③写真スタジオに依頼する
絵画の写真撮影をプロのカメラマンに依頼する方法です。
自身で撮影を行うよりも高いクオリティで電子データ化できるだけでなく、撮影用の機器を用意する必要もありません。
自宅やオフィスに十分な撮影スペースがない場合にも有効です。
撮影に使われるカメラもプロ仕様のものなので、極端な拡大にも耐えられる程高い解像度でのデータ化が可能です。
また、スキャンサービスと同様に色調補正を行ってもらえる場合もあります。
1枚あたりの費用は3,000円程度が一般的で、スキャンサービスを使うよりも格段に安いです。
撮影用の機器をまったく持っていない方にとっても、コスト削減になる可能性があります。
絵画をデータ化するなら非接触型スキャンがおすすめ
絵画をスキャンする際は、絵画とスキャナーが直接触れ合わない非接触型のスキャナーで行う方法がおすすめです。
一般的な事務機器にあるようなガラス天板で挟み込むタイプのスキャナー(フラットヘッドスキャナー)で絵画スキャニングすると、原画に取り返しのつかない傷がついてしまう可能性があります。
また、強い光を至近距離で照射するため、光のダメージにより劣化が進んでしまう可能性も無視できません。
仕上がりも平面的なデータになってしまうため、絵画の立体感が失われてしまい、クオリティにおいてもいまひとつです。
スキャンサービスに依頼する場合にも、必ず非接触型スキャナーでの作業が可能であるかを確認しておくことが重要です。
絵画をスキャンしてデータ化する際は用途に合わせて方法を選びましょう
今回は、絵画をデータ化する3つの方法を紹介しました。
絵画をデータ化する際は用途に合わせて方法を選びましょう。
絵画を美しくデータ化したい際は、スキャニングサービスを利用するのがおすすめです。
とはいえ、絵画をスキャニングしてくれる業者を探すのは難しいですよね?
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この記事を書いた人
編集部員 濵岸
編集部員の濵岸と申します。コンテンツ作成と取材を主に担当しております。身長が低いため学生時代は「お豆」と呼ばれていました!豆らしく、皆様の役に立つ記事を「マメに豆知識を!」の意識で作成します!どうぞよろしくお願いいたします!